クロエのレビュー・感想・評価
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ほとばしる熱いパトスで 思い出を裏切るなら この宇宙を抱いて輝く クロエよ神話になれ
【情婦のクロエは一般的な情念の化身】
誰しもが持ち合わす浮気心とそれを疑う猜疑心を、映画でまさに実体化し見事に体現したのがクロエ。彼女の語るデヴィットとの逢瀬の場所である植物園の無人の温室の映像がエンドロール中にも映し出されることにより、鑑賞後のわれわれはその生い茂る植生の裏でクロエとデヴィット(あるいはその他)が逢びきしているであろと容易く想像してしまう。つまり、クロエという概念は情念でもあるのだ。
【クロエはキャサリンの分身】
窓ガラスが仕切る2人→店内の窓側にいる2人→窓ガラスが割れ破滅する2人
家の内部と外部を仕切る窓ガラスをモチーフとして用いて、クロエとキャサリンの関係性を映像で表現することに成功している。とりわけ、それはクライマックスにある。キャサリンに無断で彼女の家の内部へ訪れるクロエ。室内を物色し、キャサリンが愛するものを味わう。キャサリンと愛するように。しかし、キャサリンはそれを否定し、クロエを自分とは認めなかった。窓ガラスが割れる。絶望したクロエは、次の瞬間、掴んでた窓ガラスから手を離し落下していく。リビドーの底、情念へ戻っていく。また誰にも知られず、また誰にも呼ばれずに。キャサリンただ1人を除いては。
【“哀しきファム・ファタール。”娼婦クロエを演じたアマンダ・セイフライドの体当たり演技に驚いた作品。と共に、自らの容色を失って行く女性の焦燥感を描いた作品でもある。】
■大学教授の夫デヴィッド(リーアム・ニーソン)と一人息子とともに、幸せな毎日を送る産婦人科医のキャサリン(ジュリアン・ムーア)。
だがある日、夫の携帯に浮気を疑わせるメールを見てしまう。
不安を募らせた彼女は、若い娼婦・クロエを雇って夫を誘惑させ、夫の反応を探ることにするが、それは娼婦クロエの”罠”だった。
◆感想
・私の中では、アマンダ・セイフライドが演じる役は、娼婦とは真逆の役が多いと記憶する。故に今作でのクロエを体当たりで演じたアマンダ・セイフライドの姿は、エロティックであった。
・そんな中、自らの容色の衰えを受け入れられずに、夫デヴィッドの浮気を疑い、クロエの策略に嵌って行くキャサリンをジュリアン・ムーアが好演している。
・どこか陰のあるクロエは、何ら問題のないデヴィッド一家の夫や妻のキャサリン、そして息子にまで妖しげな色気を漂わせ迫る。
ー 嫉妬なのであろうか・・。幸せな一家を崩壊させるが如くのクロエの行動。そして、その術中に嵌って行く人々・・。-
<最後は、やや呆気ないが中盤までは、ハラハラさせられる展開に魅入られた作品である。>
女性が年を重ねる事の受け入れ難さ
夫の浮気を疑う妻という単純なストーリーではなくて、女性が年を重ねる事の受け入れ難さを突き付けられる作品でした
キャサリンが夫のデビットに想いを伝えるシーンは本当共感でしかないです
どんどん崩れていく自分を肯定的に受け入れるって難しい
女性は若いってだけで価値があるように思えてしまうものではないかと思います
逆に若くないと価値がないようにも
ストーリーはクロエのだんだん狂気じみでいくサスペンスで面白かったです
ただ、なぜクロエがあんなにキャサリンに執着するのか、そういうクロエの過去とかがもっと描かれていてほしかったです
アマンダ・セイフライドは悪い女の方が似合ってるように思います
あまり好きじゃないけど、今作でも美しかったです
お気に入り俳優さんのマックス・シエリオットの若い頃を観れたのが嬉しかったです
あまりに脆い『硝子の家』(家族関係に対する比喩ではありません)
あの誘惑(砂糖のエピソードまではあったとして)に勝てたというだけで、リーアムは偉い。ハリソン・〝インディ〟・フォードなら絶対いくとこまでいってると思う。
たまたまですが、ジュリアン・ムーアを『ショートカッツ』で見たばかりだったので、あの焦燥感が妙に説得力ありました。
それからあのガラスとその周辺の設計。
たぶん建築基準法的には耐震・耐火・強度(防犯)すべてにおいて違反なのでは、と思わずにいられません。
あれじゃあ、ジェイソン・ステイサムとドウェイン・ジョンソンが家の中で暴れるだけで、一軒丸ごと解体できてしまいそうです。
若くて美しいには敵わない、という思い
娼婦のクロエは、若く美しく完璧にみえる。
若くて美しい、に敵うものはないのでは?と女性に関しては思うときがある。
