「振り返って新海誠監督映画を見る楽しみを享受」星を追う子ども Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
振り返って新海誠監督映画を見る楽しみを享受
新海誠監督による2011年製作(116分/G/)の日本映画。配給:メディアファクトリー、コミックス・ウェーブ・フィルム、劇場公開日:2011年5月7日。
新海監督による「秒速5センチメートル」(07)の後、「言の葉の庭」(13)の前の作品。実は2度目の鑑賞で、1回目の「君の名は。」直後の印象はジブリ映画みたいであったが、今回は「すずめの戸締り」の原型だったか!と感じた。
改めて見て、良く出来ている印象。秒速までと違って、キッチリとエンタテインメントになっていたとも。主人公の少女明日菜が走るシーンや彼女を助ける少年シンが馬を駆けるシーンに象徴される様に、映画に大きな動きが登場し、それが魅力に。作画監督としての土屋賢一氏の参加もプラスに働いたのかな。
宮崎駿の「ラピタ」の反対方向になるが、地下世界「アガルタ」という存在設定もスケール感があって良かった。裏設定の主人公がアガルタ人と地上人との混血児というのもgoodであるし、明日菜に懐きアガルダに先導するネコのミミ(アガルタの生き物?)の存在も効果的に思えた。「すずめの戸締まり」の白猫ダイジン造形の原型に思えた。また亡くなった妻を生き返らせる目的で明日菜とアガルタと一緒に行く森崎竜司は、「天気の子」の中年男須賀圭介の初代キャラクターに思えた。
監督新海誠、原作新海誠、脚本新海誠、エグゼクティブプロデューサー川口典孝 永田勝治 安田正樹 太布尚弘 喜多埜裕明、プロデューサー伊藤耕一郎 岩崎篤史 堂下律明 小川智弘、プロジェクトマネージャー川口典孝、脚本協力松田沙也、絵コンテ新海誠、絵コンテ協力西村貴世 丹治匠、演出新海誠、キャラクターデザイン西村貴世、作画監督西村貴世 土屋堅一、美術監督丹治匠、色彩設計新海誠、色彩設計補佐三木陽子 古川康一、色指定・検査野本有香、撮影監督新海誠、撮影チーフ李周美、3DCGチーフ竹内良貴、撮影粟津順 三木陽子 市川愛理 河合完治 竹内良貴 李周美 新海誠、3DCG粟津順 三木陽子 市川愛理 河合完治 竹内良貴 李周美 新海誠、編集肥田文 新海誠、アフレコ編集三ツ矢雄二、アフレコ録音山田陽、整音住谷真、
音響効果野口透、音楽天門、主題歌熊木杏里、制作コミックス・ウェーブ・フィルム、制作プロデューサー、伊藤耕一郎音響プロデューサー、小川智弘。
声優
金元寿子渡瀬明日菜、入野自由シュン/シン、井上和彦森崎竜司、竹内順子ミミ、折笠富美子明日菜の母、島本須美森崎リサ、大木民夫アモロートの老人、日高里菜マナ、伊藤かな恵セリ、浜田賢二僧兵隊長、勝倉けい子長老、前田剛明日菜の父、水野理紗池田先生、稲村優奈矢崎ユウ、寺崎裕香ミキ、金田アキ生徒、洞内愛生徒、堀籠沙耶生徒、土屋真由美生徒、
齋藤智美生徒又村奈緒美村人、長浜満里子村人、石橋美佳村人、緑川博子村人、本城雄太郎村人、下崎紘史村人、増田俊樹村人、大藪重樹村人、本道崇村人、藤原和博村人。