「血縁関係のない親子の間に生まれた本当の愛」八日目の蝉 あおねるさんの映画レビュー(感想・評価)
血縁関係のない親子の間に生まれた本当の愛
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希和子(永作博美)がまだ赤ん坊だった恵理菜(井上真央)を誘拐したことにより不倫相手だった丈博と恵津子との間にできた子供の恵理菜との一番大事な幼少期の時間を奪ってしまい、事件が解決し本当の家族の元へ戻って以降恵理菜は実の両親とは馴染めずギクシャクする原因に。だから希和子がした行為は決して許されることじゃないけど、だけど丈博のせいで中絶し二度と子供を産めない体になってしまった希和子も被害者なんですよね。
恵理菜は千草(小池栄子)が自分のところに現れるまでは希和子とのことはほとんど覚えていなかったけれど、千草と共に薫として生きていた頃過ごしていた場所を巡っていくうちに希和子と過ごした時間を思い出し自分が強く愛されていたことに気付きます。
複雑な環境下におかれながらも逞しく生きようと決意する恵理菜に感動しました。
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