クロエのレビュー・感想・評価
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【“哀しきファム・ファタール。”娼婦クロエを演じたアマンダ・セイフライドの体当たり演技に驚いた作品。と共に、自らの容色を失って行く女性の焦燥感を描いた作品でもある。】
■大学教授の夫デヴィッド(リーアム・ニーソン)と一人息子とともに、幸せな毎日を送る産婦人科医のキャサリン(ジュリアン・ムーア)。
だがある日、夫の携帯に浮気を疑わせるメールを見てしまう。
不安を募らせた彼女は、若い娼婦・クロエを雇って夫を誘惑させ、夫の反応を探ることにするが、それは娼婦クロエの”罠”だった。
◆感想
・私の中では、アマンダ・セイフライドが演じる役は、娼婦とは真逆の役が多いと記憶する。故に今作でのクロエを体当たりで演じたアマンダ・セイフライドの姿は、エロティックであった。
・そんな中、自らの容色の衰えを受け入れられずに、夫デヴィッドの浮気を疑い、クロエの策略に嵌って行くキャサリンをジュリアン・ムーアが好演している。
・どこか陰のあるクロエは、何ら問題のないデヴィッド一家の夫や妻のキャサリン、そして息子にまで妖しげな色気を漂わせ迫る。
ー 嫉妬なのであろうか・・。幸せな一家を崩壊させるが如くのクロエの行動。そして、その術中に嵌って行く人々・・。-
<最後は、やや呆気ないが中盤までは、ハラハラさせられる展開に魅入られた作品である。>
女性が年を重ねる事の受け入れ難さ
夫の浮気を疑う妻という単純なストーリーではなくて、女性が年を重ねる事の受け入れ難さを突き付けられる作品でした
キャサリンが夫のデビットに想いを伝えるシーンは本当共感でしかないです
どんどん崩れていく自分を肯定的に受け入れるって難しい
女性は若いってだけで価値があるように思えてしまうものではないかと思います
逆に若くないと価値がないようにも
ストーリーはクロエのだんだん狂気じみでいくサスペンスで面白かったです
ただ、なぜクロエがあんなにキャサリンに執着するのか、そういうクロエの過去とかがもっと描かれていてほしかったです
アマンダ・セイフライドは悪い女の方が似合ってるように思います
あまり好きじゃないけど、今作でも美しかったです
お気に入り俳優さんのマックス・シエリオットの若い頃を観れたのが嬉しかったです
若くて美しいには敵わない、という思い
娼婦のクロエは、若く美しく完璧にみえる。
若くて美しい、に敵うものはないのでは?と女性に関しては思うときがある。
キャサリンだって充分綺麗だし仕事にも成功し(関係はともかく)家族のことを愛しているけど、それでも歳を重ねてきた自分に自信がなく、嫉妬と疑心でこんなことになってしまうとは。
いいことなんてないに決まってるのにどうしても知りたい、昔は愛されていたのに今は違うのではないか、その相手はこれからどんどん魅力的になるだろうが自分はどうなる?と、見ていて苦しくなる映画だった。
それくらい悩む妻が上手なジュリアンムーア。
いったいいつから何故クロエはキャサリンに好意を持ってたのか、とかラストでシルバーのコームを付けてた意味や夫の表情などよく分からないとこもあるが全体的に好きな映画。短めの時間もよかった。
どの場面のジュリアンムーアも素敵だった。
複雑な心境でしょうね。
女の影が心配になるのはわかるが、若い娘に誘惑させるってのがよくわからない。
ハニートラップにかけて、誘惑にのった!とおもいきや、実は自分が彼女のトラップにかかる。若くて綺麗な彼女に触れてみたい。というおもいで、2人は一線を越えます。
でもハンサムダンディなニーアム・ニーソンが旦那なら、確かに心配になるだろうなぁ。。。
不思議な作品
