映画 怪物くんのレビュー・感想・評価
全14件を表示
キャスティングを楽しむための映画
この映画が作られた理由って何?
広い映画館に観客10人弱。
しかも映画の途中で半分が席を立ってしまいました。
席を立った人の気持ちが、私にもよーく分かります。
私は3Dで観ました。
3Dの追加料金がもったいないと思ったので我慢して最後まで観ましたが、3D効果をまるで感じられません。
2D版が同時上映なら、安いし、画面が明るくて目も疲れないので、そちらを見たほうが良いと思います。
しかしエンドロールを最後まで観たおかげで、この映画がなぜ3Dで作られたのか、理由(というかオトナの事情)を発見できたのが唯一の収穫でした。
日本テレビの「3Dコンテンツ充実化委員会」みたいな組織が介入していたんですね。(組織名は正確ではないですけど)
社内の偉い人が「これからは3D時代なので、ウチもひとつ3D資産を充実させろ」とでも命令したのでしょう。
社内事情はどうあれ、観客に金を払わせながら、観客を完全に無視して平気な点は、さすがは巨人・読売の関係会社だと恐れ入りました。
さて、映画の中身ですが、子供向け映画のはず……です。
しかしこの映画を絶対に子供に見せてはなりません。
主人公のチンチクリン野郎(たぶんジャニタレだが名前を失念)の言葉遣いの悪いこと態度の悪いこと。
吐き気を催します。
怪物くんはワガママである。
それはいいんです。そういう設定ですから。
しかし、怪物くんは低能であり、無礼であり、下劣下品きわまりない。
……そんなことを藤子不二雄氏が求めていましたか。
絶対に解釈を間違っていると思います。
子供の教育上という観点からも、芸術への冒涜に抗議する意味からも、ボイコットすべき作品だと感じました。
わがまま
納得
そうだ、と思い立ち検索してみてびっくり… 私の満足度と対照的すぎる評価(笑)
そりゃそうです。
映画の評価をするサイトに登録されるような映画好きの方が見る作品ではないですよね…
ちなみにダビングしといて言ってしまいますが、ドラマはもっと子供向けな内容でした。アニメを見る世代の子供と、俳優さんに興味のある人がターゲットだったのでしょうね。私は後者です。
むろん、内容を期待して行ったのではありませんでした。
大野智さんの演技を見に行ったのでした。
演技の振り幅が凄い。
あの歳で(失礼でしょうか…褒め言葉です)怪物くんを演じられる人は他にいないだろうと私は思います。
映画館の大画面で普段あまり見られないイキイキした大野智の演技が見られる、それが醍醐味なのでした。
後にドラマが始まったベム、1話だけ見ました。
怪物くんが上手くいったからって違うぞ、と思いましたがそれは私が大野さんファンだからそう思ったんですね。
皆さんのレビューを見て
あぁ、私がベムの時に感じた見てられない感を皆さんは映画館で体験されたのか…と思いました。
ごめんなさい、ヒドイ言い方ですね。
新鮮な驚き、というか発見だったので書きたくなってしまいました。
こんな文になるはずじゃなかった(^_^;)
二時間ドラマ
何てクオリティの低い映画ざましょ
藤子不二雄Aの代表作である人気漫画。
昔、アニメは見た事ある。
嵐の大野主演の実写ドラマは見た事ない。
それを踏まえた上で、ドラマの映画版の鑑賞。
きっとこの映画版は、幼稚園児かドラマを見てた人か嵐ファンの為に作ったのだろう。
まさか、一般の映画ファンに向けてではあるまい。
だとしたら、舐めきっている。
話は幼稚な漫画。
元々漫画だが、特に集中して見ていた訳でもないのに、話が分かるのはオッドロキ!
脚本の巧みさか演出の巧さか?(皮肉です)
美術もCGも陳腐。
敢えてクオリティを無視して、漫画の世界を忠実に再現しただけなのだろう。それなら言う事ナシ!(これも皮肉です)
怪物くん、ドラキュラ、狼男、フランケンに扮した4人はハマり役とか言われてたけど、本当にそう?
ただコスプレしてコントしているようにしか見えない。
この映画は幼稚な漫画なのではなく、コスプレ・コント劇なのだ。
TVドラマでは勇気や友情が描かれていたらしく、映画版もワガママだった怪物くんの成長が描かれているが、コスプレ・コント劇と劇場時3Dだった為それを意識した画面作りの中に埋没し、印象に残らない。
松岡と稲森いずみの関係性はこの映画の泣かせポイントなのだろうが、TVドラマを見ていないと何のこっちゃ?
上川隆也演じる悪役も悲劇的な役回りなのだろうが、それが全然伝わらない。
劇中でドラキュラが「何てクオリティの低い口喧嘩ざましょ」と言ってたが、「何てクオリティの低い映画ざましょ」の間違いざましょ。
今の日本映画界、こんなのが映画になって興行30億も稼ぐんだもんなぁ…。
もう安易な漫画の実写ドラマ化→映画化は止めてほしい。
全体的に薄い映画
な、なにこれ?
全14件を表示