劇場公開日 2011年11月19日

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「この邦題は無い」ラブ・アゲイン クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0この邦題は無い

2017年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

知的

「ラブ~」というタイトルの映画は苦手でして、オムニバス形式でいろんなカップルのエピソードが垂れ流しなんだろうなというイメージしかありません。
この作品も原題は「CRAZY,STUPID,LOVE」でそのままでいいのにこの邦題。げんなりしつつも何故に観てたのか。多分どこかで予告観て配役の豪華さに惹かれた気がする。ライアンゴズリング好きなのと、エマストーンも出てて、ララランドな感じと、「レスラー」で興味持ったマリサトメイの所為だろうな。まあエロイんだけどね(飛び散る汗)。

ジェイコブのいい男訓練がサイコーで(サウナでの説教は爆笑)、キャルのダサ男要素(ポロシャツジーパンに白いスニーカー、マジックテープの財布、ストローでカクテル飲む所etc)にダメ出ししていくのが、小気味いい漫才を見ているようで心地いい。ここでの突っ込みが後々展開に逆転するのもまた気持ちいい。

ハンナの話もまさかの絡み方だし、ロービーの恋の行方も最後の締めになるし、ケヴィンベーコン演じる浮気相手も驚くほどちょい役なのがおかしいのと散々名前をいじられる処、隣人バーニーの絡み方も可笑しくて、とにかく話の構成、脚本が素晴らしいの一言。

期待してなかった分、満足感充分な映画でした。

クリストフ