リセットのレビュー・感想・評価
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交通事故が縁で・・・
オリーヴ(ジョヴォヴィッチ)が溺愛する10歳の息子ボビー(リスト)はスケボーで遊んでいるときに交通事故に遭う。彼を撥ねたのはオクラホマ最大の不動産会社を経営するケント(プルマン)。骨折と擦り傷だけの軽傷(?)で済んだが、その後も何かと優しくしてくれるケント。彼ら夫妻には同じ年頃のジェイミーという一人息子がいたのだが、不幸にも亡くしてしまったらしいのだ。そんな折、積み重なる詐欺の疑いで投獄されたオリーヴ。ボビーは保護施設へと入れられることになり、ケントと妻メアリー(マーシア・クロス)はそこでボビーを養子にしたいと申し出た。そして8か月後に出所したオリーヴ・・・
毎日息子には会いにきてもいいが、親権はケントとメアリーにある。なんとか働こうとするが、どうも長続きしない。腐れ縁のウォルト(ロリー・コクレイン)からも犯罪に誘われたりする。さらにボビーは悪友とともに警察へ学校が何者かに襲われようとしているとイタズラ電話する。
警察のやっかいになったが、11歳に罰を与えられない。そして、オリーヴはついにボビーとしばらくの間離れる決意をするのだった。
ボンドガールや『X-MEN』シリーズで活躍したファムケ・ヤンセン。念願の監督デビューも非ハリウッドで挑んだ。映像もミニシアター作品ぽく、心に響く作品となっている。母と息子の愛情を描くと同時に、養子を育てることの苦悩を一度に表現するのは難しいけど、なんとか合格点に達したといったところか。
何度も
寝ては巻き戻し、また退屈で寝て…を繰り返してしまった。
結局は何だったのかって事も分からないまま、ただ衣服だけが取り残されて町中の人が消えていくってだけの話。
子供しか生き残れない現象なのか。
よく分からない何かの仕業なのは分かったが、ラストはそんな終わり方しかなかったのだろうか。もっと他にもあったのでは?
退屈でした。
なんじゃこりゃ⁉︎
SFだと思っていたら、これはホラーでした。
闇が町中の人たちを消し去ってしまう恐怖…。
一人また一人と、ジワジワ忍び寄る真っ暗闇の恐怖にドキドキさせられます。
自分という存在を消されないように、生き残ろうと必死に灯を求めますが、結局は皆「存在する」と存在意義を叫びながら消えてしまうのです…。
お化けの怖さとは違った全く新しいホラー映画。
存在しないものに対する恐怖というのが新しい発想でした。
目に見えない恐ろしさとは、まさに盲点をついた作品でした。
とにかく
燃やせよ!
人のいない町なら、燃やし放題。
それが簡単に出来るのに、電気ばかりに頼る生存者。
ラストも結局、何故、こうなったかも分からないままだし、子ども二人の生き残りも、先が無いバッドエンド。
最初のみ良さげな様な予感だったのに・・・残念。
いまいちテーマが分からない
夜間の観賞は睡魔必至。SFスリラーに区分される本作はかなりの変わり種であることには間違いないだろう。
興味を引く内容ではあるのだが、本作はかなり宗教色が強いタイプの作品だ。恐らく旧約聖書(だと思われる…)に多少の知識があったり、内容が何となくでも理解していれば本作の真髄を知ることが出来るのだろうが、私には全く伝わらなかった。
本作は「暗闇」から逃げるという話なのだが出来るだけ光を集めて建物に籠城するというのが話のメインになる。しかし暗闇が意思を持っているかのように主人公らに襲いかかり、飲み込もうとする。しまいには罠までしかけるなど恐ろしい存在だ。
その中で宗教的解釈と思われる場面が現れ、本当の意味を解せないまま場面展開が進んでいくような形だ。特に終盤は置いてきぼりだ。映画が一人歩きしているように淡々と進み、観客を置いていってしまう。
特に目立つ特徴もなく、正直記憶にもあまり残っていない。だれか分かる人に解説をお願いしたい。
腑に落ちぬ
いまだに映写技師っているんだ、とか、休憩時間に普通に飲み物買いに行くんだ、とか、売店の女性との何か思わせぶりな会話とか、出だしは期待感満載の好調な滑り出し。
さて、停電後に人の中身だけが消えて服だけが残っているとうい不思議な状況。ここまでは、面白かった。
