劇場公開日 2011年9月17日

「切ないけれど、優しい」蛍火の杜へ AKIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5切ないけれど、優しい

2024年11月28日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

ずっと観たかった作品。

淡々と描かれていくけれど、
出逢いから、周りの妖と同じように、あたたかい気持ちでこちらは見守りながら、
毎年毎年という時間は確実に流れていて。
だけどずっと変わらなくて、
長い時間だからこそ、想いは育っていく。
こぼれる想いのなんてキュンとすることか…。

変わっていくひとの世界とは
やはり別世界で、
別れは悲しすぎて切なすぎるけれど、
主人公の彼女が本当にいい子で、
この先の彼女を思うと救われる。

短い短いと皆様のレビューにあるとおり、
たしかに映画と思うと短いけれど、でもテレビ放送でのアニメ作品に慣れてるからか、気にならなかったかな…。それよりむしろ、こんなに余韻が残るような、入り込める作品を、この時間にまとめてるってすごいのでは…
私は余韻がすごくて、見終わってすぐまたリピートしてしまった。
短いからこそ何度でも観れるともいえる(笑)
また観たくなると思う。

(追記)
原作をあとから読んだ。
作品を大切にして、とてもきちんと作られているのがよくわかる。ふくらませてくれてる部分もたくさんあって、ますます短いとは思えなくなった(笑)

AKI