「下衆い男の下衆い顛末。」キラー・インサイド・ミー ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
下衆い男の下衆い顛末。
うわぁ~~~w何なんスかこれw
ちょいと、笑っちゃうぐらいに下衆い男が主人公ですねw
キング・オブ・ゲス。
んー、何だろうか。どう形容すればいいんだろ。
兎に角、全編ケイシー・アフレック演じる殺人保安官ルーが、とんでもなくサイコで、そんで下衆いってだけの映画なんですよねw
元々は温厚な保安官が、殺人鬼に変貌して行くという過程が在るには在るんですが…それも極端で唐突。おまけに、元々が虫の好かないイヤな野郎w
彼がそうなるに至るバックグラウンドも存在するんですが、兎に角やってることが利己的。
そして、突如開始される反吐が出る程のジェノサイド。
あんなに可愛くてセクシーなジェシカ・アルバ。
あんなに肉付きの良いケイト・ハドソン。
下衆いお前が、何故モテる??
そして何故、彼女達を?あんな目に??
…という、怒りにも似た感情の狭間。
これがですね、何故か不思議なことに―
彼が巻き起こす凶事が心地好くなってくるというか…
もっとやってやれ!的な?不思議な境地になるというか。
どうせお前はクソ野郎。もっと下衆になれ!
という、こっち側、観客サイドの欲求が高まってきて…
そして…迎える下衆野郎なりのクライマックス…
下衆としての晴れやかな大団円。
鑑賞後は、何故か気分スッキリ………スッキリ?えぇ…何でだろう?
なかなか…パンチの効いた一本でした。
コメントする