劇場公開日 2011年5月7日

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「うーん。賛否両論ありそうだな。」星を追う子ども NAOさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5うーん。賛否両論ありそうだな。

2011年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

新海監督のファンなので、見に行ってきました。
事前に色々賛否両論はあるのは知っていて、監督自身のインタビューでもジブリっぽいというのは認めてらっしゃいましたがwむしろジブリというのではなく、世界名作劇場を目指したのだと。いわれていました。
実際見た感想としては、やっぱりどうしてもジブリっぽいw
景色や、音(風の音とか、虫の鳴き声、水音)なんかは新海作品ぽいし、とくに空は本当に新海作品の特徴を色濃く出しています。
だけど、キャラデザインが今回別の方がされているので、それもあって、まずいままでの作品と違う感じ。
あと声優を使っているので、グッといわゆる「アニメ感」が高い。
正直ジブリっぽさは否めない。あまり悪い意味ではなく感じましたけど、ラピュタとかの影響は色濃く感じました。モリサキのキャラもムスカっぽいというかwラピュタ、もののけ姫、せんと千尋、あとネコっぽいミミっていう子がいるんですが、ナウシカのキツネリスみたいな感じがw(肩にのっかってくるあたり)
全体的な雰囲気は、宮部みゆきさんの原作を映画化したブレイブストーリーを思い出しました。
日本人が作った異世界ファンタジーっていう意味では同じくくりなのかな。
なんにせよ、今ままでの深海監督の作風とは大きく違ってます。ので、ファンの中には戸惑う方もいるかなと。彼の初の長編アニメーションで、一人で作っていないということがあります。
全てが彼のこだわりだけでは作れなかったのだなと。色んな意味で、既存の日本アニメに近づいている気がしました。
個人的には嫌いではないです。ただ、ここまで既存の作品をイメージしてしまうというのが、ひとつのオリジナル作品としてどうなのかなぁと。少し思いました。

NAO