劇場公開日 2011年10月7日

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「He spoke」猿の惑星:創世記(ジェネシス) Kjさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5He spoke

2017年8月14日
iPhoneアプリから投稿

三作目の公開が近づく中、再視聴。
主人公はシーザーであって、彼の人格(?)の発現から居場所が用意されていない社会との対峙が興味深い。キャラクター造形の素晴らしさは、その技術的克服のみならず、味わい深い設定と共に賞賛に値する。金門橋の合戦は、分かりやすい構図から戦術的工夫を際だたせて描写する。シーザーの勇姿は強烈で、戦闘シーンとして最上級といって良い。
人間社会は対照的に救いようがない。引き立て役に過ぎる感も否めず、飼い主、所長、牢番共に、弁護のしようがないありさま。「そうだ、お前が全部悪い」と最後に突っ込んだ方も多いのでは。

Kj