「長期滞在型ホテル」クレアモントホテル kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
長期滞在型ホテル
老人ホームみたいなホテル。未亡人が多い。アーバスノット夫人(マッセイ)はなぜか元気で、夕食後のテレビ室では『セックス・アンド・ザ・シティ』をみんなで観るのが大好き。パルフリーには図書館で「チャタレー夫人の恋人」を借りてこさせる。路でころんだとき、親切な若者ルードヴィック・メイヤー(フレンド)が介抱してくれた。土曜日のディナーに招待したと滞在客の前でしゃべったとき、ついに孫のデズモンドが来ると囃し立てられ、孫のフリをしてもらうことに・・・
ルードがホテルのディナーに誘われたときから、周囲の滞在客はみな興味を持った。ウェイトレスのヴァイオレットなんかはまさしく恋に落ちた雰囲気。客の男からはプロポーズもされるし、世界が変わった感じがしたはずだ。本物のデズモンドが現れたり、本物のデズモンドの母親が現れたりもする。サラの好きな映画は『逢びき』。それを借りに行こうとレンタルショップに行ったときルードは一人の女性と出会う。
“老い”をテーマにしてはいるが、一人の青年が出会った、ほんの短い時間だったけど、生涯忘れられぬ人を描いたもの。『逢びき』の原題がまさしくそんな意味だから、そういうことなんでしょ、きっと。
ルパート・フレンドがイケメンで、親切で、誰にも好かれるタイプってのが、ちょっと気に入らない(笑)
どーも!
あの半地下の部屋はちょっと素敵ですよね、パラサイトは嫌だけどルードの部屋は◎
イケメンのルードに“自慢の孫”を演じてもらいならがも、ルードの彼女の出現でほのかな嫉妬のパルフリー夫人。
アメリカドラマのような大騒ぎはしないけれど、心模様はシックでお洒落な映画でした。
元特養老人ホーム介護のきりんよりkossy さんへお早うメールでした
☀️