キャサリンだって充分綺麗だし仕事にも成功し(関係はともかく)家族のことを愛しているけど、それでも歳を重ねてきた自分に自信がなく、嫉妬と疑心でこんなことになってしまうとは。
いいことなんてないに決まってるのにどうしても知りたい、昔は愛されていたのに今は違うのではないか、その相手はこれからどんどん魅力的になるだろうが自分はどうなる?と、見ていて苦しくなる映画だった。
それくらい悩む妻が上手なジュリアンムーア。
いったいいつから何故クロエはキャサリンに好意を持ってたのか、とかラストでシルバーのコームを付けてた意味や夫の表情などよく分からないとこもあるが全体的に好きな映画。短めの時間もよかった。
どの場面のジュリアンムーアも素敵だった。
複雑な心境でしょうね。
若い体と老いた体
久しぶりの2度目の視聴。少し短めだか内容濃くてやっぱり面白い。どんでん返し最高です。
いつ消えてしまってもいい、あなたの中で残れるのなら。この言葉通りになった。
キャサリンの中では一生消えないいろんな意味でのパートナーになったはず。こうならない結末もできればあって欲しかった。というか見たかったです。
アマンダはこの映画が一番美しく魅力的に見える。
辛い時、何か幸せなことを見つけて気を紛らわせる。この考え方は私も良くやる。
途中で流れたベートベンの幻想曲風ソナタ,月光って"はかない恋"って意味で流したのでしょうかね。
狂気が生み出す美
以前Netflixでキリングミーソフトリーを見たのだけれど同じく、スリリングなサスペンス調ラブストーリーだ。夫婦がぶち当たるような問題を描くというのは、共感できる人も多いかもしれない。
キャサリンは不安と嫉妬の間で葛藤し、アマンダ演じる娼婦のクロエに夫を誘惑するよう依頼するが果たして本当に裏切ったのは誰か…。
女性ならパートナーの浮気を疑ったことや嫉妬したことのあるひとは多いと思う。
キャサリンにとってはそれに自分の年齢や容姿の衰えが直結してるのは言うまでもないが、自分の中の疑いによって家庭を破滅に導くというプロットが切なくあまりに生々しかった。
アマンダの演技は徐々に本性を露わにしてゆく狂気性を帯びたものなのに洗練と美しさを忘れない。
キャサリンへの執着心…おそらく死なずに済んだのに、自らの生よりも彼女の中で永遠に生きることを選んだクロエ。
ラストにキャサリンの頭に輝く簪に気付く息子マイケルというカットで終わらせたのも良かった。
人騒がせだわー
デビッド(リーアムニーソン)が自身の誕生日に、飛行機に乗り遅れたという理由でパーティまでに帰って来なかったのをキッカケに妻キャサリン(ジュリアンムーア)が不信感を抱き、デビッドのケータイを見てしまう。
そこには飛行機に乗り遅れたわけではなく、教え子からの昨日はありがとうと一緒に居たと思わしき内容と写メが、、、。
出産後セックスレスになってしまい、夫は若い女性を誘う時どのように接してるのか気になった妻は、娼婦のクロエ(アマンダセイフライド)に誘惑してみて欲しいと依頼をする。
クロエの報告は生々しくあたかも夫と関係を持ったかのような内容だったが、全て嘘だった。
いつ、クロエはキャサリンをいいと狙い始めたのだろう?(@_@)
スタートもそうだけど、依頼を受けてから寝るまでもうちょっとジワジワ狙ってる来てる感が欲しかったかなー。
奥さんに関しては一人マッチポンプだと思った。勝手に勘違いして、娼婦に浮気調査依頼して、自分もなんでか娼婦と寝てしまい、三人でケリをつけようと機会をセッティングしたら、夫は後から来たクロエを見て、誰?となって、∑(゚Д゚)えー知らないの!?と妻はなり。結局最後は金を払って消えて欲しいとお願いしたが、もう奥さんキャサリンに恋をしてしまったクロエは家にも来て、キャサリンに似た息子にキャサリンを重ねこことも関係を持ち、消えるどころかどんどん迫ってきて、、。もうやめてーと一人でドタバタしてる感じ。
かたや浮気の容疑を着せられた旦那のリーアムニーソンは、誘惑には負けたことはない、と。いつから、空港の送り迎えはしてくれなくなったのだろう。とか、セックスレスも君(奥さん)から触らなくなった、と割と奥さんを大事に想っていた。てか、奥さん!自分結構怠ってるとこあるやん!∑(゚Д゚)それでいてたった一通しか見たことないメールで、ギャーギャー、浮気も不確かなのにここまでー!?って感はあったわねー。
でも長く一緒にいるとああいう場面はあるのかしら。悲しいかな。
でも、評価の星の数は、クロエが可愛かったから、ということで。
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