「【”哀しきアサシン少女”外界から隔絶された森で育った少女が、初めて文明に触れ自身のルーツを知るサスペンスアクション。若きシアーシャ・ローナンの唯一無二の個性が光る作品でもある。】」ハンナ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”哀しきアサシン少女”外界から隔絶された森で育った少女が、初めて文明に触れ自身のルーツを知るサスペンスアクション。若きシアーシャ・ローナンの唯一無二の個性が光る作品でもある。】
■フィンランドの山奥で、元CIA工作員の父エリック(エリック・バナ)に人知れず育てられた少女・ハンナ(シアーシャ・ローナン)。
叩き込まれた戦闘スキルは父を超え、追っ手のCIA捜査官のマリッサ(ケイト・ブランシェット)が迫る中、ついに外の世界へと単身旅立つ。
そして、戦いの中で彼女は自身の卓越した身体能力が何故に備わったのかを知るのである。
◆感想
・シアーシャ・ローナンを初めて知ったのは、ウェス・アンダーソン監督の「グランド・ブダペスト・ホテル」である。アルピノかと思うような、透明感ある白い肌が印象的な少女であった。
その後、「レディ・バード」「追想」「二人の女王 メアリーとエリザベス」「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」「アンモナイトの目覚め」を劇場で鑑賞し、変わらない透明感溢れる姿と、確かなる演技力に魅了された。
<だが、今作でのシアーシャ・ローナンが演じた役は、父により天才的なサバイバル能力&殺人スキルを叩き込まれた文明を知らない野生児である。
彼女は、野を駆けまわり、プロの敵を瞬時に殺害し、4か国語を自在に操る。
どこまでスタントがこなしているのかは分からないが、今作後のシアーシャ・ローナンが演じた役との違いに驚くが、それでもシアーシャ・ローナンという女優の唯一無二の個性が、既に屹立したモノである事に驚いた作品である。>
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