RED レッドのレビュー・感想・評価
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キャラクターもストーリーも型通りでいま一つ
こういうスパイモノもののパロディはキャラクター設定で九割方勝負が決まる。
本作の場合、こんな具合だ。
〇ブルース・ウイリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコビッチの3人が引退して年金生活を送る元CIAスパイ。
〇ウイリスは年金係の若い女性に入れ込んでおり、フリーマンは老人介護施設で女性職員を揶揄って喜び、マルコビッチは未だ私生活で全面警戒態勢を敷いている。
〇ヘレン・ミレンも半ば引退した元MI6のスパイで、ペンション経営を楽しんでいる。
恐らく凄腕スパイ時代とあまりにかけ離れたアンバランスさを強調するために、このような設定にしたのだろうが、小生にはちょっと芸がなさすぎる平板な設定に思える。
ライバルとなるCIAの若手エージェントも何やら型通りだし、女性上司はろくに存在感がない。
ということで、キャラクター時点で本作はあまり期待できないのだが、その見込み通りストーリーも昔のスパイ時代の敵と味方双方のネットワークを生かすとか、常套手段過ぎてあまり盛り上がらない。
やや面白いのは、ロシア大使館のコックスがナイフを取り出し、どうするのかと思ったらウオッカのボトルを開栓するところ、機密の資料室に行ったCIAエージェントの「こんな場所があるとは知らなかった」という呟きに対し、資料係のボーグナインが「ないんだよ」と念押ししたり、ミレンが大口径の機銃を掃射するところとか、一発芸的なところだろうか。
マルコビッチのぬいぐるみはやりすぎだろう。
また、アクションはよく出来ていて、なかなか見ごたえがある。
【"元祖、エクスペンダブルズ。”超危険な年金生活者たちの、派手派手しいアクション映画。そして老いらくの恋。”超豪華キャストの共演も嬉しい作品。】
■フランク・モーゼス(ブルース・ウィリス)は、元CIAの敏腕エージェント。
今は引退して田舎で静かに暮らしていたが、ある夜、武装集団の襲撃を受ける。
それを撃退した彼は、やがて自分を含む9人の名を記した暗殺リストの存在を知り、かつての仲間たちと共に、過去のある事件に端を発するフランク達を亡き者にしようとする”権力者”の姿を知り、反撃に出る。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・超豪華メンバーのお歴々。
ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン
- 名優たちが、まさかのショットガン連射シーン等、あんまりアクションはないが(寛容に観たい)頑張っている。
・ストーリーもキチンとしていて、アクションは若手が担当し、見応えがある。
・フランク・モーゼスが年金事務所のサラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)と電話で恋愛関係になるなんてところも良いではないか。
<ラストも、悪はキッチリと成敗され、悪に利用されていたCIAエージェントのイヴァン(ブライアン・コックス)がキッチリと仕事をするところも良い、お爺さんたちの勧善懲悪映画である。>
赤き死よ、来たれ。 後半は、ブルース・ウィリス電池切れ。
元CIA工作員の年金生活者フランク・モーゼズと、彼の命を狙うCIAとの戦いを描くアクション・コメディ。
主人公フランク・モーゼズを演じるのは『ダイ・ハード』シリーズや『シックス・センス』の、名優ブルース・ウィリス。
フランクの元同僚、ジョー・マシスを演じるのは『ショーシャンクの空に』『ダークナイト』シリーズの、レジェンド俳優モーガン・フリーマン。
元MI6のエージェント、ヴィクトリアを演じるのは『銀河ヒッチハイク・ガイド』『ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記』の、レジェンド女優デイム・ヘレン・ミレン,DBE。
まず最初、映画会社のオープニングロゴに驚いた。これDCコミックス原作なの!?
正確には「X-MEN」で知られる天才アーティスト、ジム・リーが設立した「ワイルドストーム」という会社から出版されたもので、そこをDCが買収したということみたいなのだが、DC傘下なのは間違いない。
これってジェームズ・ガン主導で目下始動中の「DCU」というシリーズに、本作の主人公フランクが参加する可能性もあるということ?
ブルース・ウィリスが俳優を引退しちゃったからキャストは変更されるんだろうけど、バットマンvsフランク・ローゼズとかめっちゃ面白そうじゃん♪
「最強の年金生活者」という設定はとても面白く、フランク・ローゼズは魅力的なキャラクターだと思うのだけど、この映画自体の出来はイマイチ、いやイマニ。
映画冒頭の畳み掛けるようなサスペンス&アクション&コメディ展開には大変惹きつけられたのだが、正直その面白さは持続しなかった。
中盤、CIAエージェントのクーパーとのステゴロバトルを境に映画の勢いが目に見えて失速。
その後、ヘレン・ミレンの頑張りを除いては全く見どころのない映画へと転落してしまう。
ブルース・ウィリスの健康上の問題があったのだろうか?そう慮ってしまうほど後半のブルースは空気。
普通の映画ならクライマックスに最大の見せ場となる大アクションを用意すると思うのだが、本作はまさかの喉輪によって黒幕を一撃KO💦えっ、これで終わり!?
予算が尽きたのか、ブルース・ウィリスが燃え尽きたのか…。とにかく不完全燃焼な映画だった。
そういやモーガン・フリーマンも雑に退場してたな…。飽きちゃったのかな?
