ウィンターズ・ボーンのレビュー・感想・評価
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息苦しさ
こんにちは(いま11月4日9:25頃です)
暗い画面、あまりメリハリがない展開。
それに主人公の女の子もかわいいとはいえない。
期待した割りに、がっかりという感想が頭をよぎった。
でも、ちょっと待て。
もう一度、この映画を捉えなおそうとした。
すると違う視点で見た場合、ちょっと感想が変わった。
この映画は現代のアメリカを描いているという。
ウォールストリートのアメリカ。
1%の富裕層に、99%の貧民というスローガンのデモ。
なかでも最も貧しいコミュニティがこの映画の舞台だ。
みんなが知り合い、すこしいけば家族や親戚という関係だ。
そのなかで繰り広げられる物語。
父の死に絡んだコミュニティのなかでの葛藤。
息苦しい。
実に息詰るようなコミュニティ。
ミヒャエル・ハイネ監督の「白いリボン」に似ている世界があった。
軍隊や戦争とはそういう世界から抜け出す手段なのだな
とも思った。
それにしても、もうちょっと晴やかな場面がほしかった。
確かに小鳥を兄弟たちにわたすところはそうなんだけど、
もっと映画的にスキっとしたかったな。
でも書いているうちの少し点数があがった(笑)
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