劇場公開日 2011年5月28日

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「いろんな意味で楽しめる官能サスペンス」クロエ SAOSHIーTONYさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0いろんな意味で楽しめる官能サスペンス

2011年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

単純

はじめに言っておきますが、これはデート向きの映画ではありません。一人モンの男が一人でこっそり見に行くタイプの映画です。私がこの映画に行った唯一の理由はリーアム ニーソンのファンであり「アンノウン」や「28時間」さらには「ナルニア国物語」のアスランの声等と違った一面が観られると思ったからです。もちろん、ジュリアン ムーアはこの前観てレビューを書こうと思った「キッズ オール ライト」で見事な演技を魅せていました。そして、アマンダ セイフリードは映画版「マンマ ミーア」の娘役のイメージしかなかったのでまさかこんな展開になるとは思いませんでした。非常にエロいですが、楽しめました。

主人公は精神科医のキャサリン夫デビッドと二十歳前後(たぶん)の息子と平和に暮らしていたある日夫デビッドの携帯に不振なメールが届きます。そこでキャサリンが取った行動はクロエという名の女性を雇いデビッドに近づき誘惑することそして、、それにデビッドが引っかかるかどうか試すことです。

注目は主要3人のキャストと監督アダム エゴヤンが観客に仕掛けようとするトラップです。演技面に関してはまったく問題ありません。3人とも与えられた役割をきちんとこなしているなと思いました。特にリーアム ニーソンは目の演技上手いですね。それからクロエがシャワーを浴びているときにデビッドのあの“感じているぜ!”みたいな顔がたまらなくおかしくて笑ってしまいました。そこまでやらなくてもと思いました。

しかし、この映画は先の展開が予想がつきます。まさかと思っていましたが、当たるとは思いませんでした。それだけが残念です。この映画の全体像をわかりやすく言うと「キッズ オール ライト」×「氷の微笑2」みたいな作品です。単純なストーリーなのであまり頭を使わずに観れるのも特徴です。

こういったタイプの作品が好きな方はぜひご覧ください。私はいろんな意味で楽しめました。

SAOSHIーTONY