「往年の名作」シャレード(1963) odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
往年の名作
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なんとも不思議な映画ですね。サスペンス仕立ての大人のロマンスなのですが奇妙なティストに仕上がっています。先ずサスペンスなのにあまり怖くない、ケーリー・グラントはヒッチ・コック映画の常連だから出てくるだけで事件の予感がしますが問題はヘップバーン、なぜなら映画とはいえ彼女を酷い目に合す監督や男優はそれこそ世界中のファンを敵に回すことになるからいないだろうと読めてしまう。ケーリー・グラントは「ローマの休日」の恋人役グレゴリー・ペックより一回り年上だからか恋人役を照れながら演じているのがみえみえ、服を着たままシャワーを浴びるシーンは滑稽でした。ジバンシーの衣装で艶やかなヘップバーンにヘンリー・マンシーニの名曲を添えてサスペンスとロマンスとコメディを三色アイスのように上手にミックス、さすが往年の名作です。
随分昔に観て切手のことだけは覚えていたが幸いストーリーは忘れていたのでまた楽しめました。
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