47RONINのレビュー・感想・評価
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新解釈による赤穂浪士的なファンタジー
日本的、武士的、時代背景等を深く求めないことにして鑑賞すれば、とても良いファンタジー映画。
衣装もMadonnaの「nothingreallymatter」でゴルチェがイメージするジャポニスム的な美と似ていとても斬新で美しい。
セット、背景も何処のおとぎの国?的な解釈でみると素直に楽しめる。
少し残念だったのは、キアヌを配役として物語に入れるなら、もっと練り込んだ設定が欲しかったです。
2024年、現初鑑賞でしたが十分に楽しめました!
浪人=Ronin?
評価するまでもないでしょう。必ず日本を絡めたアメリカ映画は要所で土下座を使う。意味分かってんの?って感じ。観てるこっちが恥ずかしい。内容は、これまた有名な忠臣蔵を再現。日本伝統の文化やサムライ気質は、絶対に海外では理解不能でしょうね。だって、エンペラーの意向に逆らったら自殺ですもん。それが美徳とされた独自の文化は、同じ日本人でも理解不能。悪しき風習ですな
演技に関してはとても素晴らしく、特に真田様は安定でピカイチでした。その他俳優人も悪い所は無かった。でも、何かアメリカ映画にチョイ役で出てくる日本人オールスターみたいな感じでしたねこの映画笑
キアヌ無駄遣い、日本伝統誤解釈、土下座やお辞儀使用方法の間違い、凛子悪役似合うが物怪は無いでしょ? が、この映画の全て
キャストがアツい
忠臣蔵をベースに、赤穂浪士の物語をハリウッド化した作品。
キャストがアツくキアヌリーブス、真田広之、浅野忠信をはじめ他日本人キャストを多く出演させているのが嬉しい。柴咲コウはこれがハリウッドデビューですよね?
美術や展開はファンタジックよりで、それと「もののけ」を感じるシーンがいくつかみられました。
ゴージャスなキャストと映像なのですが、個人的に何処か置いてきぼりにされている感じがあったんですよね。
しかし思ったよりちゃんと調べている様子は見えました。
あと浅野が浅野を語るのは面白かったです。
いやしかし、ハリウッドが作るとこうなるんですね?そうゆう面白い発見はあった作品です。
浅野忠信が浅野内匠頭を討つ
絶対ダメだなやつだよな!と思いながら観たけど、
見方を変えればそれなりに楽しめた。
まず初めに鎖国の日本のナレーションが入るのだけど、
忘れましょう。
忘れて日本ではない日本をモデルにしたファンタジー
だと思って見ること!
じゃないと、まぁ外国人の想像する日本だよな、
許容範囲内と思ってたら化け物が出て来てたまげます。
日本ではないファンタジーで赤穂浪士を下敷きにしてる
と思って見たら、
案外日本のこと調べてるな、武士道に習ってるなと
思いました。
大石が敵討ちを決めてキアヌに会いに行くのだけど、
その時のキアヌの態度は少し腹が立ちます。
位が違うのだからその言葉遣いはないだろうと思うの
だけど、
あとは妖怪大戦争なんかの映画と並列だと思って見れば
スケールも大きくて楽しめました。
クライマックスは「カリオストロの城」かな?
妖術を使い主君を切腹に追いやった吉良を狙う、大石と鬼子の物語。
「忠臣蔵」をモチーフにしたSFダークファンタジーですね。酷評を聞いていただけに観るのを躊躇っていた作品ですが、CS放送を機に鑑賞。観た印象は・・・酷評する程でもなかった・・・と言ったところです。
これを「忠臣蔵」として観てしまえば、日本人として許しがたく感じてしまいます。
しかし、姫を助けにいく繋がりで「里見八犬伝」として観てしまえばどうでしょう。VFXの確かさと迫力は流石ハリウッド。そして、キアヌ・リーブスと真田広之のアクション。ストーリーも、ラスボスを倒す迄の手順を上手に組み立てていて、好印象です。衣装に関しては、煌びやかなアジアテイスト。もう少し日本に寄せて欲しかったところですが、「里見八犬伝」と考えれば・・・我慢できるかな?
私は字幕放送で観ましたが、キアヌ・リーブスを除き、全て日本人を使っているのも良いですね。ワイスピもそうでしたが、ハリウッドではアジア系を日本人として配役していますからね・・・
ただ、全体的に軽い。上で「上手に組み立てていて」と評価しているストーリー展開ですが、一つ一つの展開が軽く、ゲームのイベントを消化しているレベル。尺の関係があるのであれば、ストーリーを一つ潰してでももっとしっかりとしたものを観せて欲しかった。或は、もう少し上映時間を長くするか・・・編集の段階で監督が外されていたと・・・とネット記事を観ましたが、関係はあるのでしょうか?
