「命を奪ったら死刑なのに、心を奪っても死刑にはならない」八日目の蝉 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
命を奪ったら死刑なのに、心を奪っても死刑にはならない
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映画「八日目の蝉」(成島出監督)から。
何年も何年もの長い間、地中で生活するのに比べ、
地上に出てから七日しか生きられない蝉に対して、
もし、八日目を生きる蝉がいたとしたら、
それは悲しいことなのか、素晴らしいことなのか。
角田光代さん原作「八日目の蝉」も同じことを問いかけている。
今回の一言は、親子の絆が育まれる大切な期間、
生まれてから4歳までの間、わが子を誘拐された母親の叫び。
体は戻ってきたが、心は奪われたままで、なついてくれない。
母親にとって、こんな辛いことはないのだろう。
「命を奪ったら死刑なのに、心を奪っても死刑にはならない」
こんな台詞が心に響いた。
しかし、どうしてあの時、あんなちっちゃな乳児を置いたまま
ご主人と車で出かけたんだろう?、私の疑問も残ったままだ。
心配ではなかったのだろうか、その謎が解けない。
P.S.
実はこの気になる一言、恋愛でも使えそうだ。(笑)
「命を奪ったら死刑なのに、心を奪われても死刑にはならない、
君は罪深い」・・なんちゃって。
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