「狂気の中のせつなさ」莫逆家族 バクギャクファミーリア ゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
狂気の中のせつなさ
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現実と過去が交差するスピードある展開に、生々しいバイオレンス。
そして冒頭の観覧車など、どこかノスタルジックにさせてくれる映像美。
スクリーンでないとこの映画の良さは伝わってこないような気がしました。
出てくる男たちは、結局暴力という方法をみんな選んでしまって狂気の世界に入っていってしまいますが、それがすごくせつないです。
主人公の鉄もなんとか平和的に解決できないか模索するけど、結局最後は怒りを爆発させてしまいます。
その後の瞳がとても悲しげで、ここが徳井さんが主人公に抜擢された理由かなと思うぐらいグッときてしまいました。
話が少しわかりにくかったり目をそむけたくなるシーンもありますが、友との絆を考えさせられたり、親子を考えさせられたりなど素敵なシーンがいくつもあります。
ぜひ、体感してほしい作品です。
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