「見応えあり。続いても良さそうですが、これで完結なんですね?」ダークナイト ライジング 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
見応えあり。続いても良さそうですが、これで完結なんですね?
クリストファー・ノーランのバットマンシリーズ第三作目=完結編。前作『ダークナイト』の8年後という設定。
正直、これまでの1作目、2作目を見ておけば良かったと思いました。少なからず、前作から話が続いているので、マッサラな状態でみると情報が欠けた状態で理解がイマイチ。物語自身は重厚で、深みのある話で非常に面白いと感じたので、情報不足が残念。
今回は、キャットウーマンとしてアン・ハサウェイが出ています。清楚なイメージの彼女が演じるダークな役どころは、非常に興味深いです。
ですが、今回私が一番注目したのは、マリオン・コティヤール。単に、彼女が好きということもありますが、小悪魔的だったり、キャリアウーマンだったりと様々な役を演じる彼女は、真の女優ですね。今回も、「えっ!でも、やっぱりそうか。」と言う役を演じます。ネタバレになりますが、核融合炉起動の件で、「なんか変」と思ったんですよね。
それと、トム・ハーディにもビックリ。『Black & White/ブラック&ホワイト』で演じた役どころとは一変。怪物を演じています。知っていても、同一人物とは思えないです(苦笑)。
その他、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットにも注目。ラスト近くで語られる、彼の本名に注目です。
いやぁ、それにしても、壮大な世界観ですね。1作目・2作目とちゃんと繋がって、話が完結しています。素晴らしいです。クリスチャン・ベールのバットマンとしては、一応完結していますが、バットマンの主要出演者がこれで出揃ったので、本当ならばここから物語が始まるんですけどね。
繰り返してしまいますが、見応えのある映画です。