ドラゴン・タトゥーの女のレビュー・感想・評価
全174件中、121~140件目を表示
リズベット萌え萌え
観る側への影響を考慮して映画にはR指定がありますが、世間を知らず、話のわからない子供が映画を観て傷ついていることを考えると、成人指定にするべき映画なのかも知れないと思いました。 このドラゴンタトゥーの女は、あってはならないことだけど現実に起き得る問題の描写があって、受け手にセンセーショナルな感情を与えます。 話の中では、ヒロインといえるリズベットが誰にも相談せず、単独で問題を解決してしまいます。 現実にこんな強い女性がいるかは別にして、リズベットの強さ、美しさを表現するためには必要な部分だから、映画ではわざわざそのレイプシーンに挑んでいるんだと思うな。 男「つか、リズベットかっけー。まじリスペクト。」←こうなります。
ビジュアルにどっぷり浸かれる
158分と長めの映画ですがめちゃくちゃ刺激的な映画でした。全編通して暴力的なんだけどどこかスマートな雰囲気でそれが最後までまったくぶれない映画でした。 まずしょっぱなのOPはものすごくかっこいい。まさにデビットフィッチャーさん監督作品といった感じで「ファイトクラブ」で見せたあのOPのすごさはこの作品でも健在です。 しかしこの映画はビジュアル面だけが魅力ではないのがすごいところ。なんといってもルーニーマーラーさん演じるリスベットとドラマがいい。見た目はかなりのヤンキーなんですが、徐々に現れる感情や乙女心は思わず彼女に感情移入させられます。時より思わぬ行動を取りますがなぜか憎めないのは監督の力量なんでしょうかね。 ミカエルに手を貸した理由があまり語られなかったのですが、おそらく殺された女性への思いやりと女性に暴力を振るう男どもへの怒りからなんだと思います。そう考えるとますますこのキャラに魅力を感じます。 ミカエルの正義感があり心優しいところもよかったです。ダニエルグレイグさんは最初はちょっとダンディーすぎるんではと思いますが、硬派で心優しそうなところはミカエルには必要不可欠だと思えたのでまったく違和感がありません。意外とジェームズボンドに見えなかったですし(笑) ただミステリー部分は少しピースを集める様な面白さがなかったのは残念かなと思います。ですがテンポが非常によかったため真相に近づくにつれて緊張感が出ていたのでこれはこれでとてもよかったです。 ミステリー映画にしては非常に変化球だと思いますが、リスベットとミカエルの物語はとても深いものです。表現はきついですが男の醜い部分を見せるという面では決して無駄ではなかったと思います。 2012年のベスト候補に余裕で入るぐらい個人的にはすごい映画でした。
もったいない。
何かもったいない映画。 ちなみにミレニアム未読です。 だからなのか、 登場人物が最後まで把握できなくて…。 本当は、もっと面白いんだと思います。 リスベットの良さは出ていたけど、 ミカエルを含めて他のキャラづけが薄いし、 本当にもったいない。 続編は違う監督でお願いしたいです。 それか予習しておくか…ですか。
やっぱり比較してしまいますが。
すでに、スウェーデン版を観ていたので・・・少々残念さを感じた。 ストーリーの展開、スピード感は素晴らしく、バランスもよいと思うのだけど、主人公とリスベットとの関係が、なんだか腑に落ちない。 そんなにマッタリされると、そんなのリスベットじゃない、と。 やっぱり、ハリウッド版は、まるくなりますね。
お子様には不向きな良作の謎解き
一記者と普通ではない探偵が知らず知らず、とある大きな事件に巻き込まれ、 各々がゆっくりと大きく渦のように交じり合う。 そして謎が進むにつれ、歪みのある女の心境の変化、 ようやく素直に、普通になれた女の最後の哀愁。 素晴らしいの一言 事件内容やベッドシーンで過激な描写はあるものの、 大人向けのシリアス作品と捉えれば 何の違和感無くその世界観に引き込まれる むしろこのくらいの過激なほうが 凄惨な事件だとはっきりわかり、憎むべき犯人を追う人間たちに共感できる ミステリー作品としての出来は文句無し 話が進んでいく序盤は、登場人物が多くそれぞれの人物を丁寧に映しているので、難しくゆっくりに思えるが、中盤それらの前置きがつながり始め、事件の全容が見え始めると、物語は大きく動き出す そのときの緊迫感、世界観に引き込まれる感じは、まさに名作を見たときに感じれる唯一の感覚 演技派で実力十分な俳優ばかりで完璧なキャスティングに、 脚本、監督ともに展開と撮り方がうまい 二度三度と見て深くストーリーを把握したくなる名画ではあるが、 日本人には不慣れな過激な描写が多い分 見る相手を選んだほうがいい