また、浅い。主人公である鬼子の出自や生い立ち、姫や大石との関係等は、もっとしっかりと描かないと、ラストに説得力が生まれません。
私的評価は3にしました。
見終わった後に「これもありかな」と思わせる
相変わらず中国なんだか日本だか分らない風景・舞台設計・衣装・振る舞いとか突っこめばキリがないが、彼らから見たら区別がないのだから仕方ないと割り切れば、面白いかも。きちんと日本の城で石垣も映っていたり、局所的に研究の後がうかがえるのは不思議でもある。
日本ではメジャーな史実ながら、海外の人に受けるテーマなのかなあ? 主君の敵に復讐まではいいけど、その後全員そろって切腹は理解できるのか?
この壮大な切腹シーンと、姫お付きの女性の丸い眉には笑ってしまったが、柴咲コウや菊地凛子も久しぶりに見たし、サムライ映画での真田広之の存在感も確認できたし。エンターティメントとしてはこれもありかな、と。
キアヌ・リーブス版 里見八犬伝
結構レビューは評価悪いけど、私はすごく楽しく観させてもらいました!変な獣出てきたところで一気に惹き込まれたし、また観たいです!
全編通しての感想としては、私が真田広之の里見八犬伝が大好きなので先入観で見てみたら、やっぱり里見八犬伝みたいな感じだったWWW
キアヌの演技を初めて観たけど、爽やかでかっこいい!それに和服の着せられてる感も可愛いWWW
それにしても真田広之は色気があるねー!元JACなだけありアクションは安心して見ていられた。表情だけで心の動き表すの上手すぎ。穴蔵に1年入れられても挫けなくて良かった。
柴咲コウは姫役よくやってるけど、似合うね。英語も本人の声に聞こえなくて、吹き替えてんの?と思うぐらい上手だった。
赤西はまだKAT-TUNです!みたいな顔してて草。オーラはあるけど武士なら(武士じゃないかも知れないけど)髪結べ。顔はいいぞ。
菊地凛子はハリウッドで有名かもだけど、何せブスなのでちょっと…。悪役のヒロインポジなんだから、もっと妖艶で綺麗な人は他にいたはず。
デブが死んじゃった時はデブー!(泣)となります。コメディー要素ぶっ込んでくるのさすがです。名前知らないけど。(あとで調べます)
私的には面白かったので、ハリウッドにはまた侍ものに挑戦してほしいなー!
異質な四十七士
キアヌリーブス扮する塊は、どこから現れたのか鬼子と言われ、浅野赤穂城主に救われたところから始まる。
武士の兜がまるで蒙古の様だし、あまりにも異質だ。キアヌリーブスの和装もいけていないし、真田広之扮する大石内蔵助も浅野忠信扮する吉良上野介もハリウッドが日本を描くとこんなにされてしまうのか。徳川将軍のみっともなさとか日本人俳優からは異論を唱える事は出来ないのかなどと思ってしまうね。柴咲コウもハリウッドデビューの様だがこれでは嬉しくもなかろう。
美談の赤穂四十七士の討ち入りをテーマにしてもらっても前半で既にこんなのを見せられては残念としか言いようが無い。これは別物と思おうとしても日本人は無理だね。
何がしたかったのか…。
日本に興味を持って、日本テイストの映画を作りたかったというのはわかるのだけれど、何もかもが中途半端。
物語、演技、演出、映像…。
映像はCG多用でド派手で綺麗。
殺陣も、棒切れ振り回しているみたいな刀遣いはあるけれども、肉弾戦も交えて、かえって実戦の迫力を出してくれる。それでいて、舞を見ているようなきれいなシーンも。真田氏がアレンジしたのかな?
それでも、それらが物語と絡んで”映画”として興奮させない。あくまで、配信動画のシーンを見ているよう。
惜しい…。
いっそのこと、舞台設定もSFか異国かに、俳優陣も日本人ではない人々で、作り変えてしまってくれた方が楽しめた。
監督、役者、美術等、制作にかかわる人々のインタビュー動画を観れば、一生懸命に日本のことを調べて、アレンジしてくださったことがわかる。それには、感謝。
でも、日本人から見たら、外しているんだよな。(私だけ?)
王が仁のある政治を行うときに現れる神聖な生き物とされる麒麟(by『礼記』)を殺しちゃまずいだろう。いや、そんな瑞獣を殺したから禍がやってきたという前振り?
