ブラック・スワンのレビュー・感想・評価
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観てるだけなのに、疲れた。心が。
優等生バレリーナのに主人公が、官能的な黒鳥を演じるプレッシャーから追い込まれていく心理スリラー。
ひっさしぶりに疲れた映画でした。重かった~。
【R15+】って、エグイのかと思ってたらエグイしエロいね・・・
観てるだけなのに、すっごい疲れました。。。
でも「さすがっ」と思える内容でした。感嘆。
カメラワークがアップで撮影されているので、第3者的に見てないのも疲れた。
そして前半、一番怖いのは、過保護なマミー・・・
見終わった後の脱力感。
もう本編が終わった後の
何とも言えない脱力感に尽きます。
ナタリーは今まであまり興味がなかったのですが
改めてすごい役者さんなんだと思いました。
ストーリー的にはあまり変化はないのですが、オーケストラが響き渡るなか
主人公が真っ白な白から邪悪な黒へと変わり果てる模様がバイオレンスな異様な映像世界で表現されておりただただ圧倒されました😭
とにかくラスト15分間は口ポカーンです😏(笑)
意外にも官能映画に近い感じなので初デートに観ると気まずくなるのではと思います😌💦
エクソシストよりしんどい
ちょっと前に見たエクソシストの映画よりよほどしんどいです
休日に貴重な時間を費やしてお金を使いその日を楽しく過ごそうという人にはまるで向きません
サイコスリラーと割り切って、異常な世界を覗いてみよう 美しきバレーの舞台の楽屋裏の出来事、葛藤を覗いてみよう
という人にはいいかもしれませんが・・・
たぶん少数派
ちょっと鬱な傾向のある人、現実があまりうまくいっていない人でややネガになっている方
はまじめに見ない方がいいと思います
同様な方で、途中で映画館から逃げるように出てしまった人もいましたので・・・
もちろん人それぞれですが
とりあえず
おおまかにそう言っておきます<(_ _)>
ズシンと、暗い。
ずっと前から観たかった作品。
理解できるかはともかく、こういう心理的な、神秘的な映画は興味あり。
ホラー映画みたいとは聞いてた。
いやいやオバケとかでないし、ホラーはないっしょって思ってたけど、
人の嫉妬、疑心があそこまで過剰に描かれると、
こんなにも恐怖に変わるのか…と怖さを実感。
普通のホラー映画じゃない、特殊なホラー映画の感覚。
多分というか絶対ナタリーの演技が素晴らしかったに違いない。
主役があの迫真の演技をしたからこそ、この怖さを実感できたのではと思う。
一言、凄かった!
それにしても、前から2列目でみる映画ではないな…
いろいろ疲れた…
怖い~
精神が破壊している映画って、どこまでが空想で現実がわかりづらい印象があり、苦手なんですが。
ブラックスワンは「白鳥の湖」と関連させて、まじめなホワイトスワンが悪いブラックスワンに変身する姿をナタリーの素敵なバレエと演技でこれでもかと魅せてくれました。
個人的にはウィノナライダー大好きだったので、あの役は・・・・。
リアリティバイツの頃、あんなに可愛かったのに~。
ナタリーの演技に魅せられた二時間でしたよ。
DVDより劇場向き映画でした。
乗り移っちゃったね
途中から演技に入り込みすぎていた!!
ナタリー演じるニナ・セイヤーズが怖い!!
しかも、痛いw
ゾクゾク感が頂点に達しってエンドロール・・・。
オタマさん的にはナタリーの演技だけで十分満足なのである~
面白かったというより、怖面白かったデス!
