「冷静に考えれば、おかしい話なのだが、どっぷり感情移入している自分がいた」八日目の蝉 Mas Kudさんの映画レビュー(感想・評価)
冷静に考えれば、おかしい話なのだが、どっぷり感情移入している自分がいた
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日本アカデミー賞冠10冠作
初めての鑑賞
ただ、映画化前に放送されたNHKのドラマを見てたので、内容は知っていた
妻子ある男性と不倫していた希和子は、交際相手の願いを受けて中絶するが
その結果、子供を産めない体になってしまう
その後、男性の妻が産んだ子供を目にした時、発作的に子供を誘拐し
自分の子供として育てることを選択する
という物語
当然これは犯罪なのだが、犯罪者に感情移入してしまう
(他の方のレビューに合ったコメントなのだが、原作者の表現が力が、見る者をそうさせるのだろう)
逃亡生活の二人の姿が新聞に掲載されたとき
見ているこちらも、大きな不安に襲われてしまった
ドラマ版を見た時の印象が、私をそうするのか
子供を連れて逃亡生活を送る、希和子を応援している自分がいた
人はどう生きて、どう死んでいくのか
少し、考えさせられた
エンジェル・ホームで生活する二人のシーンで
何故か、レ・ミゼラブルで修道院で隠れて暮らす二人を思い出した
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