「リコール社で今まで見た映画の記憶消して欲しい」トータル・リコール ゴロンさんの映画レビュー(感想・評価)
リコール社で今まで見た映画の記憶消して欲しい
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鼻から発信機入りのでっかいカプセルを取り出さず、大柄なおばさんの顔も割らず、ミュータントを1人にして、終盤にコリン・ファレルの目を飛び出させずに「トータル・リコール」を作ったらアクション映画になりましたという見本の様な作品でした
前作にあった「センス・オブ・ワンダー≒おバカ」を一切排除し、スタイリッシュさを追究したのか遊びの部分が感じられず、延々派手な鬼ごっこを見せられている感じがしました
雨が降っていたり、ホバーカーや多層構造の高速道路は出てきますが、「強力わかもと」の広告や、屋台でおじさんが「2つで十分ですよぉ」とも言いいませんし、犯罪予防局の刑事もオレンジ色の髪の女性も当然出てこないので、この映画は「ブレードランナー」でも「マイノリティ・リポート」でも「フィフス・エレメント」でもないという事は分かります
せっかく故プリシラ・アレン似の女優さん(CG?)を出して、滞在期間を「2週間」とまで言わせているのに、その後ろにいた男の顔が貸金庫で見つけた偽IDの写真と同じだったので、ミスディレクションにもならず残念でした
もし自分が、説得に来た友達を撃つ時は、脳天ではなく膝を撃ち抜こうという事と、シャロン・ストーンの時よりローリーの出番が増えたのはカミさんだからだろうという事を認識して映画館を後にしました
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