のみこまれました。
某海賊映画とのはしごで、正直あまり期待していませんでした。
結果、ブラック・スワンの世界にのみこまれました。
特に終盤、渦とかうねりに似た感覚。現実と妄想の境界が混乱。
疲れた。それくらい引き込まれる映画でした。
ナタリー・ポートマン良かった。すごく。
ビリビリ来ました
最近では一番の衝撃作でした。アカデミー作品賞取って良かったんじゃないの?って思いました。最後の大歓声からのエンドクレジットが上手い!ずっとビリビリ来てました(笑) オススメです。
この監督とナタリーすごいなぁ・・・
期待の大きさに・・・残念
ナタリーポートマンの繊細な演技、きっと白鳥と黒鳥、特に黒鳥を通して、嫉妬や羨望渦巻く、役者心理をきめ細かく描き出す映画なんだろうと想像して、期待して見た。結果からいえば、「?」特に後半の過剰な演出、母との葛藤が何やら「刺し身のツマ」扱いで深まらず。どうしてこの映画でアカデミー賞?という?がついてしまいました。途中のシーンも自分のなかでは「ちょっとこれは…」というシーンがあり。駄作ではもちろんありません。でも、残念な映画でした。
ナタリーに讃美の拍手!
ナタリーポートマンの「ブラックスワン」いつものように独りで観に行き、
久しぶりにバレエの気迫と美しさ堪能しました。
またストーリーに無駄が無く、どんどんと追い込まれていく主人公ニナの喜び、苦しみ、悲しみ、
よく描かれていて緊張した110分です。私はこの映画好きですね。
私自身の人生の中で確信を持ち、このように生きたいとか何らかの職業で成功を収めたいと
渇望した事が無いので、才能豊かなニナの様な生き方には憧れを持ちますが、
一流と呼ばれる人方はきっと何時もこのような葛藤を抱えながら生きているのでしょうね。
二役特に黒鳥を演じる事のみに邁進する生真面目さは、ちょっと窮屈で逃げ場が無く肩が凝ってしまう
感覚に襲われましたし、現実はどの場面なのか試行錯誤する感覚も味わいました。
そして鏡に映った彼女の白鳥の衣装が血に染まっているのを見て彼女と共に気付きました。私も・・・。
なぜかその時胸がいっぱいになり涙してしまいましたよ。
母親の期待、仲間の羨望と嫉妬、フランス人監督トマスの完璧なバレエへの拘り、錯覚の恋
最後に彼女は解き放たれたのでしょうか。それにしてもあの黒鳥のメイク、バレエ素敵でした。
ナタリーポートマンに拍手!
もう少しソフトな味付けの映画が観たかった・・・
東日本大震災前日3月10日に「英国王のスピーチ」を観て以来久々に劇場で鑑賞した。自粛していたわけではないが、奇しくも同じくアカデミー賞の主演賞を獲った映画だ。心理スリラーと銘打っていたので、ある程度は覚悟していたのだが、ここまでホラーめいた映画だとは思いもよらなかった。一見華やかなバレエという職業が実際は過酷だということは痛いほどよくわかったが、ああまで見せつけられると、何だか夢がなくなるなぁ。プリマバレリーナはそりゃあ大変だと思うけど、あそこまで主人公を追いつめなくてもよかったんじゃないかと思う。観ていてつらくなってくる映画だった。ナタリー・ポートマンは主人公の雰囲気にぴったりで、すごく頑張っていたと思う。アカデミー賞は納得の演技だ。お疲れさまでしたと言いたい。愛まで掴んだんだから、苦労も報われたね。おめでとう!
