劇場公開日 2011年9月16日

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「ジェームズ・キャメロン探検隊が行く!ジャングルの奥地に広がる大洞窟!襲いかかる嵐!一向を待ち受ける運命は…!?」サンクタム 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ジェームズ・キャメロン探検隊が行く!ジャングルの奥地に広がる大洞窟!襲いかかる嵐!一向を待ち受ける運命は…!?

2013年1月13日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

パプアニューギニアのジャングルの奥地に広がる大洞窟。探検隊が足を踏み入れるが、巨大嵐が直撃。洞窟からの脱出を試みるが…。

ジェームズ・キャメロンのプロデュースによるサバイバル・アドベンチャー。
パプアニューギニアの雄大なジャングルの景色は「アバター」のパンドラみたい。ちょっと意識した?
見る前は探検隊が洞窟内で得体の知れない何かに襲われるB級モンスター・パニックと思っていたのだが、何とこれ、実話らしい。
なので当然モンスターは登場せず、決死のサバイバルが描かれる。

冒頭のこれから始まる冒険にワクワク、前人未到の大洞窟に恐怖、嵐の直撃による危機また危機に手に汗握り、亀裂が生じる探検隊の人間模様にハラハラ…スリルいっぱい。
でも、そのいっぱいのスリルが逆に押し付けがましくなっちゃって、少々B級臭が匂うのもまた事実。
骨となるような太いドラマ性が足りず、探検隊の人間模様もよくあるピリピリ確執ドラマの域を出ていない。
大自然の脅威も薄い。

無難には楽しめるが、いずれはB級サスペンスの棚に陳列されて、「えっと、サンクタム、サンクタム…」と探す事になっちゃうような映画。
第2の「運命を分けたザイル」にはなれず。
ジェームズ・キャメロンもたまには小品を作りたかった?

近大