「エンタメではないけど」アントキノイノチ tataさんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメではないけど
クリックして本文を読む
俳優たちの壊れそうなキャラクターを演じる姿が胸を打つ
大事な人の死をきっかけに、自分や他者が、他人と如何に希薄な関係しかないかを知った二人が、他人との関係を取り戻していく
我が子を殺してしまったという思いから自殺未遂を繰返していたゆきが、人を救い生を終える。
親友を殺してしまったという思いと、友人への殺意をもってしまったこと、互いに深く関わろうとすることを避ける周囲の人たちに絶望し、会話の返事すらできなかった杏平が、拒否された遺品を遺族に無理矢理届け、笑顔で子供に話しかける。
感情移入ができるキャラクターやシナリオではないけれど、丁寧に作られたと感じる良作。
グリーンの歌は、糞ほど作品に、マッチしてない。
コメントする