「過去の後始末はベルリンで」アンノウン talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
過去の後始末はベルリンで
記憶がテーマの作品の舞台をベルリンにしたのはとてもセンスがいいと思った。壁が崩壊し東西ドイツが再統一して20年以上たっても幽霊のように徘徊しているシュタージとナチス。「ドイツ人は忘れっぽい」というユルゲン(ブルーノ・ガンツ!)の台詞はすごい皮肉だ。本当に忘れっぽいのはどこの国の人たちだろう。植物が専門の教授がなんでこんなにすごいんだ❓️と思った。記憶を取り戻した結果がなんであれ、それによって起こり得ることを止めることができると言ったジーナ。ジーナの役がドイツ人のダイアン・クルーガーであることが嬉しかった。
壁の落書き、テクノ、すごく訛ってる英語、ホテル・アドロン、移民が沢山、現代美術好き、黒の革ジャン、時折映るブランデンブルク門にテレビ塔。ベルリンのクールな空気をいっぱいに吸った。
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