「超高速刺激物」ドラゴン・タトゥーの女 xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)
超高速刺激物
こんにちは(いま2月13日pm5:10頃です)
「アアアー、アー」とシャウトする、
そう、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」
(神々の怒りのハンマーで我らを大陸へと向かわせる・・・)
そんな歌詞とサウンドではじまるこの映画が退屈のわけがない。
いろんな異物が混じり合い、混迷・混沌・混乱の世界へ向かわせる。
主人公のリスペット自体が普通を拒否した存在であり、
事件そのものが猟奇的であり、登場人物も人間の隠れた業みたいな
ものを感じさせる。もうひとりの主人公であるミカエルが実にノーマル
なひとに見える。そのミカエル役が007のダニエル・グレイグである
のはフィンチャーが意図したことだろうと思える。
デビッド・フィンチャーはテクノロジーを駆使して、
刺激性の強い映像を作り出すのに長けている。
「エイリアン3」にしても「「セブン」にしても
「ベンジャミン・バトル」異形なるもの映像化するか。
ミュージック・ビデオの製作からスタートした監督は、
とにかく観客を飽きさせない刺激を求めている。
この「ドラゴン・タトゥーの女」はそんな監督の格好の
素材だったといえるだろう。
ただ、役者たちがいまいち僕好みではなかったのが残念。
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