武士道通す武士の家で、家長がいる前で、立て膝でご飯を食べるなんてありえない。不作法な、下町のちゃぶ台でならあるけれど。
将軍の前で突っ立つな主税!まあ、その辺の作法は、今の日本の若者も知らないからしょうがないけれど。
恩義を感じて、恩ある人の為に命投げ出すって、別に武士道ではないし…。
いっそのことカイと姫のロマンスを軸にすれば良かったのに。
主従関係が描けていないから、主君の仇と言われてもね。
害をなした魔物を成敗しにいったように見える。
元々の『忠臣蔵』を成立させている前提がない。(日本人ではないので当たり前だが)
単なる忠義だけで討ち入りに行ったわけではない。忠義を期待する世間の眼というプレッシャー。再就職という道はほとんど皆無(女は二夫にまみえずと同じように、主君を変えることへの偏見…。ましてやお取りつぶしに合った家の家来という偏見)。今の日本ではやりの「ありのままの」ではなく、”役割=世間から期待される自分”を生きていた人々(そしりへの恐怖)。
物語『忠臣蔵』として形が作られる後世の世間全体に鬱屈していた幕府への不満が、仇討ちを煽ってもいた。
日本の忠臣蔵関連の物語は、講談等のスピンオフも含めて、各浪士や、それを助ける人々の、命や立場をかけた苦渋の決断の話が前提。もしくは、敵討ちをさせまいとする吉良側と敵討ちしたい大石側の攻防が多い。
そこらへんの人間ドラマを描いていないから、とっても薄っぺらく思えてしまう。
もしくは、忠臣蔵から離れて、カイを主人公にして、奴隷から仲間に入れてもらう復権のプロセスがもっと描かれていたら、重厚なドラマになったのだろうが、非常に表面的にしか描かれない。
役者では、真田氏が圧巻。
『るろうに剣心』を観ちゃうと、浅野さんと真田さんの殺陣より、田中さんを吉良にして、田中さんと真田さんのガチ対決の方が観たかったような。
(田中さんは本来舞踏家だけど、真田さんも日本舞踊の名取だから、殺陣も舞踊のように綺麗で迫力あるだろうと思う)
まあ、あえて泥臭くを狙ったのだと思おう。
同じ日本を扱ってる映画なら『ラストサムライ』の方がまだ日本の精神を描こうとしてくれている。
でも、観るべき所が全くないわけではないので☆2つ。
続編が作られるとか。
主人公を含め、主要人物のほとんどが死んでいるのに、どういう話になるのだろう。
主税が主人公?
吉良やミズキ、カイが復活?
見たいような、怖いような…。
いやぁ〜なにこれ😂
赤穂四十七士の仇討ちストーリーを題材に、思いっきり流れも背景も登場人物も変えた独自の物語。
いやぁもぉキアヌ・リーブスに白人達がハーフ!ハーフ!って…もう笑うところ満載でキャスティング素晴らしいのに感動出来ませんが、とにかく面白いです。
で、やっぱり中国っぽさと西洋っぽさと日本っぽさの和洋中を折中した衣装とメイクと自然風景と建造物に笑ってしまった。ごめんね。
至って真面目な脚本と演出なんだけど、日本の俳優陣が英語喋って演技してるのを観てるのもニヤけてしまいます。
ナルトの九尾の狐からのネバーエンディングストーリーのドラゴンになってる感もオモロ。
笑ってごめんなさい×1000000……
全体的に良い出来👍日本の若い世代に観て欲しい^_^
キアヌさんは味の有る役者さんって
今回も証明された感
真田裕之、柴咲コウの演技も素晴らしく
四十七士の赤穂事件には大分と脚色されていますが、お姫様を救う系と恋愛物っぽい仕上げは
世界中の老若男女に受け入れ易く
其の中に、しっかりと武士道精神が表されていて
古き良きJapanese cultureを外国人でも違和感なく受け入れ易い良い感じの作品でした。
武士道精神が薄れて行く中
1番観て欲しいのは、日本人の若者達かも
日本人としてみれば
和訳が微妙にキアヌ・リーブスが真田裕之に偉そうで違和感ありなのと
龍は日本では善のイメージなので
九尾の狐辺りが本当はしっくり来るかな
SFXも違和感なく
全体的に良い出来でした。
因みに家の菩提寺は大阪の寺町にある義士の寺で思い入れも一塩です。
パラレルワールドと思ってみれば
ロードオブザリングの世界の中で中つ国とは遠く離れた日本という独自の文化形態を育んだ場所での話。
そう思ってみると割りきれた。
灰色の魔法使いならぬ緑の魔女はいるし、エルフではなく天狗がいるし、ドラゴンはいた。
そしてハリウッド映画でよく見る日本人、真田広之、菊地凛子、浅野忠信。
安定してるが、浅野忠信ってハリウッド出るほどの役者か?いつも思う。
スターはキアヌ。
でも今回のキアヌは表情よくないね。乗り気じゃないんだろうね。
でもなんだろうか、気持ちに迫ってくるものがあった。舞台背景が忠臣蔵だからだろうか。
話の展開がわかっている安心感と、逆に先がわかってるという面白味の無さ。
そこで見せ場がアクションシーンになるが、そこはさすがの真田広之。しっかり魅せてくれる。
ハリウッドで忠臣蔵が題材として取り上げられたという嬉しさもある。
泉岳寺の義士祭に今年も行こうかと思う。
50点
映画評価:50点
元々忠臣蔵が好きで観たかったのですが、
評判が悪かったので心配していたのですが
杞憂でしたね!
