ブラック・スワンのレビュー・感想・評価

映画の教科書のような映画です。主人公は何かに憧れているが、自身の性格や周りの環境からかなれない。夢を叶えるため、それを破壊しようという展開。この映画の場合、毒親のせいでか弱い主人公は白鳥は演じられても黒鳥は演じられない。主人公はその性格や環境を自ら変えていくわけだ。
役を取られてしまうのではないかと恐怖や心配がとても良く描かれた映画です。

すっごい面白かったんですけど！！！！！！！！！

内容的には暗くて救いようのないサイコスリラー作品。観終わっていやーな気分になった。ただそれを差し引いてもこれを観ればナタリー・ポートマンがこの作品に掛けた気持ちや覚悟が伝わってくるよーな渾身の演技。これは観てあげないといけなかったな！と勝手に思った。

まぁー暗くて救いのないストーリー。
でもナタリー・ポートマンの演技、情報量の多い映像、
そしてテーマに対する踏み込みのの深さ、全て高レベル。
もう高レベルすぎて鑑賞後の振り回された感がハンパなかった。

僕がこの作品のメインテーマとして捉えたのは「成熟」。
主人公・ニナは重圧に耐えきれず潰れてしまったけど
人が大きく成長・成熟するときは、
広い意味での苦痛が伴うものなのかもしれない。

ともあれ、自省的なストーリーや示唆に富んだ(映像の)隠喩など
すごく純文学的な作品だったと思う。
観てて辛いシーンも多くてエンタメ色は全くないけど、
観て良かったとは思えるのでけっこう高評価です。

リアル指向のヒューマンドラマ、ではなかった。
サイコスリラーというのでしょうか、そのような要素があり結構怖いです。そして痛い。
ですが、現実と非現実の境が失われて主人公が狂っていくまでの過程がしっかり描かれています。ラスト15分ほどの怒涛の展開には釘付けになりました。
主人公は最後、どうなったのか…

ナタリーポートマン、迫真の演技。努力と才能をフルに使いきった感じ。素晴らしい。

見終わったあとはくらーい気持ちになったけど、よくよく考えると彼女を苦しめていたのは彼女自身でしかいなかったのだと。
ありきたりだけど、自分の本当の敵は自分なんだなーと納得。

撮影方法や心理描写、舞台設定が良いのはわかるが話としてはなんとも言えない。おもしろい映画を見たいのならおすすめしない。

それだけ。

ナタリー・ポートマン見たさに鑑賞しました。人間の弱さと狡さと怖さがよく描かれていると思いました。重圧下での人間の心理、自分の生活の中にも当てはめられる部分があるなと。すごく引き込まれました！！

リアルな女の世界が観られますね…
バレエ界って現実こんな感じなのかな…💭

ウィーンにあるユダヤ博物館に行ったら、この映画の最後の怖い場面が何度も繰り返しモニターでみることができるようになってた。彼女がイスラエルの人だから？その演技にユダヤの何かがあるから？
説明は色々あったけれど、ひたすらその場面のリピートの意味がよくわからなかった。怖かった。
でも、映画そのものは面白い、というか一度は見る価値あるのかなと思いました。あんまりにも痛そうなのでまだ1回しか見ていませんが。

ナタリーポートマンが上手い。
結末は現実味を帯びてないけど、ハラハラさせてくれた。

表現が凄い映画だった😁

ミステリーでもなくサスペンスでもなく表現しずらい。
ある意味アーティスティクに感じてしまう。
でも話題にするほどでもないかなと。

プレッシャーから悪にのみこまれていく。

こわい、それに尽きる。
狂ってる、でも美しい。

痛すぎる。。

最後がなんだかせつなかった…

いいですね、こういう現実と虚構が入り混じる心理サスペンスは。
今時の映画としては珍しく重厚で複雑でかつ余韻が残る映画でした。

観ている方も現実と幻覚の区別が無くなる不思議な感覚。ナタリー・ポートマンの迫真の演技にグイグイ引き込まれていった。

頂点にたつ人はプレッシャーも人一倍。それに耐えうる精神力と強さが必要で、敵は自分の中にある。
真剣だからこそ狂気に捕らわれるんだろうなぁと思った。
ある一線を越えられないのは自分自身

リリーのリアルさがいい
ナタリーはプロ！あそこまで体を絞り込むのは大変だったのでは。