「ヘップバーンを愛でるため″だけ″のフィルム。。。」シャレード(1963) Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
ヘップバーンを愛でるため″だけ″のフィルム。。。
オードリー・ヘプバーンが34歳の時に製作されたサスペンス調の映画だ。
アカデミー賞主演女優賞を獲得した出世作『ローマの休日』からちょうど10年、
世界中を魅了し紛れもないスターとしての地位を掌中に納めた彼女の、長編プロモーションフィルムとして見れば、何の文句もない。
作中のヘップバーンは、本当にチャーミングで健康的な美しさを振り撒いている。
どの角度から見てもスキがない。
怒った顔、笑った顔、困った顔、恐怖におののく顔、、
あらゆるヘップバーンを愛で楽しむのが本作のゴールとなっている。
大変申し上げにくいが、
ケーリー・グラント、ウォルター・マッソー、ジェームス・コバーン、ジョージ・ケネディなど錚々たる男優陣も、本作では、全員が刺し身のツマでしかない。
誤解を恐れずに言えば、脚本すらどうでもよかったのではないか、と感じてしまうほどだ。
以上を理解して鑑賞すれば心から楽しむことができるだろう。
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りかさんのコメント
2024年9月3日
本作レビューに、
おっしゃる通り❣️❣️❣️❣️❣️
最近になってやっと気づきました。オードリーの最高作品は、『ローマの休日』で、その人気にあやかってオードリーさえ出しておけば良い、という作品ばかり作られて来たように感じます。