「いつもと同じ日が変わる時。」127時間 りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
いつもと同じ日が変わる時。
127時間=5日と7時間。
5日も。
月曜日から数えても金曜日まで。
おまけに7時間も。
土曜日の7時まで。
長い。 とても長い。
永久とも思える時間との戦いだったことだろう。
映画館に置いてあるチラシを読んで、結末はわかっていた。
右腕を挟まれて、身動きできない状態で、どうする。
あれしかない。
きっと、あんなふうにするんだろう。
私の考えで正解だったけれど、想像以上に過酷だった。
ジェームズ・フランコの、ほぼ一人芝居になってしまうが、大丈夫だろうか?!
大丈夫だった。
彼の演技力。
ダニー・ボイル監督の手腕。
お見事でした。
暗く絶望的な状況下で、頭をよぎるのは、楽しかったこと。
詫びたい気持ち。
希望。
父や母、家族への感謝の気持ち。
諦め。
夢か現か、幻想か。
すべてが襲ってくる。
辛く厳しい状況でも、映像はそうではなく、希望を抱かせる。
クライマックスは痛い。
同じような状況下におかれた時、私なら同じことができるだろうか?
できない・・・女だからという言い訳はしたくない。 度胸がない。
できる・・・生きる意志があれば。
実在のアーロンに乾杯!!
アーロンのTシャツが、妙に可愛くて好きだ。
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