ダーケストアワー 消滅のレビュー・感想・評価
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恐怖を生まないモンスターホラー
キラキラぼやぼやした光のような”何か”が降ってきた。
それは生物を捕食して分解してしまう。
視認しにくいモンスターから逃げ惑うことになる…
モスクワ全土から人がほぼいなくなる絶望的状況。
ジャンクで作る電磁波銃で反撃のきっかけを見出し、妙にモンスターの情勢に詳しい兵隊さんの登場からグラデーションが狭すぎてどうにもシリアスになりきれないチープな印象。
モンスターデザインが曖昧なのでそこに視覚的な恐ろしさはなく、死亡シーンは苦痛を感じる暇もなさそうな人道的なので、最悪のケースでも安心できてやっぱり視覚的に怖くない。
ロシアが舞台なのも何か意味があったのだろうか?
キナマン観たさに…
電磁波エイリアン
見えない電波怪獣ホラー、たしかに光で細工できればCGは安く済むでしょう。後半になって電波銃で弱体化させると蟻のような姿をチラッと拝めます。そもそも冴えない爺さんが電波銃を簡単に自作してしまうのも都合が良すぎますね。逃亡中に仲間がどんどん死んでゆく様を描くだけ。人間が光に触れると一瞬で粉みじんになってしまいます、救いは喰われないのでグロテスクさが希薄なところでしょう。
何しろ正体不明だから、怖いことは怖いが迫力に欠ける、見どころはアメリカ映画なのにモスクワが舞台というところくらいかな・・。
よく出来た低予算映画の典型
冒頭の、ロシアに来たいきさつを省略すれば、もっとエイリアンとの攻防を深く描くことができたのではないかと思いました。
そもそも、舞台をロシアにしたのは、リアルっぽさを狙ってのものだったのでしょうか。エイリアンの正体もよくわからないまま、結末を迎えます。
人がバンバン死んでいくので、ストーリー的にはシンプルで入り込みやすい設定です。
あれもこれも、といろんな要素を加えていって駄作になるより、極限まで無駄な要素を省いてあとは想像力で補わせるという、うまい作戦です。
VFXがわりと雑で、低予算映画ならではだなぁ。と妙に感心させられました。
映像はチープですが、嘘っぽくはなく、ギリギリ見れるクオリティを保っています。
その正体は電磁波宇宙人
全体的なレビューは低いが、私は割と好きな宇宙人の地球侵略系の映画。
途中までは良かったけど、終盤で潜水艦の中で新しい電磁砲がすぐ作成できた部分はとても笑えた。
そして宇宙人の欠片を何故投げようと思ったのか理解不能。
サブキャラと思ってた人が実は主人公だった、という展開は嫌いじゃない。
こんなロシア兵ばかりだといいのにね。
クラブで知り合ったアニー、ナタリーと行動を共にし、商売敵でもあるスカイラーも合流。オーロラの中から人間を形取ったような光。触れた人間はあっという間に粉砕し、消滅してしまう。クラブの倉庫で数日過ごしたが、外に出てみるとほとんど人がいなかったが、とにかくアメリカ大使館を目指す5人だった・・・
スカイラーは死んで、明かりのある建物へ向かう4人。そこにはセルゲイとヴィカが生存していた。鋼鉄のバー(ファラデー・ケージ)に守られ、エイリアンの電磁波を避ける。守られた部屋でラジオをつけると、原子力潜水艦からのメッセージがあった。アニーとセルゲイ死亡。ロシア兵が助けてくれた。
う~む、エイリアンが地球上の電気を通す金属を採掘するというのは何となくわかる。通電性とかいった点でも興味深いところだけど、結局は防御には何がいいのかわからなかった。何となく攻撃方法がゴーストバスターズに似てた。
面白かった
ヒロインがビックリするくらい可愛くない
モスクワ出張中にロシアンビジネスで痛い目を見たリーマンコンビが鬱憤晴らしにクラブではしゃいでるところに空から降って来た謎の光る物体!それに触れると人間も犬も灰になる!どうも世界中が大変らしいぜ!どうすりゃいいんだ!あれこんなとこにジェット機が落ちてる、ギャー!・・・というのを全部見せちゃっている予告トレイラーを編集した人は物凄く優秀だと思いますが、宣伝としては全く意味がないというかこの作品そのものがこの世に不要。『プレデター』と『宇宙戦争』観てる人間からは「で?」という言葉しか出てきません。あとヒロインがビックリするくらい可愛くないんですが、どなたかエライさんの娘さんかなんかでしょうか?
