コクリコ坂からのレビュー・感想・評価
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個人的にハマりました。
気に入った映画は何回も観ちゃうんです。この映画も公開初日から15回くらい観ましたね(爆)ほとんどポイント鑑賞ですが。
海のあだ名や信号旗の意味などはパンフレットで知りましたが、未だに不思議なのは海が必要以上に周りからヨイショされてるってとこですね。水沼クン曰わく『幸運の女神』だから?ま、エエんですがね。
ラストシーンにはいつもジーンとさせられます。小野寺さんの万感の想いがよく伝わってきます。海も俊もホント良かった♪
ちゃんとする
見終えて、そう感じました。
ちゃんとして、ちゃんと働いてちゃんと生きようと。
物質的な豊かさを得たことにより、大きな何かを無くした現代では
感じることのできないもの。
一生懸命に慎ましく、暮らして(生きて)いる登場人物に
僕らが忘れかけている品性を見せつけられました。
何気ない生活があって、家族の食卓があって、友達が居て。
そこには、やっぱり「一生懸命」に生きている人々の躍動がものすごく伝わってきました。
60年代学生運動を連想させるカルチェラタンの高校生たち。
だけどそこにはきちんとした規律があって、礼儀があって。
高校生ながら、家事いっさいを切り盛りする女の子。
みんなまぶしいくらい生き生きしてて凛としてました。
映画なんだけど、アニメなんだけど、自分はそんなフィクションな世界に
羨ましささえ感じて嫉妬してます。
お勧めです
スタジオジブリ作品にしては
ファンタジーのあまりないほんわかとした作品です。
宮崎吾郎さんはお父さんの駿さんの為に、戦後間もなくの日本を上手に描いている。
子供も楽しめるが、団塊の世代にもお勧めしたい作品です。
親子で楽しめる。
うん、良かったです!
santanです。
とても良かったです。
駿先生ではなく、息子さんの吾郎さんの作品ですね。思っていた以上によかったです。
ジブリの作品は必ず、劇場で観ることにしています。DVDでは味気ないです。感動を大画面で!!。TOHOシネマは1000円で見ることができます(鹿児島)。
レビューなので書かせて頂きます、応援の意味を込めて。
昨年の、「借りぐらしのアリエッティ」は、私の中の評価は星2つでした。ジブリでの1,2を争う際の野方でさえ、やはり映画というのは難しいのだと感じました。米林宏昌監督もう一度チャレンジして頑張って頂きたいです。次も必ず見に行きます!!
今回は吾郎監督でしたが、とても良かったです。抑揚を感じられましたが、ストーリーも良かったですし、間も良かったですし、音楽も良かったです。練に練っている感が致しました。
子供さんよりも、30代、40代、50代、60代の方が楽しめるかもしれませんね。
コクリコ坂から
小学生には難しいかなと思いながらも、ぜひ見に行きたいという、小4の娘を連れて行きました。展開が速いということで、見る前に登場人物や、大体のあらすじ、時代背景を少し説明しました。娘にはわからないのではという心配は、全くいりませんでした。ジブリ映画の好きな高学年なら、親子鑑賞も不可能ではないのでは。映像の美しさと懐かしさ、登場人物のひたむきな行動、期待以上でした。「耳を澄ませば」が昭和から平成に変わるころの時代背景(たぶん?)なら、「コクリコ坂より」は高度成長期の昭和まっただ中版です。3丁目の夕日をメルヘンチックにしたような感じです。
あまりジブリっぽくは無いが、意外とおもしろかった
戦後まもなくで、自分がしらない時代の学生の行き方の映画。
過去に学生闘争的なものを映像で見たことはあったが、何をそんなに争っているのか分からなかったが、メリハリを付けてひとつの目的に向かって一致団結して生きていく姿は、少し羨ましく感じました。
自分が肌で感じた時代ではないが、急成長の理由が分かった気がする。
そんな日本の時代を感じさせる良い映画でした。
#5
期待していたよりはだいぶ良かったです。ふつうに楽しめたし、感動もした。
ただ、もう少しテーマの焦点を絞ってほしいし、登場人物たちの個性も強めてほしかったなあとも思いました。そのぶん上映時間がのびてもあたしは全く構わないです。
ここ数年のジブリ作品の中では一番いいと思う!
