「忘れられない映画」八日目の蝉 サクライさんの映画レビュー(感想・評価)
忘れられない映画
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ラスト、永作博美演じる希和子の、
「その子はまだ…!」のセリフに
偽物でありながらも母親としてのかおるへの深い愛情を感じる
どんな暮らしでもいい。
この子といられたら。
というのは何度もセリフとしてあったが、
それは映像からも十分に感じられ、
回想シーンはどのシーンを取っても本当にいい
劇団ひとりはどう考えてもミスキャストですが。笑
ただ「なぜ、誘拐したの?なぜ、私だったの?」をキャッチコピーにするわりには、誘拐された主人公の心情が内容として薄い気がする
蝉はわずか七日間しか生きられないけど
みんな一緒だし、最初からそういう運命に生まれてくるのだから別に寂しくない。
でも、もっと生きられたら、
もっとここにいられたら、
もっとたくさんの景色を見られるのかもしれない。
世界中に溢れる、それこそ当たり前とすら思えるほどの綺麗なものを、たくさん。
1日でも多く、その時間があれば。
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