嫌悪感150%
見る価値なしのただのエーブイ。レイプされているじゃん。これ面白いっていってるやつの性癖ってやべーな!!!!!もう気持ちが悪いの一言。 超長いし、何が最高なのかさっぱりわかんねぇ。 お勧め出来ません。当然100円レンタルレベル。
人間の闇の部分を暴いた力作
寒々としたスウェーデンの風景…そして物語の幕開け。 と思いきやツェッペリンの「移民の歌」(カバー曲である)が独立した1本のミュージックビデオと言ってもいい程のインパクトで流れ出す。 次々と流れるのは無機質でメタリックなオブジェのよう。 さすが数々のミュージックビデオの秀作を生み出したデビッド・フィンチャー… 作品の細部にも作り込まれた拘りが感じられる。 そう、そんなワケですっかり不意を突かれてしまったのだ。 本作品は、スティーグ・ラーソンの著書であるミレニアムシリーズ第一作「ドラゴン・タトゥーの女」の映画化である。 (2009年に本国スウェーデン版もすでに製作、公開されている) まずは長い原作を、よくぞここまで凝縮できたと賞賛すべきだと思う。 映画本編は私感ではあるが、トリロジーとして成り立っていると感じた。 1つ目は物語のテーマであるスウェーデンで抱える問題をリスベットというラディカルな人物を通して提起する。 一方ミカエルとある一族が関わって行くプロローグ。 次にミカエルとリスベットが繋がり、事件を徐々に紐解いて行く中心的な部分。 最後に後日談を軽快なテンポで流しつつリスベットを一人の女の子として描く、そして迎えるほろ苦いラスト。 ラストでは、ヒロインへの好感がわき上がり、なんとも言えない愛おしささえ感じてしまった。 キャスティングのよさもさることながら、ミカエル役のダニエル・クレイグとリスベット役のルーニー・マーラーの熱演が特に素晴らしかったと思う。 どちらかといえばクリンとした目がかわいらしい、ルーニーにエキセントリックなヒロインが演じられるのかと思っていたが、メイク技術や彼女の役作りそして演技力で見事にリスベットに変身していた。 顔自体「ソーシャル・ネットワーク」のかわいらしい女の子とはまったくの別人だったのがすごい。 原作は、全作を通して「女性に対する不条理な偏見や暴力」というシビアな題材が扱われているが映画でも重要なファクターとして描かれている。 DVDの特典映像ではこの映画に出演しているスウェーデン人であるマルティン役のステラン・スカルスガルドは「スウェーデンはそういった暗い国ではない」と否定的な意見を表明していうのも興味深かった。 主人公リスベットに対する暴力的なシーンは、個人的に目を覆いたくなったのが本音だが、その後彼女が「目には目を」といった行動を取っているのはある意味見る者に勇気を与えていることだろう。 ただ、本で読むのと実際に映像で見るのとは数倍違っていることは確かだ。 裏を返せば、演出と演技力の素晴らしさの賜物だ。 小説には読む者に想像させるというワンクッションを置いているが、対して長い原作を限られた時間に凝縮させる映像作品は直接視覚に訴えなければならない使命がある。 「不快なシーン」「残酷な光景」を嫌悪しながらも、それを見ずにはいられない人間の本能、フェティシズムな一面を誰しも持っている。 そういう人間の闇の部分が、「ドラゴン・タトゥーの女」でも浮き彫りにされている。 全編通して、やはり暗い…暗闇のシーンが多い。 そんな中でも、ブルーグレーの彩度を落としたスウェーデンの並木道や雪に覆われ、メタリックを帯びたような風景がなんとも美しい。 (本人ブログより引用)
強く生きようと思える映画
2012年2月18日に見てきました。 まずOPがとてもかっこいい。 しょっぱなから画面の中にとても惹きつけられる、 素敵な映画の作り方だったと思います。 主人公のリスベットの容姿、正確共にgood。 原作を知らないので元々の概念というものは特にないですが、 彼女の演技は期待通り、もしくは期待以上でした。 推理の部分は心地よい推理力を使う映画でした。 グロ・エロシーンもありましたが、そこまで目を背けたくなるほどでは ありませんでした。許容範囲だと思います。 相手が誰であろうとやられたら100倍返し。 たとえ行動した結果が報われなくとも 自分の本能のままに生きるリスベットの生き方は 今後の私の人生にとても大きな影響を与えてくれた映画だと思います。
北欧ミステリ!!!!!
