「凄いおじさん。」アジョシ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
凄いおじさん。
チラリと映画サイトの感想を眺めただけでも、すごい高評価^^;
そうか~みんなウォンビンが好きなのねぇ~なんて思いながら、
なんで自分の感想ってこうヒトと違うんだろうな、と落ち込む(爆)
まぁ正直バイオレンスが苦手なのと、臓器売買に絡む人体破壊、
なんだか気持ち悪くなってしまうと、もう、ドラマに入り込めない。
肝心のドラマ部分、明らかにレオンや96時間(他にもまだあるな)で
観てきたシチュエーションがテンコ盛り。単純な焼き増しに見える。
深みがあるといえば、俳優の演技で、ウォンビン、キムをはじめ、
脇のバカっぽい組織連中や主犯の兄弟、確かに巧いんだけれど、
どっかで観たことある場面ばかりで、先の展開が読めてしまう…。
なのでその穴埋めに切って、切って、切り刻むの如く人体を壊す。
この、切り刻む時間をもう少し減らして^^;
肝心の二人の描写(心を通わせる)シーンが欲しかったなぁと思う。
個人的にはウォンビンもキム・セロンも前作の方がずっと良かった。
だから脚本の難かな、と思う。
韓国映画って、今やこんなにバイオレンスが主流なんだ^^;
以前に観た「チェイサー」なんかもこの部類だったような…
邦画も最近無意味に残虐さを増している気がするけど、今作を
観たら、その比じゃないわな~。昔の侍映画、任侠映画もその
斬るだ、血飛沫だ、はもちろんあるんだけど、斬ることの意味が
ちゃんと存在していたような気がする。最近のには、ないよなぁ。
物語の方は…分かりやすい展開と二人の絆、ウォンビンの過去が
後半で露呈され、なぜ彼がこんな世捨て人になってしまったかが
判明する。このあたりで、あぁ~だからなのか。。。と感情移入、
何が何でも少女を救い出す!とウォンビンが縦横無尽に駆け回る!
彼の肉体美とアクション、敵の用心棒的な存在(タイ人の俳優)との
最後まで因縁めいた闘いぶりは必見!そこは闘いにドラマがある。
というわけで。。
ウォンビンのアジョシぶりを堪能し、やっぱり彼っていいわね♪
と、ウキウキ絶賛しながら劇場を出てくるには打ってつけの作品。
ファンは必見かも(そんな言われなくても観てますよねぇ)
(お茶碗を落とすシーンが良かった。母親から守りましたからね^^;)