ツレがうつになりまして。のレビュー・感想・評価
全99件中、61~80件目を表示
うつの啓発にはよさそう
うつ病の典型的な症状や対処法などが描かれていて、
病気をよく知らない人には勉強になりそう。
「頑張れ」を連呼する兄とかワザとらしい演技も多いが。
ただ、この映画が描いているのは夫婦愛。
うつ病の自分を傍で支え続け頼りにしてくれる奥さんは
強い自己肯定感を与えてくれるだろう。
うつ病克服の話としては、
ここまで恵まれた境遇の患者は稀だろうと思わなくもない。
主人公の成長してく様子
鬱病体験者からしてみると
あるあるーって場面がたくさん出てきます。
この作品が面白いのは、鬱病そのものの辛さを描くだけだ終わらず
鬱病をきっかけにして主人公が成長していく様子を描いているからだと思います。
イイ映画です。
すごくうまい映画という訳でもない。
特に堺雅人は、雰囲気がいいが特にどうこうがない。
悪くないけど、何か違和感が残る。それはこの映画の役者がみんなそう。
コメディ側に寄せるとこの事の重要性が軽くなる。だからと言って説明過多にする訳にもいかない。おそらくギリギリのところをやってるように思った。
しかしイイ映画だと思うのは、この痛さを静かにあらわしてる。
色んな痛みをうまく入れてくる。
理解ある妻がほんのりと幸せをもたらす幸運な事例
総合60点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
仕事の忙しくない自由業の妻が現実を受け止め理解を示して支えてくれて、のんびりとした雰囲気の中で家に彼の逃げ場があったのは幸運だった。さらに幸運にも、妻は漫画家として自立も出来たし、身近なことを題材にして本も出せた。愛情のにじむ温かみのある話に仕上がったと思う。
だけどこのような幸運な人ばかりでもないだろうし、むしろ仕事もなくし家族からも理解されないような人って多いのではないかな。幸運に恵まれなかったそんな普通の人々はどうなるのだろうか。観ていてそんなことを想像していた。それとうつになるまでに過程がかなり省かれていて、そうなるまでの苦しさがあまり伝わってこなかった。うつからの癒しはあったけれど、厳しさの描写は足りないように思った。悪い作品ではないけれど、そんなこんなで何となくはまれなかった。
温かさがある
夫婦の愛を綴ったほっこりできてほろりと泣ける作品。
宮崎あおいの可愛さ、前向きさ、堺雅人の情けなくも病気に立ち向かっていく力。見た人は必ず元気になり前向きになるであろう。
ネガティブになっている人に見ていただきたい。
仕事を辞めないと離婚する
うつ病を経験したものです。この映画を見てすばらしいと思ったことは、ハルのセリフです。その中で特に印象に残ったのは、「仕事を辞めないと離婚する」という言葉。普通の人なら言えないかも。うつ病は一見、本当にうつ病にかかっているのかどうかわからないうつ病患者も多い。つらさなどうつ病にかかっている人しか分からないのです。精神科の医師もわかりません。本当につらいから自殺を考えるのです。他人が「頑張れ」などと明るく言ったらとてもとてもうんざりです。
ハルのような妻がいたらどれほどうつ病患者は自殺しないで済んでいることか…
この映画を見て少しでもうつ病のこと分かっていただければとても大きなことだと思います。監督に大感謝です。
ツレが、屋上から下を見るシーン、とても恐ろしくて見ていられませんでした。食欲もなくなるし、何にも興味がなくなり、生きていることすらつらいのです。
この自分のつらさを他人に分かってほしいのです。無理だけれど・・・
うつ病は「心の風邪」とは昔から言われてきたけど、うつ病になった人しかわからないとんでもない「悪魔の風邪」です。
私もそうでしたが、もし一人で苦しんでいたら死んでいたかもしれません。人間、自分が苦しいと他人のことなんか気遣いできません。ツレはハルに気遣いができていたけれど。
今は、うつ病もほとんど治って、今まで以上に周りの人々に気を使って優しく対応しています。
ほっこりとできる作品でした
うつ病の話なので少し暗いものをイメージしていましたがそうでもありませんでした。
情けない自分を責めるツレに対して自然体の優しさで接するハルさんの姿が印象的でした。
ツレの日記を読み上げる場面では少し涙ぐんでしまいましたが全体を通して温かい雰囲気の作品だったので観ていて気持ちが良かったです。
割れないであることに価値がある。
うつ病という病気がまだまだ認知されていないイメージがありますが、現代社会に置いてとても身近なもので誰もがなり得ると思いました。
とても素敵な夫婦でああいうふうに支えられる奥さんに将来なれたらいいなと思いました。
2時間だったんだ...
