「何故こんな作品が出来たのか理解に苦しむ!」ブローン・アパート Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)
何故こんな作品が出来たのか理解に苦しむ!
大好きなミシェル・ウィリアアムズが出演している作品であるのに観ていなかったので、やっとDVDででも、観られてラッキーと想い気や、これが少しばかり外れてしまいましたね!
きっと期待し過ぎてしまった為に、余計に詰まらなく感じてしまったのかも知れない・・・
こうなったら残るは、今年公開した「マリリン7日間の恋」に期待するしか、今は彼女の良い感じの映画に出会えるチャンスは、他にないのかも知れない!
私の観に行く近隣のシネコンでは、少しスケジュールが合わないので、次回行った時に絶対に見ようと、考えていたら、案外早目に終了してしまっていた。本当に残念だ。
最近のシネコンでは、少し客足が遠のいてしまうと、直ぐに上映回数を激減させるし、上映の打ち切りになる事も決して珍しくは無いのだ。
ここ数年来の事であるけれども、映画界は斜陽で、特に洋画は下火で、まあまあ、ソコソコに邦画の方がお客さんの入り具合が良いらしくて、何でこんな作品何時までも上映しているの?と疑問視したくなる様な作品の上映を続行していると言う事も、シネコンでは、決して少なくはないのだ。そのくせ、洋画は、あっさりと上映を早目に打ち切ってしまったりするのだ!
そういうシネコンでの理不尽な作品の扱いの名前を出して見たいのだが、あえて今日は止めて置く事にする。
ところで、ミシェルの作品では「ランド・オブ・プレンティ」が私は好きだし、こう言うインディペンデント系の作品に多く出演していた彼女は地味なイメージが濃いけれども、年々良い作品の出演が増えてくる様になり、アカデミー賞候補になったりして、すっかり現在では、演技派女優の仲間入りを果たす事が出来るようになったことは、ファンとしては非常に嬉しい限りである。
「シャッターアイランド」や「脳内ニューヨーク」、それに大好きな「ブロークバック・マウンテン」と彼女の出演作品を挙げればきりがないのだが、でも、この本作品では、彼女の魅力を生かしていない気がするのだが、みなさんはどう感じていますか?
テロの悲劇を扱った作品なら、「ランド・オブ・プレンティ」がどれ程か彼女の繊細な味が上手く描かれていて、適役だったと思う。
社会派サスペンス映画と言うにしては、設定がとても、チープで情けない感じがするし、
ユアン・マクレガーにしても残念な使い方である。
彼ほどの人気の有る俳優なら、もっと上手く深みのある役処に配役させても良い筈である。
結局最初のストーリー設定自体に無理が有った様に思うのだが?
大勢の人々を巻き込んで悲劇を生む、あれ程の大きなスタジアムで爆破を起こすテロ事件の動機がこれかよ?と疑問!突っ込みを入れたくても、余りの安っぽい設定に怒りすら起こらない!映画館で観無かった事がせめてもの救いであった。
大事件を起こすテロ達も、それなりに自分達の主張に命を掛けているのが普通である。
こんな、個人的な恋絡みの落ちを見せられ一体どうしろと言うのだ?全く理解出来ない!