トータル・リコールのレビュー・感想・評価
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現実という名の悪夢
原作はフィリップ・K・ディックの『追憶売ります』。
監督に『ダイハード4.0』のレン・ワイズマン。
【ストーリー】
化学兵器の使用により、地表世界が崩壊し、人類は地下に押しこめられるように生息していた。
貧困層の居住区オーストラリア。
ダグラス(コリン・ファレル)は日々そこで、シンセティック(治安維持ロボット)の生産労働にいそしんでいた。
かわりばえのしない毎日に鬱屈し、幸せなはずの美しい妻ローリー(ケイト・ベッキンセイル)との生活も、暗澹として思えてくる。
それどころか夢にあらわれる謎の女性(ジェシカ・ビール)が、どうしてか頭からはなれない。
夢とも思えないその現実感に悩んだダグラスは、友人のハリー(ボキーム・ウッドバイン)にだけに告げ、記憶の販売業者・リコール社に足を運んだ。
ディックの数ある映像化作品の中でも、初めて二度目の映画化されたもの。
一度目は主演シュワちゃんで大ヒットしました。
監督は『ロボコップ』のポール・バーホーベン。
あのカラフルでキッチュな世界観は、ディックならでは。
で、こっちのトータルリコールは、バーホーベン版のリメイクっていうややこしい経緯になってます。
ディック作品に通底するのは、記憶や現実のあいまいさで自己認識をゆさぶられて、足もとから世界が崩壊するような真綿クビシメの怖さ。
現役で作家されてた頃は、日本においてはいわゆるカルト人気でしたが、その影響は絶大。
『ゲド戦記』のアーシュラ・K・ルグィンや『マトリックス』の元ネタになった『ニューロマンサー』のウィリアム・ギブスン、似たようなテーマを扱った押井守なんかも、もしかして影響をうけたその席に加えていいかもしれません。
小説家では『虐殺器官』の伊藤計劃、マンガ家なら『EDEN』の遠藤浩樹もよくディックの名前を挙げてました。
実はあの寺沢武一原作の『コブラ』の第一話も、モロにこの話です。
うだつのあがらない主人公の男が、気晴らしに楽しい夢を見せてくれるアミューズメントを利用したら、自分がかつて宇宙を騒がしたあの、「宇宙海賊コブラ」であることを思いだすっていうストーリー。
まんまですねー。
自分はディック作品を少ししか読んでないので、語れることも多くないんですけど、ここには挙げきれないほど、とにかく数多の作品が映像化されています。
ディックの映像化作品にふれるたび、文明社会がおちいる悪夢を予見していた洞察には、感嘆を禁じえません。
前にもこんな映画が見たかも
じゃない方のトータルリコール
良リメイク
おもしろかったけどなぁ
何もかも中途半端
より原作寄りを楽しみたいならコチラ☝️
現実が分からない恐怖
ありがちな残念なリメイク。 いちいち変えなくていい部分を変えていて...
ありがちな残念なリメイク。
いちいち変えなくていい部分を変えていて良さが台無し。
違う惑星にいって色んな人種がいる宇宙系のSFだったのが、ただの近未来アクションに。
途中から完全に観る気なくなったけど後半面白くなるかなと期待して観続けた。
結果面白くなる事はなくただただつまらなかった。
頑張りはわかるんだけどね‼️
まあまあ
こんなだっけ?
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