最初に裏切ったのは果たして誰?ということがはっきりするまでの物語の構図はあまり見たことのないタイプだったので面白く感じました。
静かでミステリアスで、水面下で少しずつ何かが狂いはじめていくような映画の進み方が見ていて惹きつけられます。
アマンダセイフライドの美しさは素晴らしい。まるで芸術です。
気になったところは、これは伏線では・・?と見ている方に期待させて何もない。というのがちょこちょこあるのでそのへんを気にする方ならどうしてももやっとして終わってしまいそう。
それから、主人公と夫との会話の場面、夫のことを信じるという選択肢を失いかけている主人公がクロエを一目みただけでものの見方を180度変える。というのは果たして可能かと考えてしまいました。
そこから急なハッピーエンドへと加速し始める感じが「無理やりまとめた」感があって少しもったいない感じがします。
クロエの狂気と孤独、映画の雰囲気や映像美はとても素晴らしいのですがストーリーや人間の感情描写に少し疑問が残ってしまうのが惜しい作品だと思います。
が、なぜかもう一度見たくなる不思議な魅力がありました。
嫉妬と愛欲と狂気の間で
産婦人科医として成功し、大学教授の夫と息子と何不自由なく暮らすキャサリン。だがある日、夫と教え子の浮気を疑い、疑心暗鬼に陥ったキャサリンは、偶然知り合った娼婦クロエに夫を誘惑させ、愛を確かめる…。
カナダの名匠アトム・エゴヤンが、ジュリアン・ムーア、リーアム・ニーソン、アマンダ・セイフライドらを迎え、フランス映画「恍惚」をリメイクした愛と官能のサスペンス。
昼メロみたいな話ながら、実力派監督・実力派俳優の組合せでミステリアスなムードを醸し出す。
言ってしまえば、欲求不満の中年女性が招いた自業自得の顛末。
夫の愛を信じられず、自ら嫉妬の深い底無し沼に堕ちていく。
やがてその嫉妬は歪んだ愛情となり、クロエと関係を結ぶ。
キャサリンのクロエへに対する嫉妬は願望だったのではないか。クロエの若々しさと美しさと艶めかしさ。
キャサリンは過ちに気付くが、時既に遅し、クロエの愛憎はある人物に向けられる…。
嫉妬と愛欲と狂気に駆られた二人の女の姿には、ヒヤリとすら感じるものがある。
ジュリアン・ムーアが女の性の哀しみを、匂い立つ色気と共に演じる。
そしてアマンダ・セイフライドのセクシーな美貌は超大型爆弾級。こんな娘に迫られて、クラッとしない男はいない!もはや反則!(笑)
女性は偉大な生命体だ/と感じるか?「コシファントゥッテ!」‥
‥‥コシファントゥッテ!‥と叫ぶか?
一体‥なんぢゃこりゃぁ~ヽ('ー`)ノ~
●トーキョーノアール‥や‥
●ガールフレンズエクスペリエンス‥を思い浮かべる‥
フッカーもの???
●マンマミーア‥
‥で田舎娘を演じたアマンダちゃんが‥
なんとなんと(ΘoΘ;)?
出演だけでも凄いケド‥
見事な汚れップリにただただ脱帽ですヽ('ー'#)/
◇時間は100分‥
◇起承転結もシッカリ‥
◇キャスティングも素晴らしく‥
◇カメラワークも素敵‥
◇出てくる小物や調度品もイイ感じ‥だった。
☆評は‥
DVD100円水準にて‥(^-^)
DVD買う度⇒⑤★★★★★
モ、1回見たい度⇒⑤☆☆☆☆☆
オススメ度⇒②♪♪(好き嫌いは強いかも?)
デートで見る度⇒⑤◎◎◎◎◎
観る相方o(^o^)o】女子と見ますか?見ませんか?
観た後のお店】NY風なダイナー
観た後の飲み物】シャンパンやマティーニ
観た後の食べ物】やたらフルーツ食べたくなったのは‥俺だけ?
↓↓↓
ネタバレでは無いですがヒトコト(`o'ヾ
パトリックドパルデュー?主演の/●恍惚‥
と‥筋がソックリですw(☆o◎)w
(※詳細とエンディングは違いますが‥
オチやネタはまるきり同じ)
リメイクなのかな?
