X-MEN:ファースト・ジェネレーションのレビュー・感想・評価
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シリーズ最高傑作
シリーズが4作も続いているアメリカン・コミック原作の最新作は、舞台を60年代に戻し、東西冷戦やキューバ危機といった時事問題を絡めながら「X-MEN」チーム誕生までの軌跡を描く。シリーズ最高傑作といわれるほど評価も高い。
シリーズの主軸は、遺伝子の変異により超能力者となってしまったミュータントたちと人間との攻防を描き、その背景には人種差別問題がある。
テレパシー能力を持つチャールズと、あらゆる金属を操ることができるエリックは、同じミュータントととして親友となる。しかし2人の友情は、CIAから依頼された秘密作戦に参加したことから崩壊していく。
シリーズが4作も続いていることもあってか、複雑な物語設定や人物描写はすっきりと排除され、序盤からストーリーがテンポよく進んでいくところが気持ちよい。さらにケネディ大統領の演説などの実写シーンを細かに組み込んだ演出も素晴らしい。
唯一の欠点は、シリーズを観たことがない人には全く話が分からないこと。それでも「エピソード1」として楽しめる作品だ。ちなみにシリーズ重要人物のカメオ出演もあるぞ。
X−MENがますます好きになった
超面白かった。
「X−MEN」の醍醐味は、前三部作の豪華キャストに有り、と思っていたのだが、前三部作がチープなB級に思えるくらい(失礼!)、面白かった。
キャストの顔触れはあっちだが、それ以外の全てはこっちの勝利でしょう!
ストーリーが実に充実している。
ミュータントたちのSFストーリーと、若者たちの青春ストーリーが見事に融合。
そこに、X−MEN誕生秘話や前三部作へのリンクが織り込まれ、楽しさ倍増。
登場人物たちの描かれ方も実に丁寧。
本作の一番の見所は何と言っても、プロフェッサーXとマグニートーはいかにして決別したか。
その二人の出会いから決別まで、とてもしっかり描かれていた。
特に、マグニートー役のマイケル・ファスベンダーの、内に潜む悪の演技にはしびれるものがあった。
ミスティークやビーストたちの、知られざる過去も興味津々。(まさかミスティークは最初、プロフェッサーX側だったとは!)
シリーズではお馴染みの、あの爪が伸びるミュータントの登場も憎い演出。
VFXも前三部作から格段に進歩し、ラストシーンは圧巻の一言。
劇場で見たかった!
「キック・アス」もそうだが、マシュー・ボーンは映画好きのツボをよく心得ている。
映画の面白さを詰め込んだ濃密なエンターテイメント、これだけ描ききれば、続編を作る隙も無いだろうが、もしあるならば、是非見たい!
映画館で観ればよかった
「X-MEN」シリーズはずっと観てきたが、見せ場のVFXのデキが平凡で、作風もA級ともB級ともどっちつかずで「ファイナル ディシジョン」でご馳走さま状態だった。それで、今作はなんとなく映画館には足を運ばなかった。
今回、BDで観る機会を得たが、VFXのデキが格段に向上している。カメラアングルが良く、作り込まれた映像はダイナミックで重量感もある。
そして、なによりも人間ドラマとしての完成度が高い。
ホロコーストを経て人間不信に陥っていくエリック。
人と同じ容貌になりたいと望む青い肌のレイブン。
一般人類もミュータントも進化の一部と考え、共存できると信じるチャールズ。
三者三様の人間形成のルーツを、少年・少女時代に遡って解き明かす物語が興味を惹く。
ケヴィン・ベーコンの悪役ぶりもいいが、むしろこの作品では敵を倒すことはあくまでビジュアル的なもので、重きは後にプロフェッサーXとマグニートーとして対峙することになる、チャールズとエリックの友情と、その崩壊にある。
普通の人間とは違う能力を持ち得たことに優越感を持つのか、それとも誇りとするのか。優越感に溺れる者は自らを新人類と称し、誇りにしようとする者は逆に人との違いに劣等感を持って悩む。
チャールズとエリック以外のミュータントたちについても、それぞれの人間模様が描かれ奥が深い。
この作品を観ると、これまでの3本が単なる序章に見えてくる。
映画館で観ておけばよかった。大失敗!!
