「ラストシーンは必然か?」アントキノイノチ 未散さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストシーンは必然か?
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さだまさしさんの原作を読んでいたのと、モントリーオール映画祭で賞を取った事もあり期待して見に行きました。確かに遺品整理という、現代の孤立社会では必要な業種かと思いました。私ごとですが、知り合いの短歌の先生が亡くなり、後を追うように後妻さんも亡くなったら、後妻さんの娘さんが歌集から仏壇まで整理したと聞き悲しい気持ちになりました。でも映画を見る中では捨てるものと遺品に分けていたので大切な仕事のように思えました。岡田さんと榮倉さんの悲しい過去を二人が出会う事で生きる気持ちに変えていく素晴らしい映画ですが、榮倉さんが亡くなるのは必然だったでしょうか?確かに映画としては涙を誘うとおもいますが、私は原作通りハッピーエンドにしてもらいたかった。
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