2012/02/23 レビューが遅くなりましたが、観てきました!!! 元の映画も観ず、原作も読まず、 特に予備知識なしに観たところとてもおもしろかったです。 陸の孤島的ミステリにわくわく。 少女時代のハリエットにズキュンでした。 かわいいよハリエットーーーーー← 次回にも期待したいと思います。
最高にCool!
景色も登場人物もすべてに無駄がなく、美しくてなんとも言えない切なさを秘めています。ハリウッド映画はスウェーデン版を超えられないのではないか、とそれほど期待しないで行ったら、とても良くて見た後も映画館の椅子に座って余韻に浸ってしまった。久しぶりに裏切られない大作に出会えた。とて嬉しい!ルーニーが透明感があって、最高にかっこよかった! 先に観た人から、怖いシーンがあると言われて、とても苦手なので、怖そうになると目をつぶってしまって、ちゃんと全部観られなくてもったいなかった。もう一回映画館行って今度は全部観てきます。笑
クール
序盤の音楽、映像共にシュールで、いわゆる「かっこいい」。 これから始まる物語を期待させる始まりになっている。 この場面だけでも、もう一度観たいなと思う程。 その物語は 序盤の音楽のように突発的なものはないが ハラハラ感が常時あり。 時間の長さを感じさせず、飽きがこない。 これをどの様に、終わらせるのかと、 ふと気になったが、 その感想は書かずにいます。 是非、映画館で観て欲しい。 最後はきっと同じ気持ちになるはずです。
映画監督とは・・・なんだろう?
「ソーシャル・ネットワーク」で、映画作家としての評価を高めているデビット・フィンチャー監督が、「007」シリーズでジェームズ・ボンドを華麗に演じるダニエル・クレイグを主演に迎えて描く、サスペンス作品。 映画監督、その意味を明確に答えられる人は意外と少ない。「緻密なストーリー展開が、この監督の持ち味だよね」と知ったかぶりで答えても「それは・・脚本家の仕事じゃない?」とコーヒー片手に友人に批判されたら「うう・・」と反論できない。「あの俳優を活かすのは、やっぱりあの監督だよね!」と叫んでも「プロデューサーじゃねえ?それは」と漫画片手に恋人に反論されると「・・ひどいわ」と目を潤ます彼女。 映画監督・・って、なんだろう?その答えを誰もが納得できるように説明できる人間は、多くの映画関係者に尊敬されるだろう。それだけ、立ち位置は曖昧で、灰色の職業だ。 本作は、もしかしたらその答えの一つを提示している作品なのかもしれない。多作かつ高品質という二つのハードルを軽々と越える男、デビッド・フィンチャーその人の最新作である。 スウェーデンで既に3部作が映画として発表され、そのダークな世界観に注目が集まった「ミレニアム」シリーズ。だが、極めて陰湿な描写が静かに、詳細に書き尽くされる生真面目な描き方に、いささかお腹いっぱいになった私としては、「うーむ、またあの濃厚な胃もたれですかい」と心配になりつつ鑑賞。そんな方も、少なからずいらっしゃるはずだ。いると信じたい。 だが、その想定は見事に出鼻をくじかれる。オープニングからスタイリッシュなスピード感が暴走する「格好良い」世界。「お?」と思わず身を乗り出すと、その興奮は出鼻どころではない。遠慮なしの疾走演出で物語を走らせ、眠る暇を与えない。「え!」「何!」「ひー」を繰り返しているうちに、血みどろ世界もいつのまにやらスタイリッシュ。 個々のキャストの毒々しさを表出しながら、娯楽として成立する親切な分かりやすさもさり気なく。同じ原作をもとにした作品とは思えない、物語への姿勢の違いが個性として溢れ出す。