期待を裏切らないシリーズ。
この作品だけを観ても十分に楽しいが、基本、前三作を観てたほうがより面白い。
伏線の回収がファンなら思わずニヤリ。
あの、爪が出るアダマンチウム男もチラッと出てくるし・・・。
物語も現実の政治ネタ(キューバ危機)と交えて秀逸。
そこにプロフェッサーXとマグニートーの物語をシンクロさせた。
とくに、善と悪を2元的に考えず、マイノリティの悲哀を通して世界を見渡す、このシリーズならではの視点が相変わらず良い。
X-MENシリーズは本当に毎回良い仕事をしてくる。
期待にたがわない佳作。
これも、毎回思うのだが、このスタッフで「ジョジョの奇妙な冒険」を実写化して欲しいと願う
肩がこらずに、気分転換には、メチャ楽しいかもね!
正直な話し、私の様な平凡で、これと言った才能も持ち合わせていない人間には、こう言う超能力と言うか、特殊能力を持つ達人を見ると、羨ましくて、羨ましくて、憧れると言うべきか、『その超能力の才能を俺にもくれ!!』って、つい叫びたくなるが、そんな力の権化の彼らにも、危機的な、悩みや、問題が有り、人類との共存を選ぶか、或いは人類を支配する立場に立とうとするかの究極の選択に迫られる事で、仲間との友情にも、亀裂が入ると言う話し。どれ程、力や才能を持っていたとしても、その能力を上手く活かす術を誤ると、とんでもない身の破滅に繋がると言うお手本のお話だ。これは、私達の日常生活でも、そのスケールは違っても誰しもが経験する事なので、話しにも自然と共感しやすい。
そして、私は残念ながらこのシリーズは初めて見たのだが、登場するエリックとチャールズの出会いにさかのぼる本作品は、登場人物の関係性が初心者の私にも理解しやすい利点があり、充分に楽しめた。しかし、このシリーズ作品を今まで見て来られた人達には、他の作品と、今度はどう違うか、比較する楽しみがある。私のように今回が初と言う人間とは、印象がかなり違ったものに成るのかも知れないけれど、単体で見ても楽しいので、シリーズの他の作品を見ても良いかな?と期待を呼ぶ作品なので、映画の評価は、そこそこ良い部類に入ると思うのだが、貴方なら本作品どのように、楽しむのだろうか?大いに期待する!ジェームズ、そしてマイケルのファンには、勿論だが、SFアクション映画ファンにも、そして気分転換をしてみたい人にも、お勧めの映画の1本ですよ。
エピソード・ゼロ
娯楽映画でこのシリーズは安心して観れる。
アメコミ作品でX-MENシリーズを見たことない人でも、
まあまあ楽しめる作品だと思う。
プロフェッサーXとマグニートーの生い立ち
善と悪とは・・・
スターウォーズに近い感じの映画で、
好きな人にはたまらない種の映画
映画館で観るほうが迫力がありおすすめ
恋や友情や切ないドラマとしても楽しめます
X-MENは前作シリーズ全部見ているので、Episode 0 的な本作は見逃せない感じでした。
以前から少し描かれていた、チャールズとマグニートの関係性、チャールズが車椅子になったわけなど、ファンなら見逃せない映像が満載。
個人的にはミスティーク(青い肌の女性)とチャールズの関係が意外でした。
これをみてから、シリーズ作品をもう一度見てみたいかも。
ただ、シリーズのファンではなくても、ミュータントたちと、人間達のかかわり、争い、ミュータント同士の友情とか恋とか敵対心とか。心の動きも切なかったりで、すごく見ごたえがあると思います。
色んな能力での戦いのVFX表現なども見所です。
ナチスや、世界情勢をこれに絡めてきたのはちょっと大胆に過ぎる気がしますが、人間レベルの争いじゃないって言うことを表現するにはよかったかもしれないですね。