圧倒的な演技力
ナタリーポートマンってレオンの頃から知ってますが、本当に良い女優さんになりましたね。
悩みながらもプリマドンナになる為自分の精神を傷つけながら・・・
2面性をいかんなく演じきっていて、考えさせられる映画でした。
ナタリーの演技に圧巻。言葉がでない。
噂どおりにナタリーの演技がすごすぎて、しばらく現実に戻ってこれなかった。
初めからラストまで、暗い。
ニノ(ナタリー演じる主人公)の狂気が加速していく疾走感があり、2時間もあっという間。
セフレがテーマの「抱きたいカンケイ」よりも、美しいバレリーナの本作のナタリーの方がずうぅっと官能的。
トレーラーの羽を抜くシーンを観たとき鳥肌がたつ恐さでびくびくしてたけど、本編ではナタリーの演技に飲み込まれていく感じ。
レイトショーで夜中に観て、ぼんやりした気持ちのまま寝るのをお勧めする。朝見ちゃダメな作品だと思う。
踊り子とアーティストを分かつ何か
評判通りでした。
踊り子とアーティスト、その間を分かつ何か。もがきながら超えることを望む美しい白鳥、ニナを演じるナタリー・ポートマンが素晴らしかったです。
黒鳥は凄かった。そしてさらに美しく輝き、劇場で観て良かった!と思いました。
踊り子で終わった母親、チャンスを得た娘を柔らかくしめつけるのは嫉妬心からなのでしょうか。オルゴールが母親の想いを象徴しているようで印象的でした。
ニナはそういう娘なのでいいと思うけど、芸術家ばかりにしては全体に台詞がサラサラしてて子どもっぽい印象なのは惜しい気がしました。
まあ、台詞の無い場面が重要な作品ですし、字幕頼りなので本当は違うのかもしれませんけど。
ポートマンの鬼気迫る演技作品
ナタリー・ポートマン
僕の中では、レオンのマチルダのイメージくらいしかなかった。
ですが、アカデミー賞獲得も、頷ける演技力だと思います。
特に、メイクもあるけど、黒鳥のニナは、ポートマンじゃないみたい。
また、女性同士の濃厚ラブシーンや、ひとり・・・のシーンは、
こんなシーンも出来るんだ、とちょっとビックリ。
が!本当に久しぶりに、「痛い痛い」と
途中途中で目を逸らしたり、閉じたりしちゃいました。
個人的には、スリラーというより、ちょいスプラッター作品です。
ラストも、こういう終わり方?という感想。
作品内容云々というより、
ナタリー・ポートマンの演技力に尽きる作品。
バレエのシーンは、興奮します。
絶対観て!とオススメしたい作品ではありませんが、
鬼気迫るポートマンを観たい方は、劇場でご覧下さい。
シックス・センスの時みたいに、ビクッってする場面あり。
ナタリーポートマン主演のサスペンス・スリラーですよ。
物語は~
バレエダンサーのニナは、とにかく真面目な性格。
白鳥の湖の主役の座を掴んだものの
性格が踊りにも反映しているため
儚げな白鳥の踊りは完璧に踊ることが出来るけれど
王子を誘惑する黒鳥の踊りが上手く踊ることが出来ません。
演出家や新人バレリーナ、そしてニナの母親との関わりを織り交ぜながら
ニナがだんだんと精神的に追い詰められていく様子が描かれていきます。
話が後半に進むほど、怖さが増していきますよ~。
幻覚と現実が交錯する中、ニナが見る映像に
ヒェ~~~!と思わず力が入っちゃったりして。
私が注目したのはニナの母親。
過保護というだけではなくて
実はニナにすっごいプレッシャーかけまくってるんです。
私も2人の子を持つ母ですが・・・
こんな風にならないように気を付けようってしみじみ思っちゃった。
ナタリー・ポートマンは見事!この作品でオスカーの主演女優賞をGET!
うんうん、納得。なかなかの演技でしたよ。
Hなシーンも結構あったりしますし。頑張ったなぁ~って。
ただ、役作りのために10kgの減量をしたとかで
普段から外国人の女優さんとしては
それほどメリハリのあるボディではなかったのに
ガリガリになっちゃって・・・。
ホント痛々しいって感じでした。
更には、役に飲み込まれていっちゃうしね。
私で良ければ友達にしてください。そんなに悩まないでぇぇ~~~!
と声を掛けたくなるほどでしたよ~。
え?困った、大変じゃん!
なぁ~んだ、良かったよぉ~。
なに?やっぱり、そう来るか・・・
みたいなエンディングです。
そうそう今回、ガルガリなナタリーポートマンですが
最後のカット、顔のアップがとても綺麗なので
ちょっとホッとしたりしましたよ。
ブラックスワン星は~
4つです。
迷っている方、劇場へ!!
久々に、評価通りに裏切りなく感動出来る映画です。
ナタリーが凄い、これがアカデミー賞演技だって。
あっという間の2時間でした。
ぜひ、劇場鑑賞 お勧めします。
それより、役のせいもありながら、“ノニー”月日の流れを痛感。
色々あったけど、頑張って!!!!
