劇場公開日 2011年10月8日

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「ほんわか」ツレがうつになりまして。 JiroGracieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ほんわか

2023年1月24日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

うちもツレが躁鬱になってしまって、これはHuluで観れると知って観た。
鬱より躁鬱のほうが重いらしく、自死の可能性も大きいらしいので、我が家の暮らしに比べると、この作品はまだ羨ましいほうに見えてしまうのは不思議なもんで…。
でも、非常にわかりやすく映し出されてて、多くの人に観てもらいたいのは山々なのだけど、でも結局こういう作品を観たとて鬱への偏見は拭えない現実にもどかしさはある。
私にも持病があるのだけど、やっぱりたまにTVなどで特集されてても、みんな「あぁ可哀想に…私はこの病気じゃなくてよかった」くらいにしか思ってくれないのが世の現実なのである。
世の中には病人には「可哀想」という感情はあっても、「助けてあげたい」までは思わないもんです。
差別もそうです。
自分がやられて初めて気持ちがわかるんですよ。
この世、特に日本ではほとんどがブラック企業と言われてます。
この病にかかってしまう人が後をたたないのに、鬱になったヤツはそいつの運が悪いくらいにしか思ってない国民です。
働け働け!!って奴隷のように扱い、楽して金儲けしたいが為に従業員に働かせる経営者が多すぎる。
そんなヤツはこの映画観ても、何も学ばないんだろうな…。
だから、これくらいのハッピーエンドっぽい感じで終わらせるしかないのかもしれないですね。
あんまり暗くしてもしょうがないからね。

JiroGracie