「笑って、泣いて、勇気を貰える、桃太郎的なSFXファンタジー」カウボーイ&エイリアン Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)
笑って、泣いて、勇気を貰える、桃太郎的なSFXファンタジー
クゥ~もう古希を迎えるハリソン・フォード憎い程に恰好良いアクションは、今だ健在!!
そうなんです!ダニエル・クレイグも恰好良い!!オリヴィア・ワイルドもチャーミング
スター俳優達のそれぞれの見せ場をきちんとわきまえた演出が憎いんです。
お話しは、最近流行りの3D使用のドンパチ活劇も、近未来物ばかりでは、もう食傷気味と言うことで、それなら一層の事、100年前に戻してしまおうって事で、西部劇スタイルの
ハリソン・フォードがすこぶる良いんです。今回は、悪役?でも、本当は親馬鹿ちゃんの役で、息子とのやり取りも笑えます。そして、ほろっと泣かせて、また、笑わせてってのは、スピルバーグの大好きな手法ですよね。監督ジョン・ファブローそして、制作がスピルバーグで、しかもロン・ハワードがプロデューサーとくれば、鬼に金棒、いえいえ、エイリアンにカウボーイなんです!!これだけの、顔ぶれが揃うともう、スッチャカ・メッチャカ
とっ散らかってて、収集が、つかへんですねん!何て表現したら良いのでしょうか?
多分多額の製作費が掛っているんだろうなって思いながら、どうしたら、ここまでB級映画として、外して作るの?と・・・きっと大変だっただろうなって苦労が忍ばれます。
エイリアンは、時に凄く強く、時に凄く弱いの、ほんまかいな?えぇ~どないなってはるんやろって?不思議不思議の連続活劇の結末は、いかに!それは見てからのお楽しみって事で、期待値ゼロで見ると、これが中々良く見えるんです!
笑って、泣いて、最後も気持ちが良い終わりなんですよこれ!
今人気の『ロサンゼルス決戦』より面白いんです!
試写会でも、賛否の分かれる作品って感じでしたね。
『ET』もそうですが、子供の使い方や、犬の出し方も凄く良いですよ。
これは、きっときっと、B級映画ファンには、涙が出るほど受けそうな作品です。
でもシリアス派の貴方には、向きません。
しかし、2時間は長いかも知れませんが、泣かせて、笑わせてと忙しい映画ですが、みんなが、みんな総力を併せて、敵のエイリアン退治に懸命になる話し、どこか、桃太郎を連想させてしまう話しではありましたが、是見ると、何だか元気が出て来るから不思議な映画でした。そして、勇気を出す事、決して諦めない事、家族や、愛する者たちをお守りする事、そして、人間その気になれば、何時でもやり直しが許されているって事、
これって、今の日本には、ピッタリでしょ?
こんな軽くて、笑えて、元気になる、ハッピーエンドのお話が良いのかも知れません!
オールドファンには、ハリソン・フォードの魅力を楽しんで貰って、バトルSFX好きには、戦闘シーンが楽しめる作品です。貴方のお好みに合わせて是非楽しみ方を工夫なさって見て欲しい娯楽映画でした!
劇中、『神は過去を問わない、今の姿を見ている』ってなセリフがとっても意味深でした!