チャールズが知的で、すごく会話もウィットに富んでいる感じで、楽しかったですね。
大変楽しめた
私はシリーズの最初のものしか見てな買ったのですが、とても楽しめました。
ストーリーがテンポよく流れてワクワク度もあり緊張感たっぷりで最後にたどり着きました。
まあメイン出演者が死ぬことがないのがわかってるので、その点差し引いても、とてもよくできたわかりやすい作品でした。
X-MEN創世記
「キューバ危機」という歴史的事件とリンクさせつつ、各ミュータントの特徴や背景をうまく描いている。 それぞれの特殊能力を生かし、第3次世界大戦を阻止するところなど見所は多く、初めてX-MENを見る人にも満足してもらえそう。
もちろん、なぜチャールズは車椅子生活なのか? なぜチャールズとエリックは敵対することになったのか? なぜミスティークはエリックに着いていったのか? なぜビーストはあんな姿になったのか? X-MEN創設の起源は? といった過去3部作の謎がここで解明されている。 ウルヴァリンはちょこっと出てくるし、幼少期のストームと思しき人物も少しだけ映るなど、昔からのX-Menファンをニヤリとさせる要素も多く含んでいる。
ラストにはほとんどのミュータントが生き残り、続編を匂わせるような内容で終わっていることから、「新3部作」が作られそうな予感。 実際にチャールズとエリックがジーン・グレイを迎えに行った時(第3作)は2人一緒にいたし、第1作でチャールズのテレパシー能力を増幅させる装置はエリックと一緒に作ったと言っていたことから、続編で共闘・決別の物語を軸に作られると予想する。
これが起源
期待通り面白い。
ミスティークとチャールズが小さいころから一緒にいたことを知って今までの3作に出てきたミスティークがかなり年がいってることがわかったのでちょっとがっかり(笑)
いろんなミュータントが出てきて人間関係も描かれててよかったです。
ショウの子分はその後どうなったんでしょうか?その後の3作には出てきませんよね。
続編があるなら楽しみです!
観に行って良かったです
予想以上?の好評価でしたので観に行ってみれば・・・・・
『X-MEN』シリーズの起源となるストーリー。
プロフェッサーXとマグニートーの二人が出会い、そして互いの道を進んで行くことが描かれた本作品。
X-MENはいかに結成されたのか?マグニートーはいかにして生まれたのか?
今までの『X-MEN』シリーズといえばウルヴァリンなどによるアクションを中心とした作品でしたが、本作品は
やがて敵となる二人の男の心の葛藤を描いています。
本作品の最大の売りは展開の速さ!
テンポよく次から次からと展開していくことで観ている人を飽きさせないのです。
シリーズは完結?していますので、ストーリーが進むべき道は予想できるのですが、そんなことを忘れさせるぐらいの展開です。
そして『X-MEN』シリーズで謎?疑問?知りたかったこと?が惜し気もなく解けていきます。
逆に出しすぎだろうと思えるほどです。
ここから始まる
ミュータント vs 人類
ミュータント vs ミュータント
そしてプロフェッサーXとマグニートーの対立!
今から次回作が非常に楽しみです。
シリーズ最高の傑作と言っても過言ではありません。
ぜひぜひ鑑賞をお勧めします。
もちろん『X-MEN』、『X-MEN2』、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』を観てからですと更に面白くなることでしょう。
※1、2作目で嫌になる人がいるかもしれませんので注意しましょう。
昔のミュータントが凄かった?