しかしこのあとの展開がどんどん萎縮してゆき、閉塞感のみ。売店の女性はどうなった?そんな関連も霧散し、ただ思考能力を奪われた悪夢の中で悪あがきをしているような展開に。
燃えるものを集めて燃やせよ、なぜそうしない、と電気式の光だけに頼る連中にイライラ。松明に火をつけるシーンで、なぜ建物に火を付けることを思いつかないかな。
その松明で自動車のガソリンに火をつけたりとかも。
制作側の大人の事情なのか、確かに人が消えるシーンは単に服だけ残しておけば良いし、自動車もクラッシュなどなく適当に並べて置いておけばいいし、建物燃やしたりしたら制作費がかさむだろうしと、低予算の制限の中での苦肉のアイデアでなんとか完成させたのだろうとは想像がつく。スタッフの悲哀を想像。もっと予算をつけてリメイクしたら良い映画になる可能性はある。
宗教映画
暗闇の中で迫ってくる影が不気味でひきつけられました。
評価はあまりよくないけど、私はそこそこ楽しめて見れました。
色んな伏線とかどう回収されるかワクワクしまがらみてたんですが、謎が謎のまま解明されずに終わってしまいます。
神様が決めたことに理由はないということでしょうか。
まあ、そういう映画もありだと思います。
ヘイデンの演技も良く役にはまってたけど、ヘイデンはルークじゃないと思う…
なんだかなー映画…難解
冒頭はなかなか引き付けられました。突然「手」の影が迫り、人々を消していく。
衣服は残っているというのが怖い。
はっきりとなぜ人が消えたのかは分かりませんが、宗教的な内容から察するに「神様」関係です。
環境破壊だなんだで好き勝手する人間がどうも我慢ならなくて消しちまえ!…となったのでしょうか。
その点は確かに今のままの人類でいてはならないので何らかの改善が必要だとは感じました。
ただ、映画としてはチョット…
ただ訳も分からない状況でなんとか消されずに生き残った人で逃げたり助け合ったりしますが、その感じが最後まで続くので飽きました。
途中何度もうつらうつらしていました。
その度に覚えている箇所まで巻き戻しましたが。
話が進まないので3時間半位の映画を観ている様な感覚にとらわれてしまいます。
人には勧めづらいですかね…
設定は良いんだが、なんだかね。
設定は良い。
けど結局生き残った人間のワガママで続々と死んで行くだけ。存在するのセリフは意味があったのかな?結局消えてるし、その前になぜ生き残ったのかも分からず。う~ん?最後にはあの少女だけが余裕でノウノウと生き残ってるのが意味不明。途中こんな状況でコケて足痛めるか?ってぐらい色んな人間がマイナスになる行動します。それがイライラします。
七番通りの消失
ある夜、突然。
街中の人間が衣服を残して、忽然と姿を消してしまう。
何故か姿を消さなかった、一部の残った人々の運命は?
物語の導入部分は、ナカナカ惹き付けられるものがありました。
その後の、脱出劇(というか「悪足掻き」でしょうか?)は、まあ普通にドキドキするレベル。
ちなみに原題は『VANISHING ON 7TH STREET』(7番通りの消失)
日本版タイトル『リセット』は、ある意味ネタバレになっちゃってます(苦笑)
日本用に判りやすいタイトルをつけるのは良いんですけど、もう少し考えて欲しいですよねぇ。
何者か(恐らく神?)の手によって【リセット】されてしまった人類。
その終わりと始まりを描いた作品だということが、最後まで観ると判る仕掛けになってます。
作中でも話が出てきますが、神の存在を意識せざるを得ないですね。
無宗教の多い日本人には理解しづらいかも知れません。
ちなみに、主演のヘイデン・クリステンセンの役名が『ルーク』というのは、わざとなんでしょうかね?
現代版ロアノーク島事件
なんとも不思議な映画である。謎だけを残して映画は、終わってしまった。
なるほど16世紀に起きたロアノーク島の失跡事件がベースになっていると劇中くどいくらい(映写機係りの男の読んでいた本、CROATOANの落書き)あったとおり当時も謎だったのだろうと想像する楽しみは与えてくれるが、それがどうしたと言いたくなる気持ちもよくわかる。闇が怖いのでなく見えないことが恐怖なのかもしれない。諸君!昼の光に夜の闇の深さにがわかってたまるか(ニーチェ)!なんだよっ。
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