ポートマンの白から黒への変容ぶりに、鳥肌が立ちました。
とにかくポートマンの白から黒へいきなり変容する演技が凄すぎて、息をのみました。アカデミー賞を取ったのも当然の作品でしょう。
ただポートマンだけが評価されるのは、異議ありです。本作のダーレン・アロノフスキー監督の観客を突き放しつつも、巧みに背景を推測させていく、演出の巧みさにももっと評価されるべきでしょう。そして、小地蔵がマイベストとしてリスペクトしている監督の前作『レスラー』と同様に、主人公が追い込こまれて、崩れていく描写のうまさも特筆ものであると感じました。
ちなみに本作は、元々「レスラー」の伏線としてストーリーが考えていたそうです。しかし、とても描ききれないと判断して、スピンアウトして誕生したのが本作です。どことなく二つの作品には、共通した哀しみが漂うのも、「一卵性双生児」だからでしょう。そして、二つの作品に共通するもう一つの点として、「何かに取り憑かれる人々」の物語であるということができます。
主人公のニナは、ニューヨークのある一流バレエ団に所属し、バレリーナとして人生の全てをバレエに捧げる日々を送っていました。母は元ダンサーで、今では絵画を描く日々を送っている。母は自分が果たせなかったバレリーナとしての夢をニナに託し、ニナに対して過剰なほどの愛情を注いでいたのです。そんな母の願いを受けて、ニナはプリマ(主役)を目指して努力する生真面目な女性でした。
そんなニナにチャンスがやってきます。興行動員が落ち込んでいたバレエ団は次の公演で新演出による『白鳥の湖』の上演を目指すことになったのです。しかも、芸術監督ルロイは、これまでのプリマだったベスを引退させて、新たなプリマを抜擢すると発表しました。
ニナも候補に入り、果然ルロイにアピールします。しかしニナには根本的な欠陥がありました。『白鳥の湖』の主役は、純真で無垢な「ホワイト・スワン」と官能的で邪悪な「ブラック・スワン」の二役を一人で踊らなければならない役どころ。相反することがらをひとりで表現できなければならないのに、ニナは箱入り娘で育ったせいか、潔癖症なため、全く官能的な表現ができなかったのです。
それに対しライバルのリリーは、自由奔放で男を誘惑することに長けていて、ブラック・スワンをその身で体現しているような踊りをニナに見せつけます。ニナは焦って、「ブラック・スワン」に成りきろうとすれば、自分のなかに宿るダークサイドな一面を見つめざるを得なくなります。それがラストにとても危険なことにつながっていくことを、本人も気がついていませんでした。
ニナのダークサイドな一面の端緒は、オーディションのとき、いきなりキスをしてきたルロイの唇を噛んでしまうようなところに。ニナに意外な面があることに気付ついたルロイは、自分の考えを翻し、ニナを主役に抜擢したのてす。
しかしプリマの重圧から、ニナは精神的に疲れ、幻覚や妄想といった精神病的な症状に悩まされるようになっていきました。もしもの時の代役として控えているリリーが、自分がせっかく射止めた主役の座を奪おうとしているようにも思えてならなくなっていたのです。ルロイは、ニナのブラック・スワンを演ずる時の寒々とした完璧主義的な踊りを厳しくダメだしします。相手役の王子を性的に魅了するような情熱に欠けていたのでした。
トマスのアパートに立ち寄ったニナに、ルロイは自身で性的な喜びを追求することが必要だと言って、ニナを帰してしまいます。女としても、見てくれないことにショックを抱くニナでした。
帰宅したあとのオナニーシーンが色っぽかったです。またリリーとレズビアン的なセックスもあり、まさにポートマンは役に体当たりしています。
「レスラー」同様、舞台裏の楽屋や狭い廊下で主人公を追うのは、主に手持ちカメラです。しかし「レスラー」のドキュメンタリー・タッチに対し、こちらはまるでホラー映画のようです。ニナの狂気は具現化され、「エクソシスト」で悪魔に取り憑かれた少女のように、邪悪な黒鳥に変わっていくのです。その映像は圧倒的。
