劇場公開日 1976年12月4日

「これが本当の全員野球!みんなでプレーして、みんなで成長する」がんばれ!ベアーズ とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0これが本当の全員野球!みんなでプレーして、みんなで成長する

2021年5月17日
Androidアプリから投稿

これが本当の全員野球!
みんなでプレーして、みんなで成長する

このアプリは、去年2020年からのその年の新作としてカウントしていいだろうと思う作品だけ投稿する用に使っているけど、この映画は投稿したくなった。

(相手チームにとって)悪いニュースだ!やっぱり弱小少年チームものの元祖(?)はスゲー!めちゃくちゃおもしろい。笑えて、驚くほど深い。自分の中でずっとタイトルだけ有名作品だったけど、やっと見たらその理由が分かった続編も製作されたヒット作品。やめるのは癖になるぞ。魅力的な飲んだくれの型破りコーチと子供たち(ブロンド率高め)。聖人君子みたいじゃないからいい、人間としての厚さ、味わい深さが深い共感を呼び起こす。時に見るのつらくなるようなチーム内の対立・葛藤にもしっかりと目を向け、逃げることなく深堀りするから、嫌味なくどのキャラクターにもスポットが当たっている。痛みがヒシヒシと伝わってくる、届く。子供たちをコーチ指導する側の大人・主人公も成長する。
(コンプライアンスでがんじがらめの今見るとより一層)無作法でシニカルに尖っているけど素直・無条件に笑える。デニーズ、ピザハットと来て、チコの保釈保証は笑うって。しかし、随所からあふれ感じ取れる製作のスタンスやカメラのレンズ越しに伝わってくる熱量は確かで、ものすごく真っ直ぐに誠実なのを感じさせる。こんなの正々堂々と心わしづかみにされて持っていかれるよ。ここから学ぶことも多い、大事なことを教えてくれる。『ベスト・キッド』(影響はそんなところまで!)ばりの子供の気持ちと大人の都合。多くのスポーツ映画に引き継がれていった雛形、勝利の方程式も大事だけど、それ以上に本作には見る者の心を熱くさせる何かが、魂があった。来シーズンを待ってろ!

そして音楽・曲も今日までお馴染みになってるなんて本当の本当にすごい

やめるのはくせになるぞ
助けはいらなかった
ベンチを温めるためにチームに入ったのか?守備についてベストを尽くせ
全員にプレーさせる。みんなにチャンスをやる!戻らないとヒゲを半分そって鼻に突っ込むぞ
頼みがある、つべこべ言わずにバットを振ってこい
2!4!6!8!やつらは強い!ベアーズ!ベアーズ!→来シーズンを待ってろ!

とぽとぽ