天地明察のレビュー・感想・評価
全56件中、21~40件目を表示
勝負事って楽しい
将棋と数学と暦。全てが繋がっていて、全て勝敗が掛かってる。将棋は人との勝負だけど、数学は解のない問題が出てきたりして単純じゃない。そして、自然との闘い。天地明察というタイトルも、とっても良い。
原作に感服
ただてさえ時代物は時代背景、言葉遣いから服装、生活習慣、人間関係やら調べ物も資料も集めるの大変だろうなと思うのに、それに加えて和算、囲碁、天体…
物語を完成させた事に尊敬しか湧かない。
小説の文庫は上下巻だったと思うけど、それを2時間にまとめて人間関係も分かりやすくて、キャラクターも立ってて面白かった。岡田くんは顔面からも熱さが漏れ出てるが、算哲もやはり飄々としているようで熱かった。
岡田くんが演ると全部岡田准一になるけど、主役を張る人はそれでいいのかなと思った。
気になったのは明らかにヅラどと分かる、モッコリした本因坊ら坊主軍団くらいか。
昔の人たちは数学やクイズや賭けが大好きだったんだなぁ。情報過多な今より幸せそうだなと思った。
少し勉強して見るとより面白いと思う!
昔は命をかけて何かをやり遂げる偉い人達が沢山いるがこの安井算哲もその一人だと思います。暦というのは凶日や吉日を気にする昔であるだけに凄く大切なものであったことは間違いないです。長い間改暦されてこなかった暦を改暦しようとするのは、大変な苦労があり覚悟が必要であるということもこの映画で分かりました。
安井算哲について少し授業でやっていたのでここは知ってるみたいなシーンもあって楽しかったです。大河ドラマ『篤姫』も見ていたのであの時代背景は何となく分かりました。この時代はやっぱり公家がかなり悪者っぽく描かれますよね。正直個人的にも公家はただ邪魔にしかなってないような気がして偉そうにしているのが結構腹立たしいですw
ただ映画の感想として述べさせてもらうと安井算哲が本当に好きか歴史が本当に好きでないとある程度楽しめないと思います。結構上映時間も長いですしね。見終わった後は特に何にも感情が湧かったです。
お金をかけて作った歴史モノって感じ。すべてうまくいきすぎてて、それ...
お金をかけて作った歴史モノって感じ。すべてうまくいきすぎてて、それが映画ってもんだけどなんだか裏目にでてるとおもう…男のロマン?みたいなシリアス系かとおもいきや完全に宮崎あおいちゃんの可愛さに持ってかれてる。残念。
知的プラス恋愛
日本の暦の歴史とほのかな恋愛ドラマの両方が盛り込まれていて、時間も長いし、満足感は十分の映画だと思います。
原作や歴史的背景は知りませんでしたので、知識欲はかなり満たされました。
エピソードが沢山あるので、整合が未決のものも残っている気はします。
最後の方に回想をする事で、全ては清算されるという技法かとも思いましたが。
ラストのハラキリシーンはかなり臭いので、そこまでじらすことは無いのではないかと、思いました。
他の方のレビューにも有りましたが、主役の夫婦のメークが老けていかないので、苦労が伝わりにくかったです。
あと、問題を出し合っているようなのですが、一問ぐらいは、丁寧に内容を紹介して貰わないと、何をやっているのかさっぱり伝わってきません。そろばんや当時の計算道具なんかも使っていましたが、この辺を丁寧に紹介してれば国際的な話題性も豊かになったと思います。
もう少しまとめてほしい
なかなかのキャスト。
しかし、あまり年をとらないので、月日の流れがわかりにくい。
小説を2時間であらわすのは無理があるとのコメントが多いようですが、それは違うと思います。
小説は小説、映画は映画とした方が良いと思うのが自論です。
そう思えば、多少長すぎます・・・・
原作を読んだものはやっぱり観るべきじゃない。
毎度のことだけど、原作読んでるのは観るべきじゃない。普通に割と分厚いあの内容の1冊をたった2時間で表現するのは難しいんだと思う。ちらっと、みんなのレビュー観たら同じようなこと書いてる。
ただ、本を読んでたからわかる部分とかもあって、なんとも言えん。キャストは良かったな。これでちゃーーんと省かず作ってくれたら面白かったな。
二時間に収めようというのはわかるが…
原作既読。ダイジェストにしないために、大量のエピソードを切り、順序を構成し直して、ヴィジュアル重視かつ、暦勝負に焦点を当てている。
というのはいいんだけど、如何せん、地味。
あと徳川幕府の文化による泰平の価値観改革とか算額がめっちゃ盛んとか、前提の時代知識がないと置いてけぼりな感じ…だと思うのだが映画だけ見てる人は大丈夫なの…?と心配になります。
ただ天文ってロマンチックで素敵!というのを和風でやってなんか面白い!妙な感慨があります。
もったいない・・・
原作を読んでないのですが、この映画にベタなチャンバラシーン必要だったんでしょうか?作品テーマ、豪華な脇役に支えられた安定感、撮影技術。そこまで安心して楽しく鑑賞していたのに、、、一気に興ざめしてしまいました。あれさえ無ければなぁ。。。
映画より大河ドラマ
“暦”という非常に生活に密着していながらその歴史についてはまったくと言っていい程無知だったので、原作はとても興味深く読んだ。優れた小説ならば映像化したいと考えるのは当然だが、果たして映画という媒体が相応しかったかどうか?そもそもあの原作のボリュームを2時間程度の映画にするのは相当ハードルが高い。主人公安井算哲を巡る登場人物だけでも相当な人数だ。キャスティングが悪いとは思わない。でも、この物語を描くには到底2時間程度では足りないのだ。2時間程度ではあらすじを辿るのが精一杯だし、算哲と周囲の人間との関係、歴史的背景についてはどうしても駆け足になるし、説明不足になってしまう。原作を読んだ時から感じていたが、これは映画よりも是非大河ドラマで1年掛けてじっくりと描くべき素材だと思う。
10/30に見ました。
おちついていていい映画だった。
星空の映像や音楽はなかなかよかった。
むかしのひとは大変だ。信念をとおすにも命がけだ。
また、社会を変えるのはたとえ真実でも大変だと感じた。
利権を維持しようとする構図は今も昔も変わらないのだと感じた。
観測には時間も重要のはず。
原作を読んでみたくなった。
あおいちゃん
原作未読です。
撮影では宮崎あおいが終盤から参加とのことで
映画でこれほど2人のシーンがあるにもかかわらず
終盤から一気に2人のシーンを撮った、ということは……
さぞかし濃密な撮影だったことでしょう。
そりゃ実生活で恋仲にもなるわなw
と、ワイドショー的な側面は置いといて、
及第点の映画でした。
あっ、宮崎あおいちゃんの笑顔は満点ですw
日本的な床への誘い方も可愛くて可愛くてw
ええ、満点です!
おくりびとのような大泣きする映画ではないですけれど
丁寧につくられていて
難しい算術や天文に明るくなくても観られます。
周りをかためる俳優も一人をのぞき
申し分ありませんでした。
地道で地味で苦労が多い上に
ドラマティックな見せ場を作ろうにも難しそうな題材を
これだけの人間ドラマに昇華させたのは
すごいと思います。
全56件中、21~40件目を表示