劇場公開日 2011年12月9日

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「天才子役というのは賛成しませんが」リアル・スティール seisinseiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0天才子役というのは賛成しませんが

2011年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

幸せ

子役が出るとすぐに天才という修飾をしますが
特に天才とは思えません。
普通にアメリカの子役というレベルと感じました。

映画としては
お勧めです。
多少雑な展開もありますが
そんなことは忘れて観れます。

傷ついた人生が
こんなふうに蘇生できるなら
人生は失敗や堕落も糧になるということを感じます。

不幸は外だけにあるのではなく
自らの内側に存在する
”なにか!”に起因する。

年齢や性別に関係なく人は人との関わりでしか成長はない。

幸せの涙を流せる1作。

恋人と二人の未来のありかたを確認しあえる1作。

愛し始めること
愛し続けること

このクリスマスに
あなたも
心をしっとりしてみてはどうでしょうか。。。

余談:オマージュhommage
個人的な見解を出ませんが
主役ロボットの名前はスピルバーグの日本への敬意を感じ
彼の誠実さに人として見習いたいと思いました。

例えば、手塚プロは「ジャングル大帝レオ」の版権を放棄して
ディズニーが「ライオン・キング」を製作したことに
人間性で勝利しました。

そういった過去の出来事も含めて
手塚治氏への深い尊敬と献身に対して
未来に歴史を残すため
スピルバーグが
このロボットにこの名前を冠したと
私は理解しています。

人が人を尊敬し、感謝する
そんなすばらしい心が
目にははっきりと見えないところに有って
この作品に味わいを醸し出しているのだと

seisinsei