本来の忠臣蔵とは年齢設定から、物語、登場人物と全くまって違いますが
これはこれで面白かったです
日本の時代劇映画って、ほとんど薄暗くイメージがあって地味で質素な雰囲気なので見ていると、眠くなってしまう傾向があるのですが
この作品はカラフルで、ストーリーも分かりやすく、とても見やすかったと思います!
海外から見た日本の不気味さ、不思議な魅力さを実感できる興味深い作品でした
日本ってこんな風に思われているんだ(笑)
忠臣蔵=ハラキリか?
オープニングは『もののけ姫』風のエピソード。鬼子のカイ(リーヴス)という人物を中心に添えたためにそんな怪物を登場させたんだろうけど、その時点で忠臣蔵ファンとしては納得いかないものとなった。そして菊地凜子が妖術使いで、浅野(田中泯)をたぶらかせて吉良(浅野)を襲わせるという設定だ。
“SAMURAI”というアメリカ人の感覚は結局のところ“ハラキリ”という美学に集約させただけのような気がする。
ハリウットが手掛けた忠臣蔵
日本では誰もが知る、47人の赤穂浪士による仇討時代劇をモチーフに、VFXを駆使して描いたハリウッド版『忠臣蔵』。単に史実を忠実に描く時代劇とは一線を画し、そこは、ハリウッド。VFXもふんだんに取り入れて、壮大なスペクタクルなアクション・ファンタジーとして仕上げている。
主演は『マトリックス』のキアヌ・リーヴスだが、真田広之や浅野忠信、柴崎コウ、菊地凛子といった、国際的にも活躍する日本人俳優を、主要人物として起用している。日本人の魂とも言える時代劇を、ハリウッドらしい斬新なアイデアと視点と共に、リメイクしているのは、嬉しい限りである。
ストーリーは、吉良の裏切りによって、浅野家のお家取り潰しとなった赤穂浪士47士が、大石内蔵助の士気の元、主君・浅野内匠頭の仇討として、吉良を討ち取るという『忠臣蔵』が、メインス・トーリー。そこに、浅野家に拾われたはぐれ者のカイも赤穂浪士に加わり、吉良家に奪われた浅野家の娘・ミカの奪還も、盛り込まれている。
そして、カイが武術を学んだ天狗や吉良家を妖術で操る魔女、猪のバケモノの様な怪物等、様々な魔物まで登場させ、ダーク・ファンタジーとしての色彩も濃くなっている。そして舞台となる城やその風景なども、日本の時代劇とはひと味もふた味も違う、奥行きのある壮大な映像がとして映し出されていた。
但し、女性の着物や背景としての山々は、日本の期もの原風景とは程遠く、どうしても中国よりの風景になってしまい違和感はあった。真田や浅野といった日本人キャストやスタッフが、映像づくりについて、もう少し進言して欲しいと思う。
とても良質なファンタジーバカ映画
期待を裏切らなかったバカ映画。素晴らしい!
服装や背景の美術センスが最高で、こういうのは日本人が逆立ちしたって作れない。いちいち背景が遠くまで続く草原と岩山といった具合で壮大で、建物はたいてい中国風。お城は俊鋭な山岳の頂上。ラスボス戦にしろステージ構成にしろ、ダークソウルっぽい。もしくはメタルギアソリッド。
特に印象に残ったのはゴシックな舟がぎちぎちに密集したダークファンタジーな出島(出島をこういう風なビジュアルに昇華できる発想が本当にすごい)や、数秒しか映らなかったけど道端にお地蔵さんのノリで鎮座する10メートルはありそうな仏像。
話も赤穂浪士の設定は申し訳程度しか、本当に申し訳程度しか盛り込んでおらず、結局のところは『隣の悪い城の城主にお姫様が連れされたたので、仲間と試練を受けて伝説の聖剣を手に入れ、ドラゴンを打ち倒して姫を奪還する』という騎士物語風のものになっている。
最期のシーン、介錯なしでの集団切腹ってきっと地獄のような光景だっただろうな…。
しかし冷静に考えると、こんなコッテコテのコンピューターゲームのようなファンタジー映画は、実は思い返すとかなり希少で、それだけでも十分価値のある作品のように思える。
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