一方は生真面目に、もう一方はヤクザにかつ饒舌なピエロのように陽気に。 映画監督とは、なんだろう・・・その答えの一つは「デザイナー」だ。誰かが作り出した秀逸な素材、原稿を、媒体として人に差し出すために体裁を整える。切る、張る、はめ込む。その「魅せる雰囲気、印象」を創造する役割こそが映画監督の使命だ。そんな答えが、デビッド・フィンチャーの味わいから見えてくる。 映画監督が、映画を創る。そんな事がまことしやかに語られる現代。でも、それはちょいと違うんでないですか?と、静かに、笑顔で作品をとおして観客に教えてくれていうように感じられるこの監督の作品。その反骨心とデザイナーとしての職人気質に支えられた、高い志が見え隠れする一本だ。 何はともあれ、あのオープニング。オープニング。ただただ、格好良い。それだけでも、この作品を鑑賞する価値、ありである。
さすがフィンチャー、完璧な映像化
原作は3部作を読破済み。オリジナルのスウェーデン版映画は未見。 しかしながら、原作からわきでるイメージは、今回のフィンチャー版にぴったり。 原作を読んでいる段階から、フィンチャーの映像が楽しみすぎました。 その膨らむ期待を裏切らない出来栄えで大満足です。 原作を読んでいるから話はすべてわかっているんですが、むしろそのほうが集中できた気がしますし、気になるシーンが映像の魔術師フィンチャーによって、こうなるのか…というのを楽しみながら見られてよかったです。 編集もよくって、時間が気にならない。スタジオ側の要求でだいぶ削ったみたいですが、3時間あってほしかったと思う映画でした。 あと、ボカシはしょうがないけど不粋ですね…。
体のうすいヒロイン
スウェーデンの財界汚職事件から40年前の少女失踪事件へ。そこから、猟奇殺人へ。また、殺人を好む血の連鎖。画面は基本黒に雪の白が映える。物語は淡々と進むがナゾからナゾで飽きさせない。ラストはそれまでの冗長と思える長さとは真逆で、大金搾取をアップテンポで描き出す。リスベットは大金を手に入れるが、愛を手にすることはできない。オープニングは「移民の歌」のPVとして完結している。エンディングは静かに美しい曲でオープニングと対となる。頭に入りにくいスウェーデン人の名前がいっぱい出てくるが、時間はたっぷりあるから無理に憶えようとしないで、映画の世界観に身を委ねるといいと思う。
すごく良かった
すごくリスベットが良かったです! スウェーデン版よりとても女の子ぽかったです。 絶対続編みたいです(^-^) R18版是非全国でみれるようにしてほしいです。 本当何度も観たいぐらい良かったです(^^) この2人のその後どうなるのかいい情報が聞けるのを楽しみにしています!
なんだかスゴイ
あまり映画について、原作について詳しい方じゃないですが、 ミステリー、サスペンス系のドキドキ映画は好き。 今回の映画はただ単純なミステリーとも違ったし、 いつもサスペンスとかに感じるドキドキとも違ったけど、 見終わったあとに見応えが残った映画でした。 それにしてもドラゴンタトゥーの女の人の肝のすわった 演技は凄かった…感動。 また見てみたい。
久々のヒット
フィンチャー監督がお気に入りで、「ソーシャル・ネットワーク」がイマイチだったので、期待してなかったけど、いい意味で当たりだったかな。 D・クレイグも良かったけど、やっぱりルーニーでしょう。 細い体で体当たりの演技。おじさんとしてもこの先期待の女優ですね。 続編が有るのかわからないけど、あるならまた見てみたい。
全174件中、121~140件目を表示