バレエのスタジオや楽屋に無数にある鏡が、ニナの姿を様々に映し、やがて合わせ鏡の中の像が無限に分裂していきます。同時にニナの中の白鳥と黒鳥も分裂し続け、決して止揚されません。ついには黒鳥がドッペルゲンガー(もう一人の自分)となって暴走しだします。不安定な手持ちカメラの生々しさ。鏡の中の顔が悪魔の形相に変わるショック。ホラー映画のテクニックを駆使し、ニナの見る幻想が異様な緊張感と官能で描かれます。
本作で、鏡は重要なシンボルです。ニナはいつも鏡を通じて自分を見ていました。鏡は、時としてニナとは違った行動をとったり、そこに写るべきものが写さなかったり、不思議な描写をします。それが意味するのは、「鏡を通じて作られた自分」であり、鏡とは自分をコピーのように育て上げようとした母親を意味するのではないでしょうか。「鏡」の一部で行うラストの衝撃的な行動は、母親からの自立を目指したかったからではないだろうかと思えました。それをふりきるためには、数多くの苦悩とこれほどまでの犠牲が必要だったのです。「私、感じてたわ。完璧よ。私、完璧だったわ」という最後の言葉は、やっと母親に認められて、母親から卒業できた安堵の言葉だったのかも知れません。
圧巻は公演シーン。ほぼ完璧にバレリーナになり切ったポートマンの演技が本作に命を吹き込んでいました。撮影前の10か月間、毎日5時間に及ぶトレーニングを積み、9キロの減量をして、たっぷりとある踊りの場面のほとんどすべてをこなしたそうです。
少女時代にバレエの経験があるとはいえ、本物に見せるには超人的な努力が必要だったでしょう。演技というレベルを超えた、狂気すら感じさせます。ポートマンもまた、ニナという役に取り憑かれたのではないでしょうか。
観客もまた、主人公と共に取り憑かれて、迷宮をさまようことになった2時間でした。
追伸
但し、引きのショットは極力回避されているものの、群舞などの引きのシーンでは、ナタリー・ポートマンの顔面をCG合成しているようです。バレエでは、全般的にバストアップの構図を多用することで、表情などの演技に観客の視線を集中させ、彼女の踊りの未熟さを上手くカバーしてしまっているところが、上手い撮り方だなと思えました。
ポートマンに埋もれてしまった格好ですが、ヴァンサン・カッセルもなかなかプレイボーイぽい舞台監督を好演していたと思います。
切実な痛さ
皆さん、こんにちは(いま5月19日10:50頃です)
皆さん、大絶賛されてますね。
だから、僕は違う切り口でこの映画を評価したいと思いました。
それは「痛さ」です。
たとえば、
①ささくれ立った指先の皮をむくことだったり
②なぜか、背中についた擦り傷だったり
③背中に刺さっていた棘だったり
④バレエダンサーの職業病のような足の爪が割れたり
⑤おなじく、足の指がくっついて離れなくなっちゃったり
と「痛さ」が満載です。
精神的に追い詰められるニナだけど、
肉体的なところからも、これでもか、これでもかと攻め立てくる。
実に痛いんです。ひとつひとつは耐えられないことはないけれど、
波状攻撃にようにやられると参ってしまう。
僕もその痛さに耐えられなくなって顔をしかめてしまったのです。
アロノフスキー監督は前作「レスラー」でも痛さを表現していた。
流血の場面やイスでぶん殴るシーンなんかはリアリティたっぷりでした。
それがある意味、虚構であっても。いや虚構であればあるほど、
リアルな感覚が必要なんですね。
その監督のサディズムの耐えたナタリー・ポートマンもまた見事。
ずいぶん、やせましたもんね。
そして、ブラックスワンになりきった。
アカデミー主演賞は当然でしょう。
白鳥から黒鳥へ、ジェットコースターのような映画でした。
評価A+
追い込まれる
ニナの妄想であるとわかっていても、見ている自分も
引き込まれ、追い込まれました。
作品として客観することに慣れない私のようなタイプ
だと、健全な状態でなければダメージを受けるかも。
それだけナタリー・ポートマンの演技がよかったと
いうことなんだと感じてます。
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