父子の葛藤を乗り越え、良い作品に仕上がっていた
NHKのドキュメンタリー番組で、この映画を巡る宮崎駿、宮崎吾朗父子の葛藤を描いていたのを観て、興味深く観賞した。
宮崎吾朗の「ゲド戦記」は物足りない作品だったが、「コクリコ坂から」はスタジオジブリの新しい境地をみせてくれた気がする。父子の葛藤は、無駄ではなかったようだ。
凛々しい女性がいつも登場するジブリ作品だが、今回の舞台はオリンピックのころのニッポン。懐かしい音楽、風景が随所で楽しめる。そのせいか、映画館は年配の客が多かった。
SF、メルヘンの要素がなくても、ジブリは魅せてくれる!と感心した。
宮崎吾朗氏はこれで、偉大な父親の存在に脅かされずに、今後、新しい表現の映画をどんどん作り出してくれるのではないかと期待する。
トトロ、ナウシカあたりと比べると宮崎駿作品も壁にぶち当たっていたと正直、感じる。息子に辛くあたる駿は、もしかしたら自分の壁を乗り越えられないところにいらだちを感じていたのではないか。
宮崎吾朗氏は父にない感覚を間違いなく持っている。がんばれ!
時代背景の描写が素晴らしかった☆
今 コクリコ坂から見て来てきましたよ!
映画の感想は すごく面白かった!時代背景とか理解できなかったら 多分わからないだろうし 今の若い人は引いちゃうかもしれない。
中学生以下の子供にはまず無理やわ
俺的には時代背景の描写が すごく綺麗にされてて、愛と友情をメッセージとして伝えられている作品だと思った!
それに音楽とか当時の学生のパワフルな主張とか 今の若い世代にはないモノを当時(1960〜70年代)の若者が持っていて、すごく触発された映画だった!
それに 複雑(全然悪い意味じゃなくて)な家族環境に育った二人の運命的な出会いとか関わりが 心打たれました。
少し難しい映画だから、わかんないかったり 途中でおいて行かれたら、そのまま取り残されてまうやろぉな
賛否両論あるんは、そこら辺の問題やと思う!
時代背景(戦後)と友情(今の人からしたら行き過ぎた)が理解できたら、普通に120点の映画だと思う!
ジブリらしいファンタジーな世界を想像していたら、残念って思うんやろうな!思ひ出ぽろぽろほど大人ぶってないけど、耳をすませばよりはきゃぴきゃぴしてない感じと思って見に行ってください。
また上記の2作品が好きではないかなって人にはオススメはできません!
何故、人気俳優が吹き替えをするのだろう?
宮崎吾朗監督、2作目の長編アニメです。
物語は~
1963年、東京オリンピックの前年
まだ戦争の影を引きずりながらも、高度成長期に入り
日本人が元気だった時代の横浜が舞台。
主人公、小松崎 海の恋模様を中心に
当時の高校生たちの様子が、活き活きと描かれていきます。
TVCMを観て、「暗い映画なのかなぁ」と
思いながら観始めると~
手嶌 葵の歌う“朝ごはんの歌”とともに
なんだかとっても明るい雰囲気~
家族構成や家庭環境などが、冒頭からスッキリは解らなくて
だんだんと明らかになっていく展開は
ちょっとワクワクしましたよ。
海が恋におちる相手、風間 俊くんが
なかなかカッコ良くて、ニンマリしちゃいます。
TVCMで、彼が「自分たちは兄妹だ。」と告白するシーンがあるけど
昼メロのようなドロドロな状況にはならないので、ご安心を~
まぁ、とにかく高校生たちが、とってもキラキラしています。
全学連とか・・・
元気いっぱいだったのね。当時の若者たちはっ!て感じ~。
ガリ版印刷っ!懐かしかったです。
私たちはガリ版を刷るって言っていたけど
映画はガリ版をきるって言ってました。
あぶら紙みたいな用紙に鉄筆で文字を書くの。
難しかったけど、私は好きでした。
小学校5年の時、ボールペン原紙が登場するまでガリ版でしたもん。
こんな超!!アナログな世の中。自分の子どもたちが観たら
どんな感想をもつのかしら?