設定はなかなか
そこそこな仕上がりと言えばいいのでしょうか
透明で見えない、触られたら消滅、電磁波シールド付き、など設定はなかなか面白い設定だし(斬新とまではいかないが、既視感は少なめな設定だろう)、短さもあってダラダラはせずに話は進む。
しかしながらドラマ性としての盛り上がりは少なく、主要人物がやられても悲壮感は足りないし、思ったよりも早めに回避方法が分かるためかハラハラ感も少ない。
そりゃ、早めに回避方法が分からないと防戦一方過ぎるだろうけど、それにしてもせっかくの設定の良さが活きてこないままだし、もったいない。
主要人物たちは5人~4人ほどなので分かりやすいが、唐突な電気技師や軍人っぽいオッサンたちなど登場がいきなりな上に協力的すぎて違和感。
最後のヒロインを助けにいくにしても、一致団結しすぎ。
そして、シールドを破ったときのエイリアンのチープなCG笑(むしろこれを楽しむべきです笑)
まあ、B級SFサバイバルとして楽しんで観られたら勝ちだろうね
他の方のレビューを見て↓
誰もいないモスクワの街中や飛行機など終末感を出すセットは確かに良かったかも。
個性的な侵略SF
舞台がモスクワというのも良いが、侵略してきたエイリアンの存在が個性的で素晴らしい。姿が見えず、オレンジ色の光を放つ彼らは不気味でしかない。さらにその光(稲妻のようにも見える)に触れると人の体が灰と化すという最強とも言える存在だ。
侵略は割りと冒頭で始まり、適度な恐怖感のままテンポ良く進む。その後籠城した主人公らは外へと出る決意を下すのだが、その後はしばらく市街での追いかけっこでやや飽きる。この感じのままぬるいサバイバルで終わるのかと予想していたが、人類の一部で侵略者と戦うべくレジスタンス的な組織を形成しており、それが後半にかなり生きてくるという構成だ。最強とも言えるエイリアンでもやはり弱点があり、それが所々に反映されている点も良いだろう。
本作は完全なB級映画ではあるが、モスクワ市街地に墜落したであろう旅客機などの作り込みは素晴らしかった。設定も去ることながらエイリアンを倒すための武器がいかにも「B級!」という感じで思わず笑みがこぼれる箇所もある。
続編の有無については不明だが、本作は尻切れとんぼなラストを向かえてしまう。それにイマイチ乗れないので不満もあるが、そこら辺のB級SFよりも完全に面白い。忘れた頃にもう一度観たくなる作品だ。
頑張れ!B級!応援してます!
日本では実現しませんでしたが、本作は3D映画です。
本編にも画面に物が飛んで来たりとやや古典的な3D
意識が垣間見れます。
スケールは想像以上に大きかったです。
誰もいないモスクワの町や、墜落した飛行機のセットなどなど、驚かしてくれます。
決してメジャーなSFアクション映画ではありませんが、製作陣の努力が伝わってきて、ちょっとニンマリ出来る作品でした。
エイリアン自体のデザインや設定、登場キャラクターや武器など全てに置いてB級。
ここまでB級感が強いとスカッとします。
この様な映画を観ると、頑張れー!と応援したくなります。
ただ、もしかしたら歴代最強う○こ映画「UFOー侵略ー」を観た後だからそう感じたのかもしれません。
……ですが、映画好きには勧めたい一作です。
侵略エイリアン史上最強クラス!??
空から降る無数の光。その光に触れると、灰となって消えてしまう。
この光こそ、姿の見えないエイリアンだった…!
この手のB級侵略SF映画を作る者たちは、あれこれよくアイデアを考えるものだ。
姿は見えない。触れたら死ぬ。
本作のエイリアン、侵略エイリアンの中でも最強クラスなのでは?
でも、倒せない事は無いけど。
序盤のドラマは安っぽくでつまらない。
はっきり言って、見なくてもOK。
主人公たちのサバイバルが始まって、ようやく面白くなってくる。
灰だらけのゴーストタウンはなかなか終末世界観を感じさせる。
主人公たちの人物設定はB級作品の典型、話も上手く行き過ぎだったりご都合主義も目立つ。
途中で合流するロシア人少女が可愛い。
中途半端な終わり方なので続編狙ってるのかな?
WOWOWで。
ある意味エイリアン映画の王道
見えないエイリアンというとプレデターを連想するが、触れた人間が粉々になるというこの映画の敵は結構タチが悪い。ただ、徐々に弱点が明らかになっていくという、この手のエイリアン映画の王道パターンをきちんと押さえているので思ったよりも楽しめた。でもB級感は否めないのも事実。
まあまあだった
ロシアが舞台で、光体が人間を襲う。光に触れた人間は一瞬にして消滅して人類滅亡の危機が訪れる。
ところが光がロープ状になって人間をずるずる引っ張る場面もあり、意図がさっぱりわからないし、どうやってその対象を選んでいるのか不明で、設定の適当さをうかがわせた。
光体は電磁波の何か集積のようなものなので、鉄やガラスに囲まれていれば大丈夫というのが次第に判明する。だったら車の中は超安全ではないのかとこれまた腑に落ちなかった。
5~6人の若者だけが生き残り、他の生き残りを探すというのが中盤のストーリーであった。ところがこいつらさっぱりキャラが立っておらず、何も感情移入できなかった。若い男女がいるにもかかわらずエロい展開も皆無だし、因縁があるものがいたのに特に根深い対立があるわけでもなかった。変に大人だった。
籠城して電磁砲みたいなのを作っていたデブのおじさんが一番かっこよかった。人間が一瞬で灰になって消滅するので、無残な死体が残るわけでもなく、苦しみもなく、死に方としては理想的な感じで全く怖さがなかった。
スリルも興奮も特にない割にあまり退屈もしなかった。全く面白くないかと言えばそうでもなく、しかし特に見なくていい映画だった。
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