1960年代にさかのぼって、チャールズとエリックが プロフェッサーXとマグニートになるまでを描いた 同作品。 仕上がりがよすぎて、そして あまりにも新鮮で「昔のミュータントのほうが 凄い」と感じてしまったのは 私だけでしょうか? 50年後にチャールズがツルツル頭になると考えると 切なくなりますが、ジェームズ・マカヴォイを起用したのは 大正解だったと思います。 もう(ナルニアの)タムナスさんをすっかり卒業して 演技派俳優の風格さえ 感じます。 先日観たTVドラマの 『バンド・オブ・ブラザーズ』にもチョイ役で出演していて、なかなか印象に残る演技 でした。
エリックを演じた マイケル・ファスベンダーも、冷たい演技が 光ってました。 優しさが残る心と、冷血な部分との切り替えが ビミョーでしたが 他のメンバーにも スポットライトを当てないといけないのでね、これくらいで 納得。
その他の皆さんも よい演技がたくさん見れて、大満足の内容。 …あれ、なんで大○役者を?と 訝しいジャヌアリー・ジョーンズ。 あぁ、なんだ 無表情でスタイルよければって役どころなんだ。。 『アンノウン』の時と 一寸も変わらない演技にシラケつつ、まあ作品を壊さなければいいやってことで こちらも納得。 なぜ『サロゲート』に起用されなかったんだろう。。(笑)
ここも 触れておこう、『フットルース』のイケメンぶりが遠い記憶に流されそうな ケビン・ベーコン。 あの変なヘルメットをすると ブタ鼻がますます強調されて ちょっと笑いそうになりました。 悪役 上等、ドイツ語も グッド。
切って貼ったような オマケのウルヴァリンも、かなり笑えました。
とにかくこの作品は 良かった! さて、この次の『Xメン』(のミュータントたち)は どのレベルで魅せてくれるのだろう。 この作品で、かなりハードルを上げられちゃった感じです。
P.S. 最後に イケメン・チェック!! アレックスを演じた ルーカス・ティル。 口数すくない、ニヒルな感じの彼。 口は悪いけど、仲間思いってところが またキュートでした☆ 『世界侵略:ロサンゼルス決戦』で 一番コワイ思いをしている(と思う)役どころ。これからが楽しみな 俳優さんです。
こうやって2人は別々の道に。。。
なるほど〜🌀なんか全てが繋がったって感じですね☺
基本的にX-MENシリーズは好きなんで楽しかったです⤴でもな〜。。。いや、それぞれいいとは思うけど。。。あの2人の若い頃にはとてもじゃないけど見えないっていうか何て言うか。。。ねぇ🌀
【ネタバレ】非常に完成度が高い作品ですが・・・!?
X-MENシリーズは凄く好きで、最初の三部作では徐々に内容が良くなっていただけに、「X-MEN ゼロ」は少々拍子抜けだったんですが・・・。
単に人気映画に便乗したスピンオフの話物ではなく、全三部作のそれぞれの状況に何故至ってしまったか、きちんと通ずる内容になっています。
エグゼビアとマグニートが、何故敵対しながらも友情を育めているのかも丁寧にその過程が描かれていて、当時の時事ネタも盛り込みながら、その裏でこんなことが起きていたのか!と思える内容になっていて、すごく面白かったです。
ただ一つ残念なことは、ここまで三部作の内容にリンクするような内容になっていたのにも拘らず、エグゼビアが車椅子に乗るようになってしまった理由がこの映画の内容が原因だったとすると…「X-MEN Ⅲ」で、20年くらい前のエグゼビアとマグニートの二人がジーンに会いに行くときに、エグゼビアが車椅子なしで歩けていたことにリンクしないのが残念。もしくは「Ⅲ」の冒頭シーンだけ作り替えた改訂版をリリースして辻褄合わせるかですね!(笑)
全体的には非常によくまとめられていて面白かったと思います!
ただのアメコミの実写化、シリーズの起源モノと思うな!
自分は「アイアンマン」や「ダークナイト」は大好きですが、「x-men」はそこまで好きではありませんでした。
2、3作目はちゃんと見てません。
しかし今作はよくできています!
エピソード0としての完成度も最高!
そして人間(ミュータント)ドラマがいい!
友人の意見の食い違い。共に暮らした仲間との別れ。
新たな悪を育ててしまった人間どもの過ち。
ただのヒーロー映画にしなかった点でアッパレでありました。
多々ある、後付け“0章”の中ではピカイチだと
ブライアン・シンガーが戻って来て、
メガホンを撮るのが「キック・アス」のマシュー・ボーン!!!
そして、チャールズに『ジェームズ・マカボイ』期待して観に生きました。
ジェームズは期待通りの好演。
エリック役のマイケル・ファスベンダーも渋光して、
ケビン・ベーコンは悪役をはつらつと演じてるし、
歴史を交えたエピソードの脚本作りも良く出来てます。
尺はちょい短くも出来るかな?と思うとこありますが、
最近良くある“0章”の中でも。上位ランクではないでしょうか。
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