な~んてチョット知りたくなりました。
宮崎吾朗監督、1作目の“ゲド戦記”が
私の中で、おいおいっ!て出来だったので心配でしたが・・
“コクリコ坂から”星は~2つです。
キビシイかな?
吹き替えに声優さんを多用してくれたら
3つだったかもデス。
宮崎吾朗、なかなかやるな
実はNHKで一週間ほど前に宮崎吾朗と宮崎駿の父と子をテーマにした番組を観た。そこでこの映画ができたいきさつやら、どの場面で苦労したとか、さんざんやってた。この親子、父は若い頃、仕事に没頭して、子どもにかまっていなかった負い目がある。子は、偉大な父に対する劣等感とライバル心が入り交じって複雑である。子は、公園のデザイナーとなり、その後、ジブリに入り「ゲド戦記」の監督としてでデビューする。100人ものスタッフを抱えるジブリでは、親の七光りと言われても仕方が無い。「ゲド戦記」は興行的には成功したが、評判は今一つだった。番組の最後に、試写会を観た二人のコメントが印象的だった。
父宮崎駿のコメント「もっと、俺をおびやかすような作品を創ってほしい」
息子宮崎吾朗のコメント「くそっ、死ぬなよ」
映画での疑問点、主人公は「海」という名前なのに、劇中では「メル」と呼ばれている。その説明がない。
信号旗の意味の説明がない。なんというメッセージを発していて、なんと返していたのか知りたい。
気になって調べると、
「U・W」旗・・・(安全な航行を祈る)
丘の下をよく通るタグボートのマストに返礼の旗があがる。忙しい一日が始まる朝の日課のようになっている。
ある朝、タグボートからちがう信号が上る。
「UWMER」そして返礼のペナント一旒(いちりゅう)。誰か自分の名前を知っている人が、あのタグボートに乗っている。MERはメール、フランス語で海のことである。海はおどろくが、たちまち朝の家事の大さわぎにまき込まれていく。
父の操るタグボートに便乗していた少年は、海が毎日、信号旗をあげていることを知っていた。
宮崎吾朗、なかなかやるな・・・という感じ。
長澤まさみの声も違和感なく良かった。
二度ほど涙が出た。
子供には難しい。
コクリコ坂をみてきました。
子供にはちょっと難しいかもしれないと思いました。
でも映画は面白かったです。
もうちょっと濃い内容ならよかったです。
アリエッティといいコクリコといいなんか味気ないような気がします。
横浜なので贔屓させて!
はじめに、以前ジブリブランドで映画を観ないと書いたので、先入観無しで観た。
そうしたら、自分がよく知る横浜の町、しかも失われて行った複雑な社会情勢を孕みながらも活き活きと暮らしている古き良き横浜の景色が溢れていて、なんとも言えない気持ちになった。
場面が変わるたび、「あ、これはあそこかな?」とか想像しながら観るのが楽しかった。
肝心の映画の内容だが、学生たちが、何かを守るために、一つになって戦う姿や主人公海の淡い恋心など、人が生きる上で忘れてはいけない大切な何かをやんわりと残してくれます。
ちょっと内容に触れるのが薄いですが、この映画を観て、是非横浜に来てください。まだまだ横浜には良い景色が残っていますから。自分は今、横浜を走りながら車のBGMに「さよならの夏」をかけてます。
以上贔屓と思い入れ押しのレビューでした。
静かな海の描写が美しいです
穏やかな気持ちで観終えました。朝の連続ドラマみたい、品良く爽やか。静かな海の描写が美しいです。
海ちゃんの高校生活は、とても楽しめました。出会いがあったり、自分が役に立てる場所を見つけたり、青春ですね。
音楽は、ちょっと違和感。ジュークボックスでその時代の曲を次々聞いてるような、趣味が一貫してない感じでした。せっかくの素敵なテーマ曲をもっと聞きたかったです。
元々母親の影が薄い宮崎駿作品。ここのところ、子どもより自己実現を優先する母と、聞き分け良くならざるをえない子どもの構図が続き、そこに引っ掛かってお話に入っていきにくい。
本作は、海ちゃんの年齢が高いのと祖母が一応保護者らしいので、ポニョよりは落ち着いて観れました。
一言で表せます。青春!
