「優しさがいっぱい♪」ツレがうつになりまして。 mammieさんの映画レビュー(感想・評価)
優しさがいっぱい♪
NHKで実写ドラマ化もされた
細川貂々の同名コミックエッセイの映画化です。
物語は~
漫画家の晴子(宮崎あおい)は真面目な性格の夫のツレ(堺雅人)と
のんびりと幸せな日々を送っていました。
しかしある日、ツレが「死にたい」などと言い出して・・。
病院での診察結果は“うつ病”。
晴子は原因が仕事のストレスだと考え、ツレに会社を辞めさせますが
病状は一進一退を繰り返します。
そんなツレをゆっくり見守りながら
晴子はツレの様子をイラスト日記に綴っていく。というストーリー。
宮崎&堺の夫婦役は、NHK大河ドラマ“篤姫”に続いて2度目。
ということもあってか、とっても良い雰囲気~♪
“うつ病”という重いテーマの映画ですが
穏やかに、温かく物語が進行していきます。
頑張らない!
コレって患者さんにとっても、支える家族にとっても
大事なことなんですよね~。
キャストで光っていたのは、晴子のお母さん役の余貴美子っ!
優しくて優しくて優しくて。
ほど良い距離感で娘夫婦を見守っていますよ。
バファリンは半分が優しさで出来ているらしいけど
このお母さんは全部、優しさの塊です。
こんなお母さんに私もなりたいっ!まさに目標です。
それと患者さん仲間の吹越満。
ツレの環境とは違う、悲しい患者さんの役。
出番は多くないんだけど存在感あるわぁ~。
この映画を観ている時、気になったのが
斜め後ろに座っていたオバサマ2人組。
ペチャクチャ話す話す。ホント!とっても迷惑でした。
【上映中は私語を慎む】って、基本ですよね。
でも私も近頃は1人で映画を観てばかりだからなぁ・・
子供と出掛けた時には気をつけなくちゃ!!
でね。更にチッ!って思ったのが
ツレが苦しんで、体を丸くして布団にくるまり泣くシーン。
何回かあるんだけど、その度にそのオバサマたちがね
笑うんですよ。
作品の楽しみ方は、人それぞれだから良いのだけど・・・。
実は私、産後うつの経験者。
だからツレの苦しさが痛いほどわかって、切なくって。
“自分はダメだ。”“こんな私でごめんなさい。”
映画のツレと同じように
本当にそんなことばかりを考えて口にしていたの。
今だから笑っても話せるけどね。
だから、イラっとしちゃったワケ。
この映画、うつ病なんて関係ナイって思っている人にも
観ておいてほしいな~と感じました。
こんなストレス社会ですからね。
いつ、自分が、大切な人が患うかもしれませんから・・・。
“ツレがうつになりまして”星は4つです。
Ryutoppyann (リュウとぴあん)様♪
もったいない位の嬉しいコメントをありがとうございました。
PCの前で小躍りして喜んじゃいました。ヽ(^o^)丿
思わず声が出ちゃう!とかありますよね~。
高校時代だったか友人と【オルカ】を観に行った時のこと。
観客には、主人公の背後からオルカが飛び出すのがわかるシーンで
友人が思わず「危ないっ!」って叫んじゃったのです。
当然、館内は大爆笑っ!中には気分を悪くされた方もいらしたでしょうが
私、この場合は許していただけるのでは?と感じました。
今回、偉そうに意見をレビューにUPしてしまいましたが
Ryutoppyann (リュウとぴあん)さんのような暖かいコメントを頂けて
本当に嬉しく思っています。
映画大好きおばさんは、大変励みになっちゃいました~♪
これからもボチボチとレビューを更新していきますね。
そちらのレビューも拝見させていただきます。よろしくお願い致します。
mammie
いっつも簡潔、でも心温まるレビューを書いていらっしゃるので気になってチェックしていました。私も実は、昭和一桁の親に育てられたのもで、前回のくすっとしました。
映画のマナー気になりますよね。なるべく私は映画を一人で観に行きます。笑いのツボが人とずれている事があるからです。
思わず大きな笑い声が無意識に出てしまっても、周りはシ~ンと鎮まり返っている時、超ヤバイ、どうする?と言う事も有るのです。
例えば、スパーマンなどを見て、彼が登場する時は、「あれ何?鳥か?いや、スーパーマンだ!!」って、映画の中で空に向かって指差す街の野次馬の様に、自分も画面に向かって同じ事一緒にしてみたい!って衝動を覚える時がありました。
試写会では、良い作品の後では、拍手も有りますが、普通映画館では有りません。
マナーは守りたいし、守ってもらいたいけれど、乗り良く映画を楽しむのは、どう、映画館で過ごすのが良いのでしょうか?
改めて、映画館でのマナーと映画の楽しみ方について考えるチャンスをありがとうございました!今後も素敵なレビュー楽しみにしています。