「本物とコピーとの差とは?」トスカーナの贋作 みっどないと・シネマさんの映画レビュー(感想・評価)
本物とコピーとの差とは?
ジュリエット・ビノシュとウィリアム・シュメルのほぼ二人芝居のようなストーリー。
夫婦を演じる二人。でも、本当に演じているのか? もしかしたら本物の夫婦ではなかったのか? イタリアのトスカーナ地方の片田舎を舞台に、訪れた作家とギャラリーの女主人が町を散策しながら交わす会話が全てである。
始めは他愛の無い会話から、少しずつ男と女の本音が語られていく。
まるで本物の夫婦のように・・・。
新婚旅行で泊まったホテルの同じ部屋に入り、窓の外の景色の変わらなさを話しながらも作家は時間を気にする。
だが、その時も過ぎていく。
二人はいったいどっちなのか?本物なのか、コピーなのか。
ジュリエット・ビノシュはプロ。
ウィリアム・シュメルは素人。
その二人の組み合わせ。
本物とコピー、それらを区別するものは何か?
意味深なラストで終わる。
コメントする