Jムーアは‥
●ブギーナイツの頃から脱ぎップリに一本筋が通ってて‥尊敬してしまう(*^_^*)
ハイファッションの、奥、奥、奥
「秘密のかけら」などの作品で知られるアトム・エゴヤン監督が、ジュリアン・ムーア、リーアム・ニーソンといった実力派を迎えて描く、ラブサスペンス。
高級感をぷんぷんに漂わせるハイファッションで身を固めた上流家庭に属する一組の夫婦。彼等の前に現れた、一人の若く、美しい娼婦。熱を帯びた視線が幾重にも絡み合う官能の薫りに呼び寄せられる小さな疑惑、愛。枯れた色気が満ち満ちる一組の男女と、女が直面する緊迫のサスペンス。
にわかに芽生えた夫への不審から始まる物語は、愛と憎悪に追い詰められていく人間の息苦しさ、悪意を畳み掛けるようなスピード感を重視した物語展開をもって観客に提示する。
年を重ねる事で魅力を増していく夫と、逆に枯れ続けていく焦りに苦しむ妻を、二人のベテラン俳優が説得力を持って演じ切っていると思えば、輝く美貌を持て余す鋭き眼光の娼婦を、艶めかしく体現させた女優。これまで、真っ直ぐな女性、陽の空気いっぱいの少女を数多く演じてきたアマンダにとっては、本作の妖しき小悪魔の姿は大きな女優としてのステップに繋がっていくだろう。
某民放のお昼に流れてきそうな愛憎劇を予測してしまう物語ではあるが、観客は直に気付く。この物語、実は恋愛という単純な要素のみで構成された世界ではない。産婦人科医として一定の成功を収めた一人の女性が本当に求めていたのは、夫そのものではない。もちろん、女性でもない。セレブリティとしてハイファッションを着飾り、同階級のご婦人と会食する自らの怠慢、生き方、陳腐な輝きだったのだと。
気温も穏やかに下がり、葉も赤く色づき、孤独と反復が続く毎日にちょっと傷つく秋の日。そんなおセンチな貴方にこそ、この作品をお勧めしたい。今、貴方が本当に必要なもの、守らなければいけないものを考えるきっかけになってくれるかもしれない。
こんなんロンハーのブラックメールやんけ
罠仕掛けられたリーアム・ニーソンはエエ迷惑やがな。
っていうか、証拠が一切無い報告会じゃ、そりゃあ刺客のやりたい放題やろ。
産婦人科のオバハンの自業自得やんと云ったら、それまでの噺である。
官能サスペンスとして致命傷やったのは、アマンダ・セイフライドの魔女振りより、ジュリアン・ムーアの体毛の濃さの方が遥かにインパクト大やった事やと思う。
では、最後に短歌を一首
『花の罠 重ねた傷で 試す罪 濡れる密室 闇(病み)を咲かせて』
by全竜
豊かに歳を重ねることを忘れた女
主な登場人物は4人だけ。ストーリーも単純で、どろどろした昼メロのような展開。だが、要所要所で画的なセンスが光る。とくにガラスの使い方が印象的だ。
話の根本は老いによる若さに対する負い目。豊かに歳を重ねることを忘れた女が、若くて美しいクロエに自分の願望を重ねてしまう愚かさ。
夫への猜疑心はみるみる膨れ上がり、精神的にも限界に達したとき、雇ったはずのクロエが逆に己が欲望を曝け出す。クロエのデビッドに対する行動に疑問を感じれば感じるほど、その真の目的がなかなか見えてこないサスペンス仕立ての筋書きが効果的。キーポイントは銀の髪飾り。
老いが見えはじめた手と瑞々しい手が交差するキャサリンとクロエの出会い。まるでクロエはキャサリンの願望を具現化した分身のように現れる。そして、キャサリンが家族の愛を再び感じたとき、分身はガラスのように砕けて消えて行く。ただの愛憎ドラマに終わらなかったのはひとえに女優陣の魅力。
いろんな意味で楽しめる官能サスペンス
はじめに言っておきますが、これはデート向きの映画ではありません。一人モンの男が一人でこっそり見に行くタイプの映画です。私がこの映画に行った唯一の理由はリーアム ニーソンのファンであり「アンノウン」や「28時間」さらには「ナルニア国物語」のアスランの声等と違った一面が観られると思ったからです。もちろん、ジュリアン ムーアはこの前観てレビューを書こうと思った「キッズ オール ライト」で見事な演技を魅せていました。そして、アマンダ セイフリードは映画版「マンマ ミーア」の娘役のイメージしかなかったのでまさかこんな展開になるとは思いませんでした。非常にエロいですが、楽しめました。
主人公は精神科医のキャサリン夫デビッドと二十歳前後(たぶん)の息子と平和に暮らしていたある日夫デビッドの携帯に不振なメールが届きます。そこでキャサリンが取った行動はクロエという名の女性を雇いデビッドに近づき誘惑することそして、、それにデビッドが引っかかるかどうか試すことです。
注目は主要3人のキャストと監督アダム エゴヤンが観客に仕掛けようとするトラップです。演技面に関してはまったく問題ありません。3人とも与えられた役割をきちんとこなしているなと思いました。特にリーアム ニーソンは目の演技上手いですね。それからクロエがシャワーを浴びているときにデビッドのあの“感じているぜ!”みたいな顔がたまらなくおかしくて笑ってしまいました。そこまでやらなくてもと思いました。
しかし、この映画は先の展開が予想がつきます。まさかと思っていましたが、当たるとは思いませんでした。それだけが残念です。この映画の全体像をわかりやすく言うと「キッズ オール ライト」×「氷の微笑2」みたいな作品です。単純なストーリーなのであまり頭を使わずに観れるのも特徴です。
こういったタイプの作品が好きな方はぜひご覧ください。私はいろんな意味で楽しめました。
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