高校時代に使っていた、汚くて古くて暑くて、みんながいて、大好きだった部室を思い出しました。
高校時代に行っていた、「ガキっぽい」「真剣な」討論を思い出しました。
誰もが通った青春の一端を、思い出させてくれる映画です。
恋愛パートは若者の勢いに押されましたww
自分の気持ちをぶつけ合うなんて、若すぎる!笑
修行が足りない
海の声は長澤まさみだ。でも、アニメの海から発する声は頭の中で長澤の声と一度咀嚼してからでないと理解できない。
やはりアニメも人格なのだ。
ところで、最近ナレーションにスター俳優が起用されている。
ナレーションは陽のあたらない人がやるものと思っていた。
クライアントの要望か、プロデューサー、ディレクターの要望か、俳優自身の要望か分からないが、陽のあたる人は姿の見える世界で活躍してればいいじゃん。
ナレーションは声で勝負している人の世界だろう。
スターは陽のあたる世界にいてください。
なんて、余計なことを考えてしまうくらい作品に没入できない。
宮崎吾朗はアニメ作家としてどのような修行をしてきたのだろう。
ジブリは素人からみればどうでもいいような細部にこだわる絵作りをしてきたのではないだろうか。
生徒集会の生徒たちは同じような顔が多かった。あれって手抜き?
宮崎駿の企画文を呼んだが、それを具現化した作品とは思えない。
まあ、面白かったかな?
ゲド戦記よりも良かったですしポニョよりも面白い!…という感じの映画でした。どうしてもジブリの映画なので、ナウシカやトトロやラピュタなどの名作などと比べてしまい物足りなさを感じてしまいます。小さなお子様連れの方がいましたが、途中からつまらなくなったのがグズっていました。ほかの方のコメントでも書きこみありましたが、大人向けの映画ですね。父上の宮崎駿監督の作品のカリオストロの城などはあまり公開時 は話題にならず後に評価を得たようですね。なのであの子が大人になったときに改めて見たら面白い映画だと思うのではないでしょうか?最後に流れる手嶋葵さんの少し切ない歌声は他のジブリの主題歌に引けをとりません。宮崎吾郎監督の作品はまだ2作品目です。期待の意味を込めて星は4つです。
此処に、また"名作"が誕生しました。
この映画を見る直前、映画館に置いてあったこの映画の紹介チラシがありました。
表には、クレヨンで描いたような青を基調とした綺麗な映画イメージ絵。(上記の絵です^_^)
そして裏には、宮崎駿さんの「企画のための覚書」と題された言葉がありました。
そこには、今回製作に至った経緯などが記されていました。
読み進めていると、
そこに"真摯"という言葉があり、何故だかとても印象に残ったまま、
ちょうど場内の明かりが消え、映画が始まりました。
映画を観始め、主人公の女の子"海"
(呼び名は"うみ"、映画中では"メル"とも呼ばれています。フランス語でMER,海という意味)
が登場した時から、映画が終わるまで、
この"真摯"という潔く凛々しい言葉が、終始、僕の心に刻まれていました。
時代は1963年、東京オリンピックの前の年、
東京タワーは既に立ち聳(そび)えていますが、通路は舗装されてはおらず、
土煙が舞い、ファッションは原色ばかりで地味な感じです。
ですが、主人公のみならずその多くの登場人物達の、
その立ち居振る舞いと、心意気、情熱、礼儀、想い、そして言葉は、
"真摯"に溢れていました。
そう、何もかもが本気で、それぞれが強く、強い信念を持ち合わせていました。
そして私が感じたのは、この映画の中には、今の日本には無い大事なモノコトがあり、
僕らの細胞・遺伝子に刻まれている この大事を呼び起こしてくれる鍵となってくれると感じさせてくれました。
この作品のみならず、過去のジブリ作品にも感じる想いであり、
このような作品が、これから先も映画という遺産として、後世に受け継がれ残されていく事は非常に嬉しいです。
創り上げてくださったスタッフの皆様方に、厚く感謝致します。
ありがとうございました。
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