彼氏と一緒に観たんですが
とても長く感じました。
2時間半くらいある作品なのかなって思っていたら
これ、2時間しかなかったんですね笑
宮崎あおいみたいに支えることができる人になりたいです。
私もうつになりまして
宮崎あおいのような妻がいたら鬱にはならないのではと鬱になったことのある私は思ったのです。鬱は辛いです。職を失います。働きたくても働けない。妻が食わせてくれるなんてあまりありません。貯蓄を切り崩し、治癒しなければいずれ餓死です。
機械のエラーと人間の不完全さをレトリカルに重ねている
ゴミ=役に立たない人間を暗示するシーンも印象的だったが、ラストのハッピーエンドがもったいない、もっと病の底なしを描いてほしかった
うつ病への見方が変わりました。
ずっと気になっていた映画です。うつ病の知識はなく、ただ病んでいる人というイメージでした。しかしこの映画を観て、大変な中にも暖かい幸せがあり、心温まるすごくいい作品でした。漫画家ならではの絵日記で描かれて行く日常がすごく可愛らしかったです。なんだか幸せを貰った気持ちになりました。見て損はありません!
あたたかみのある作品。
あたたかみのある作品でした。
ぎこちない、だけど幸せそうな笑顔が…堺雅人さんの演技はうまいですね。
一歩進んでは、止まって、また一歩進んで。
こんな風に支えあってゆっくりとでも進んでいける人生を歩んでいきたいなあ。
そして今の私を支えてくれる人に感謝をしたい。
よく見れば大切なものって近くにあるのだから。
鬱ッテ?笑えて泣けて。夫婦の絆を。
まず初めに思ったんですが、これはもしや安浦刑事の家ッ!????
そんな懐かしいドラマを思いだしながら鑑賞…
とにかく感心しちゃう!!同じ女として…。ツレのツレが凄く素敵な奥様なんだよなぁ…仕事辞めなきゃ離婚するっ!!
なんて…更には自分が鬱になったって不思議じゃない環境の中…。支えてくれる、傍にいるって事は本当に素晴らしい事。
本当の鬱に対しての知識もなく、周りの言う「最近鬱だわー」とは全く違う【鬱】。偏見もあると思うし接し方とか凄く悩む…でも作品を通して変に気張らなくていいのかなって。
そんなに重苦しい作品ではなく所々で笑えて、でも泣けて、凄く楽しめました♪
しかし、ツレは周りの人の環境に恵まれてるなぁ。
優しいゆえに几帳面で繊細ゆえの鬱…複雑な心境になった。だからこそあんなふうに支えられる妻になりたいと思えた。
オススメしてくださったH様に感謝。
宮崎あおいさんみたいな奥さんだったら、特に問題ないと思うけど・・・。
自分もうつ病になるかもしれないと思い、(頭が重くてやる気がないということなら、もうなっているのかもしれないけど・・・)興味があったので、見てみました。
しかし、これならうつ病は関係ないかな?
ちょっと重くなるけど、癌や心臓病、脳梗塞、若年認知症などの他の病気でもいいと思った。
これはうつ病というより、宮崎あおいさんを見る映画です。
とにかく可愛いし、やさしいし、同時に男前ですごくかっこいい。
「ツレがウツになりまして、仕事をください!!」と編集者にせまるシーンは、女性だからかもしれないけど、本当にかっこよくてシビレました。
こんな人がいたらすばらしいな、という気持ちで見ていました。
だけど、世間一般的には、うつ病で会社辞めるなどということになれば、夫の方は「星守る犬」の西田敏行さんみたいになりそうな気がする。
面白かったけれど、宮崎さんが見たくて見たのではなく、うつ病になったらどうなるのか?ということを見たかったので、その辺が不満でした。
本当に心温まる映画
イイ映画だった。
“うつ病”という極めて暗くなりがちな題材を扱いながら、決して暗くならず、ユーモアを交え、温かい前向きな気持ちにさせてくれる作りなのがイイ。
日本映画の難病物では珍しい。
この作品がここまで好感持てる作品に仕上がったのは、何と言っても、宮崎あおい&堺雅人の好演あってこそ。
宮崎あおい、こんな奥さんが欲しい…
堺雅人、さすがの巧演。
この2人の自然体の演技で、ただの難病映画ではなく、ハートフルな夫婦愛物語へと昇華させてくれている。
見て絶対損はしないし、素直に見て良かったと思える。
そして自信を持って他人にオススメ出来る映画。
全99件中、61~80件目を表示