ミツバチの羽音と地球の回転のレビュー・感想・評価
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だいぶ前にみたので、詳細までは覚えていない。 祝島とスウェーデンが...
だいぶ前にみたので、詳細までは覚えていない。
祝島とスウェーデンが舞台で、海外では電力会社を選べ、環境に配慮した会社のものも選択できる。
「選べないの?」という趣旨の言葉が印象的である。
原発事故の後だからこそこれを見て欲しい。
いま「脱原発」を考える
皆さん、こんにちは(いま6月14日11:10頃です)
僕は反原発ではありません。
脱原発派です。
原発は危ない、だから、やめまよう。
じゃあ、日本のエネルギーはどうするんだよ。
それはわかんないけど、とにかく危ないからやめるべだ。
でも、やめたら、明日からの生活はどうするつもりなんだよ。
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反原発派と推進派の論議はここで終わってしまう。
だから、脱原発派は次の日本のエネルギーについても、
ちゃんとした考え方・ロジックをもっていなければならないんです。
そのひとつの考え方のポイントがこの映画「ミツバチの羽音と
地球の回転」にはあるような気がします。
こだわって、魚の一本釣りを生業にしている漁師さんのことば
「四国電力の人だって、悪い人はいないんじゃないか。しかたなく、
原子力の手先になってるんだと思う。社員にだって家族がいるんだし、
原発反対なんていったら、即クビだからね」
「その点、こっとは自由業のようなもんだから、自分の意思だけで
決められる。ダメなもんはダメだっていえるんだよね」
ここには「電力会社=絶対悪」「祝島=絶対善」という構図はない。
生きている人間たちのことばがあった。
①高レベル放射線廃棄物をどこに管理するのかという問題
②原発トータルのコストは安いのか高いのかという問題
③40年間のエネルギーのために10万年も管理しなければならない問題
④あらゆる問題を次世代に押し付けてしまう問題
⑤地震大国の日本にあったシステムなのかどうかという問題
などなど・・・
あらゆる自明性、慣性の法則を、取り払って考える必要がある。
今後の日本の方向性を決める大事なときなんだから。
いま問われているのはこれだと思う。
純粋に近い形で「原発」に向かい合えるか?
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