ヒロインの描かれ方もいかにも旧来的。
コメディリリーフとして映画をかき回しているうちはまだ良かったが、その後は主人公を無条件に愛し、お荷物になった挙句敵に捕まり、ただただ救い出されるのを待つだけ、というテンプレお姫様キャラになってしまう。
公開当時ならまだしも、現代においてはこういうキャラクターはもう通用しない。10年少々でヒロイン像は大きく変わったね。
とまぁそんなわけで、前半はなかなか面白かったものの後半はダメダメ。同年公開されたシルベスター・スタローン監督/脚本/主演の『エクスペンダブルズ』と内容が被っているが、面白さは『エクペン』の圧勝かな。
ここからは余談。
フランク・モーゼズは50代後半という設定。かなりのジジイみたいに扱われていたが、実はまだ50代なのである。
真田広之62歳、トム・クルーズ60歳、ブラッド・ピット59歳、キアヌ・リーブス58歳、ジェイソン・ステイサム55歳と、今や50代後半〜60代の俳優によるアクション映画は珍しくないし、それを観ても「全く、ジジイが無理しちゃって…」とは思わない。普通に受け入れてしまう。…まぁそれはこの人たちが異常なだけかも知れんが。
ヒロインの描かれ方も変わったが、アクション・スターの年齢層もここ10年で大きく変わったね。
アクションスターの高齢化とは、とどのつまり若いスターが出てきていないということなのだろう。一番若くてシャーリーズ・セロン(47)なんじゃね?
このままだとトム・クルーズやキアヌ・リーブスが抜けた後のアクション映画界が大変な暗黒期になってしまうかも🌀
個人的にはクリス・エヴァンスに期待している。あのボディーは筋肉界の宝だ💪『ギフテッド』みたいな人情ものに出演している暇があったら、もっとバリバリのアクション映画にバンバン出演せんかい!!
外見は強面だけど内面はセンチメンタル
人生最後の恋
2022年 37本目
名優にひれ伏す映画。
キャスティング勝ち V (≧▽≦) V
かつ、それを殺さない演出 V V
男性陣はあり得るとして、女性スパイにミレンさんを引っ張り出してくるセンス!!!しかも、この設定!!! 誰が思いついたのでしょうか?脱帽です。
ヴィクトリアとイヴァンの恋物語。若い人がやるとコントになってしまうのだけれど、このお二人が演じるとなんとロマンティック。毅然とアプローチを受けるヴィクトリア。臆せず愛をささやくイヴァン。貫禄が違う…(ため息)。
パーティに潜入して工作するヴィクトリア。立ち姿だけで見惚れてしまう。
ボーグナイン氏の高笑い。若造をひよっこ扱いして、普通ならいら立つ場面なんだけど、この方だと何も言い返せない。しかも役が金庫番!!!CIAの機密情報を管理する役柄なんだけど、映画記憶の金庫番にも見えてきて…。 この方以外に考えられるだろうか!!!
マルコヴィッチ氏の演技初めて観ましたが、さすが名優(迷優?)の名をほしいままにしているだけある。「ありえな~い」「なんだそれ~」と指さして笑いたくなるけど、その一方で、この、ひょっとしたらありえるかもと思わせられるマジックは何なんだ。
アクションも物語の展開もゆるゆる…。でもだからゆったりと楽しめます(笑)。「死にに行くようなものだ」って、そんな緊張感ないじゃん!!!
このメンツで、まさかのアクション主体映画。
このメンツだから、もっと心理戦みたいなスパイ映画かと思ったら、徹底的にドンパチに尽きる。あっけにとられるとともに、その突き抜け感がいつか癖になる。
しかも!! ベタだけど、ベタが様になってうっとりとして仕舞うシーンも。CGで「ありえな~い!!!」と叫びたくなるアクションシーンも、役者の存在感にみとれてしまう。
さすが名優達。つっこみたいけどつっこみを忘れて、「はあ~」とため息が出るゴージャスさ。
もう、名優たちの貫禄を味わう映画です。
55歳でリタイア扱いには不満も感じるけど(ハードワーカーだから、早い設定?)、
何気ないふるまいに格の違いを見せつけられて、ひたすらひれ伏し憧れてしまいます。
こんな風に若造に格の違いを見せつけられるようなシニアになりたいな。
お気楽に見る映画。にしては贅沢すぎるぅ。
映画に、役者に、何を求めるかで評価はいろいろだと思いますが、
こんなお遊び映画があっても良い。
シーン、シーンを繰り返し堪能したくなります。
武器不法所持では?
ブルース・ウイルスの真骨頂
アクションコメディなのかな?
アクションコメディなのかな?
危険な年金生活者って設定は面白い。
ブルース・ウィリスは年寄りって感じじゃないけどね。
危険な男なのに彼女にメロメロって感じがもっと出てると
ギャップが面白かったんじゃないだろうか?
モーガン・フリーマン死んじゃったのかな?
あれはもったいない。。コメディなんだから生かしておいて
続編に登場させてほしいよね。
ラストの陰謀を企てていた人たちがなんだか
唐突に出てきた感が強いのと、ラストシーンとしては
弱いよなあ。。。
続編みたいので早くプライムかネットフリックスに
出てきてほしい。
気軽に、頭使わず、スカッとしたいときにどうぞ
最高だいすき 俳優もみんなお気に入りの人ばかりで アクションもユー...
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