「ラブコメに必要なのは何か? それはキュンとくる決め台詞です。 それさえあればラブコメは100点なんです。」抱きたいカンケイ さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
ラブコメに必要なのは何か? それはキュンとくる決め台詞です。 それさえあればラブコメは100点なんです。
えと、言い切ります!
本作はアシュトン・カッチャーの裸を堪能する映画です!
ソファーで、あの部分だけをタオルで隠して目を覚ますアシュトン!
まさに神ショット!
ストーリーとか、もうどうでもいいんです!
引き締まった体だけでいいんです!
だって、あらすじ読んだだけで、二人が最終的にどうなるか分かるじゃないですかー。
でもアシュトンの露出度に対して、ナタリーはやっぱりブラ姿止まりのツンデレです。
流石にまだまだ、アン・ハサウェイの緩さを持ち合わせていません(笑)
でもこの堅さを中和させるのが、我らがアシュトン・カッチャーなんです。
そもそもラブコメとは、違った二人がぶつかる対極図から生まれるんです!
アシュトンって聞いて思い出すのは、ラブコメばかりです。でも考えてみてください。どんな女優さんに対しても屈託のない素直な笑顔で、長い手足をフルに使って包み込むような演技をしてませんか?
抱擁力、凄くないですか?
「最後の恋に勝つルール」のアマンダ・ピートも
「ベガスの恋に勝つルール」のキャメロン・ディアスも
「キス&キル」のキャサリン・ハイグルも
かなり、包まれてました。
本作のナタリー・ポートマンとも、この身長差ですもの。包まれてます。
私も背が高くて手足の長い男性が好きですが、理由はこれです。
包まれたい!
アダムの父親に、まさかのケヴィン・クライン。
ケヴィン・クラインは「ラスト・ベガス(2013)」で補聴器をつけてる役だったんですが、その姿になんか萌えたんです(最近、自分の好みが良く分かりません!)。
それ以降、なんか気になる存在。やば、やっぱ私って、爺専かも(笑)
本作では人気TV番組のホスト役で、息子の元カノと「子供をつくろう」と計画している、何かが欠落している男を演じています。
そんな父も、息子がエマと一回別れた時に名台詞を吐きます。
「恋に落ちる相手は選べないんだ。恋はいつでも想定外だから」
エマがツンデレと書きましたが、本当は失う怖さや、傷付く痛みを恐れているようにも見えました。
エマって、洋服を着ての添い寝ができないんです!彼氏と彼女みたいだからとか言って!その居心地の悪さ分かる!と思いました。
実は私は、洋服を着てる着てない関係なく、男性の隣で眠ることができません。今まで眠れたのは、二人だけ。前夫と、現夫。だから結婚したんです(笑)
恋愛するのって楽しいことだけではなくて、時に嫉妬したり、ぶつかったり、そういうのを脇においてドライに付き合う方がいい!って思うんだけど、割り切ることは味気ない。
そういう面倒臭い部分が実は大事で、それも含めて恋とか愛なんだ!そして、満たされるんだ!っていうテーマ。
分かりやすいです。
さて冒頭、ラブコメはきゅんとくる決め台詞があれば、100点だと書きました。
ラスト、振られたと思ったエマが、勇気を出して一歩踏み出します。
そんなエマに、アダムが言います。
「覚悟しろよ。それ以上近付いたら、二度と離さないからな!」
ね?100点でしょ?
原題が「No strings attached」
string=糸です。
No strings attached=糸がついてない。束縛しない自由な関係って感じでしょうか。
邦題、難しかったろうとお察しいたします。